今乗りに乗っているスポーツカー勢。
盛り上がった前回記事に続き、スポーツカーなんでもランキング2016後編をお届けします。
後編では主に国産スポーツカーを中心に取り扱っていきます。
前回記事はこちら↓
スポーツカー人気ランキング2016!面白カテゴリ分け大集合!前編
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Contents
スポーツカー人気ランキング2016後編!
それでは前回同様、面白カテゴリ別にスポーツカーをランキング形式で発表していきたいと思います。後半はよりマニアックなランキングですよ~。笑
走り屋御用達部門
走り屋=FR駆動方式という図式があります。つまり楽しくドリフトができるかどうかが評価のポイントになります。しかしFFや4WDが好きな走り屋もいます。そこで総合的なポイントと走り屋の未来を支える要素を兼ね備えたクルマを選びました。また一般女性から最も遠い位置にカテゴライズされる車たちです。哀
第3位 マツダ・RX-7(FD)
こちらはもう生産されていませんが、日本自動車界の歴史に残る名車です。超ハイレベルのデザインとロータリーエンジン(おむすび型のピストンがグルグル回るマツダ唯一の技術)のおかげでエンジンは非常にコンパクト。独自の思想で今でも熱い信仰者が沢山います。笑 確かにずば抜けたボディデザインはかっこいです。
2002年8月に排ガス規制により生産終了しました。
マツダもこの車にかける思いは特別なものがあるようで、近々FDの後継車種が出るとのこと。楽しみですね。
第2位 トヨタ・86、スバル・BR-Z
86はトヨタチャンネルで販売されますが、同じ兄弟車のスバルのBRZがあります。製造はスバルが行っていますから、実質スバルの車ということになります。
86といえばかつて一世を風靡したトヨタ・AE86カローラレビン・スプリンタートレノですね。漫画イニシャルDでお馴染みの通称「ハチロク」と呼ばれるドリフトマシンです。(本当は普通のハッチバック車、というかただのカローラです)漫画人気が凄すぎて巨大メーカーが動き現代に蘇ったのがこの86です。
しかしハチロクとは全く違う次元のクルマが出来てしまいハチロクファンの心をいまいち掴みきれなかった86ですが、こんな遊び心たっぷりカーを作ったメーカーの社会的意義は大きいです。こういった車を選択できる日本人は本当に幸せですよ。ちなみにこの車、海外では本国日本の2倍売れています。笑
第1位 ホンダ・CR-Z
スポーツカー冬の時代と言われた時にホンダが市場に投入したスポーツカー好きの心をくすぐるハイブリッドスポーツカーという個性的なジャンルの車です。
かつてホンダにはCR-Xというリアを思いっきりぶった切ったようなデザインのFF車がありました。スポーツ走行が好きな人達から大変人気の車でしたが、そのCR-Xの後継に当たるのがこのCR-Zです。
現代のホンダ電子制御デバイスをフルに投入、走る喜びと盛り上がる演出が高次元で実現され、排ガス規制により一網打尽にされた走り屋車たちに変わってハイブリッド技術が惜しみなく使われた新時代スポーツで、一部の人達から熱狂的な支持を受けています。あの土屋圭市もべた褒めだった面白ハイブリッドカーと言えるでしょう。
車は実用的なもんだ、走りなんて今時・・・と世間からスポーツカーが冷たい目で見られ、味方が一人もいなかった時もCR-Zは頑張りました。そういった意味で今の走り屋グルマにバトンを渡したのですから、CR-Zがこの部門1位です。
忘れられた過去の栄光部門
かつて一世を風靡しながらもブーム過ぎ去りし悲しきスポーツカー達です。こうして見ると時代の流れを感じます。
第3位 トヨタ・スープラ(80型)
80スープラは鬼加速で有名でした。70型スープラは馬力こそあるものの重い車重で「直線番長」と汚名を浴びせられてましたが、2代目スープラはレースでも大活躍!全日本GT選手権でも分厚いトルク重視のエンジンでコーナーの立ち上がりで他のライバルを引き離して安定した走りを見せてました。ただ、今スープラを支持する人がどんどん減っているのが哀しいです。
個人的にはあの印象的なウルトラマンみたいなフェイスは好きになれませんでしたが、速さは本物だったと思います。スカイラインGT-RやNSXたちと一時代を築き上げた名武将の一人です。
2002年8月に排ガス規制により生産終了しました。しかしもうすぐ新型スープラが登場するといわれています。
第2位 日産・フェアレディZ
Z32型は日本のバブル期を代表した車で、かつてアメリカでZカー(ズィーカー)と呼ばれ大人気、チヤホヤされたスポーツカーです。日本でも名車として図鑑に必ず乗っている初代フェアレディZや、悪魔のZと呼ばれるS30型のフェアレディZが有名です。
昔、スカイラインGT-Rが乗用車をベースにしたGTスポーツカーというカテゴリーだった時、日産唯一の専用設計ピュアスポーツカーと呼べたのがこのフェアレディZです。特徴的なヘッドライト、リアコンビネーションランプのデザインであるブーメランアイを始め、今の日産スポーツデザインブームの火付け役になったのもこの車です。
しかし現代は半分忘れられたような存在になっています。あまりにもGT寄り高級志向になってしまったからでしょうか。重量級の高級スポーツです。とはいえ元々フェアレディZはそんな雰囲気を持つ、コーナーリングでなど勝負しない大人のスポーツカーでしたね。
そんなフェアレディZですが、新型登場の噂が出てきました。どんなスポーツカーが現れるのでしょうか!?今から楽しみですね。
第1位 ホンダ・S2000
この車種ほど華々しくデビューし多くの人に期待されながらもその後パッしなかったスポーツカーも無いのではないでしょうか。
いつも批判ばかりするモータージャーナリストたちはもちろん、この車に飛びついた一般ユーザーや芸能人たちからも「つまらない」「操れない」と散々な評価だったS2000。実際私の知り合いも初期ロット物を新車予約し手に入れ、僅か1週間で売却してました。笑
マツダ・ロードスターとは車作りの思想が違うんでぃ!!とホンダが全勢力を投入。F1エンジンのように超高回転域まで吹け上がる、まるでバイクのようなホンダらしいエンジンを搭載し、オープンカーでありながら十分すぎるほど車体剛性を確保し、レースでもクラス優勝当たり前の速さ。それに加えそこそこスタイリッシュな外観も持っていたのに「カチカチ過ぎてつまらない」と言われるとは、車って本当に感性的なものだと思ったものです。
S2000にかけるホンダのこだわり・思いは尋常ではなく、相当悔しがってますから近々デビューが噂されるS1000と新型S2000では、S660で私達の心を鷲掴みにしたスパイスをこれでもかと効かせて来るでしょう。
その意味でホンダ・S2000は今後最も期待すべきスポーツカーと言えるでしょう。
ホンダS2000新型フルモデルチェンジ!2018年にデビューか?
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遥か彼方の憧れ部門 国産編
超弩級の国産スポーツカーランキングです。およそ庶民には手の届かない高嶺の花ぞろいです。いつかは乗ってみたい…そんなクルマたちが集まりました。
第3位 トヨタ・レクサスLFA
「国産で究極の車を作る」と意気込んだトヨタが世に放ったヤマハ製V10エンジン搭載フロンドミドシップレイアウトのスポーツカーです。
今回のランキングに登場する全車種のなかでもっとも稀少な車と言って良いでしょう。なにせ生産台数がわずか500台なのですから。価格はビックリ3,750万円です。いくら限定車とはいえもうアホかと。
贅を尽くしたその内容はなんともトヨタらしいもの。ボディの65%はカーボン製。残りはアルミ製なのですから車重はわずか1480kgというとてつもない軽さ。一見4人乗れそうな車体だが2シータースポーツであり、スポーツカーというよりもはやスーパーカーのカテゴリに近い車です。
ニュルブルクリンクでも当時量産車世界最速ラップである7分14秒64を叩き出し、レースでも活躍しました。
今中古市場ではプレミア価格が付き、新車価格のおよそ1.7倍の価格で取引されています。
第2位 日産・GT-R
国産スポーツカーでは珍しく独自のストーリーを持つファンタジックな車です。
潰れかけた日産を救うためにゴーン代表がとった施策の一つに、かつてレースで連戦連勝だった車、そうあのスカイライン対策がありました。そしてスカイラインGT-Rという車名は消え、日産・GT-Rという車名になったのがこの車です。
要は今までのスカイラインファン達に向き合った車作りをしていては旧態依然の日産が復活することは難しいとの判断だったのです。
年々ユーザーからの要望により肥大化、そして袋小路にハマっていったスカイラインGT-R。そもそもの出で立ちがグループAと呼ばれる国内レースでの優勝というものだったため、エンジン排気量も中途半端で箱型ボディに超性能の中身と世界的に見ても特殊、まさに珍車中の珍車だったわけです。
そんなスカイラインGT-Rでしたが、カルロス・ゴーン氏が消さなかったのもGT-Rという名前でした。このGT-Rという響きに人生をかけた人達も多くいて、彼らが日産を底で支えてくれているという調査結果もあり、日産の歴史・技術の象徴として今までのリミッターを全て解除して誕生したのが新星GT-Rです。
国産自主規制であった280馬力を軽々とぶち破り、公道では馬力に制限がかかるがサーキットに持ち込んだ途端GPSの制御により怒りの咆哮をあげるとんでもないマシンです。笑
この新型GT-R、性能から考えると大バーゲンプライスとはいえ、1000万クラスなので一般人には買えません。
【特集】日産スカイラインGT-Rの軌跡。日本車のイメージを変え世界でゴジラと呼ばれた車
第1位 ホンダ・NSX
初代から数えて2代目となるNSX。まだ市販化はされてませんが、もう秒読み段階といわれています。
特徴的なミッドシップレイアウトと低いノーズ、幅広い車体、ひと目でそれと分かるスタイリングを持った国産唯一のスーパーカーといえるでしょう。
初代はオールアルミボディーで世間をあっといわせました。しかも開発にあの伝説のF1ドライバー「アイルトン・セナ」も関わったというのですから驚きです。
今作はカーボン技術がふんだんに使われ、とんでもない高性能カーとして華々しくデビューを飾るでしょう。まぁ初代同様庶民が気軽に買えるような値段ではありません。なんと1800万円~です!!※初代は1000万クラス。
デザインは最近のホンダ車らしくスラっと細く左右に伸びたヘッドライトと騎士のマスクのようなグリルが特徴的ですね。同じくホンダ製のS660と通ずるものがあります。
今後市販化される予定のS2000、S1000もこんな雰囲気なんでしょうね。それにしても相変わらずNSXは国産唯一のスーパーカーシルエットですね。
ホンダNSX新型2016年秋にフルモデルチェンジ!価格スペック情報
スポーツカー考察
なぜ人はスポーツカーに魅力を感じるのでしょうか。それはスポーツカーの持つ特徴が人間の感性的(感情的)な部分、そして本能に深く結びついたものだからです。
一般にスポーツカーと呼ばれる車の特徴は一般乗用車と比較して動力性能に優れ、ドライバーの思い通りに操ることができるという点、そしてなによりもカッコいい外観デザインやヤル気にさせる室内デザインが挙げられます。
これらスポーツカーの持つ魅力は「美人」を求め、「人よりも優れた能力」に強い憧れを持つ男性の本能をそのままカタチにしたようなものです。
実際に仕事もスポーツもできてその上美人を連れ回している男性は「強いオス」であり、世の男性の憧れの対象であり嫉妬の対象でもあります。笑
だからスポーツカーには憧れはあるけれども、分不相応の人間がスポーツカーに無理して乗っていたり、下心丸見えだと軽蔑の対象となるわけです。これも本能の成せる技ですよね。
私自身スポーツカー好き丸出しだとカッコ悪い、そんな思いがありました。ところがこの記事と前回記事合わせて1万文字を余裕で超える記事を一気に書いてしまう自分を振り返った時、ああ本当にスポーツカーが、そしてクルマが好きなんだなぁと思わずにはいられません。
スポーツカー人気ランキング2016!面白カテゴリ分け大集合!前編
昔からスポーツカーは人の人生に深く関わってきました。今は環境重視になりましたしその時代の流れは歓迎すべきものですが、F1の興奮をはじめ人間のスピード欲は決して無くなりはしません。
少年が遊園地でゴーカートに乗ってはしゃぐ。スポーツカーにはあなたをそうさせる力があります。そんな分かりやすい感動・人生の幸せをあなたも感じてみませんか?
スポーツカーに人生を支配されるのは困りものですが、日本人は人に迷惑をかけない範囲でもっとクルマを楽しんでも良いのかなと思う今日この頃です。
お付き合いありがとうございました。
【特集】2016人気車ランキング!軽自動車SUVスポーツカーみんな集まれ!
追記 100万円以下で変えるスポーツカーを集めました。
盛り上がっているのは中古市場も同じです。人気トップ10の車に一言コメントを付けてランキング形式にしてみました。
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