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2016ミニバン大好き日本人による人気ランキング!なぜこんなに人気なのか?
- 2016/7/1
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日本人はミニバンが大好きです。この国は正にミニバン大国ニッポン。
右見ても左見ても北から南、東から西を見てもミニバンだらけです(笑)。なぜこのような状況なのか面白車好きとして放っておけない状況ですので、人気ミニバンランキングを交えて考察していきたいと思います。
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Contents
ミニバンとは?
ミニバンとは、もともと日本で生まれた造語です。アメリカのバン(フルサイズバン)は日本でいうと宅配トラックくらいの大型の乗用車であることから、小さいミニバン=ミニバンと呼ばれることになったのですが、アメリカ人の感覚的からしたらミニミニバンが妥当でしょう。今のミニバンというカテゴリーは行政上の区分けの都合で呼ばれているだけなので、ミニが小さいという意味ではないようです。
ミニバンは一般的には乗車人数が多い1.5BOX、2BOXを指します。昔からアメリカにはボンネットバンと呼ばれる車があり、普通のバンのような商用の香りがしないボンネットバンはスタイリッシュな位置付けでアウトドアユーザーから人気があり、1987年に登場したシボレーアストロを一つのキッカケにして日本でも注目されるようになりました。
日本でミニバンブームを巻き起こしたのは、ホンダ・オデッセイが最初だったのではないかと思います。CMは社会現象にもなりましたよね。その後イプサムやエスティマなど様々なミニバンがヒットを飛ばしました。
ニッポンのミニバン人気ランキング!
今人気のミニバンランキングです。※カーセンサーによる2016年6月のデータ
- 10位「トヨタ シエンタ」
- 9位「トヨタ ノア」
- 8位「トヨタ ヴェルファイヤ」
- 7位「トヨタ エスティマ」
- 6位「日産 エルグランド」
- 5位「トヨタ ヴォクシー」
- 4位「ホンダ オデッセイ」
- 3位「トヨタ アルファード」
- 2位「ホンダ ステップワゴン」
- 1位「日産 セレナ」
トヨタ多いですねー。今でこそ各社少しだけ個性が出てきましたが、一時アルファードがメガヒットを飛ばすとミニバンメーカーが一斉に同じ顔に変え始めました。(笑)
日産もホンダも当初はアイデンティティー出して頑張っていたのですが、アルファードの一人勝ちに耐え切れず、セレナもステップワゴンも、アルファード出したトヨタまでも他の車種をメッキ顔のオラオラドヤドヤ顔に変えていきました。
本当に一時期、どのミニバン見てもデザインがそっくりで見分けがつかないほどでした。確かにメッキ顔にするだけでバンバン売れるのですから採用しないわけにはいかないという事情は理解できますし合理的です。
しかしそれで良いのか日本の車メーカー?とひたすら町中に量産されるミニバンを見て哀れみ、この流れは一体どこまで行くのか?と不安になりましたが、最近のホンダステップワゴンなどは顔をスマートに戻して来ましたね。賛否両論のわくわくゲートなどもありますが、個人的には素晴らしい試みだと思います。ホンダはいつも一番最初に殻を破りますね。
ミニバン人気は日本人の不安を象徴
最近流行りのマイルドヤンキーなんかが好むのはアルファードやヴェルファイヤといった見栄を張れる顔面勝負の押しが強い車です。ミニバンなんで大切なダチみんなでワイワイ移動できます。しかし以前はこうした車はエルグランド一択だったんですがね、少し状況が変わりましたね。
また一般的に女性はミニバン好きが多いです。特に彼氏や旦那にはミニバンに乗ってもらいたいという人が多く、その理由も車などなんでも良いのだけれども大きい方が何かと便利で楽チンということなのでしょう。安定志向の女性らしいです。
日本人は世界的に見ても無類の「保険好き」です。つまりいつも満たされていなくて不安ということですね。保険はそうした不安感につけ込み契約させる金融商品です。確かに最低限の保険は生きていくために必要ですが、多くはアクセサリー要素の高い「いざという時のお守り」的なものです。
日本のミニバン人気も正にこれです。つまり「ある程度見栄を張れる」「安定志向」「いざという時のお守り」なんですね。一部のミニバンユーザーは毎日多人数乗車という必要環境なのかも知れませんが、多くのミニバンユーザーは日常で使う時の乗車人数が1~2人という状況です。
普段は2列目3列目シートの出番は全く無く、年に数回あるかないかの多人数乗車行事のために大きくて燃費の悪いミニバンに乗り続けるのが日本人です。なんて非合理的なのでしょうか?
この自動車ファンを見てくれているあなたのような人を含め、私達面白車好きもどちらかと言うと非合理的な存在だと思いますが、その理由が違います。ミニバンに意味もなく乗る人達は「不安」からくる非合理であり、私達面白車好きは「好奇心」からくる非合理です。
どちらが良いという話ではありません。大切なことは「自分の人生にとって何が必要で何が必要でないか」だと思うからです。だからこそ町中に溢れる大漁のミニバンを眺めながら、「不安に負けず、本当に好きなものをチョイスできる幸せな人」を増やすべく「どうしたらもっと面白い車の魅力を伝えられるだろうか?」と日々ほくそ笑む私がいるのです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
追記
ミニバン記事に対する反響が多かったので続きの記事を書きました。
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