
車の世界で日本を代表するものといえば「軽自動車」です。
ガラ軽とも呼ばれ世界的にも珍しい独自企画で作られるミニマムプレミアム、それが日本の軽自動車です。
今回はそんな軽自動車が雪道を走ったら、いったいどの車が1番強いのか?ということをハッキリさせるために各メーカーの主要な軽自動車たちを比較してみました。その結果をランキング形式でお伝えします。
※なお、今回のランキングは4WD+全車スタッドレスタイヤの装着を大前提としております。いくら高性能軽自動車たちとはいえ、流石にノーマルタイヤ(夏タイヤ)ではツルツルの雪の上では目も当てられません。
それでは、行ってみましょー!
スポンサーリンク
Contents
第5位
ダイハツ・キャスト・アクティバ
2015年、突如ダイハツからリリースされたアクティブ軽自動車、キャスト・アクティバ。
近年多様化するニーズに答え、同時に3バリエーション展開されたキャストシリーズのアウトドアテイストな性格を持つのがこのアクティバと呼ばれるモデルです。
近年人気の、少し車高を上げただけの軽自動車ではなく、ダウンヒルアシストコントロール(雪道など滑りやすい下り坂などで自動で車速を制御する技術)、グリップサポート制御(片輪が空転してもブレーキをかけ駆動力を確保する技術)を搭載し、キチンとした雪道性能を持っています。
ダイハツ・キャストアクティバは、かつて一世を風靡したスズキ・Keiのようなパッケージングですね。
第4位
スズキ・ハスラー
来ました!ワクワクする軽、スズキ・ハスラーです。
2013年、消費税が8%になる直前に鳴り物入りでデビューした、スズキの「遊べる軽」です。
ベース車両はは軽自動車の大御所、ワゴンRというスタンダートトールワゴンでありながら、スズキお得意のお手軽オフロードイメチェンによって18cmの車高を確保。
さらに悪路に強いスズキ電子制御のヒルディセントコントロール(急勾配の道を下る際に、ABSを作動させてブレーキを自動制御し、車速を抑える技術)、とグリップコントロール(空転した車輪にブレーキをかけ、トラクションを確保する技術)で武装、MTではなくCVTですから難しい操作は全部車任せ、ハスラーにおまかせ!です。ドライバーはハンドルのみ操作しながら雪道の下り坂を下っていくことができます。これなら凄く安心ですね。
まさに可愛い顔した狼、いやハイテクの塊であるハスラー。雪に強いと言われるのも納得です。さらに燃費も良いのですから凄いです。
ワゴンRに少々色化粧して全国の旦那さんよりも奥さんの心を鷲掴みにしたこのハスラー。誰が運転しても雪道に強いとなったらさらに販売も人気上昇でしょう。笑
第3位
ダイハツ・テリオスキッド
あまり目立たない存在ですが、テリオスキッドはダイハツの誇る本格4WDオフローダーでした。でしたというのはこの車、もう生産されてないのですが、まだ中古市場には玉数豊富です。
基本設計自体は古いのですが、なんと軽自動車でありながらフルタイム4WD車(常に4輪に力が伝わる方式)なのです!流石にランキング上位の車にオフロード性能では敵いませんが、雪道ではほぼ互角のポテンシャルを見せます。
通常の道では多少ゴツゴツした乗り心地で快適性では劣りますが、それも悪路走破性を高めるためのセッティング。最低地上高も十分高く、イザという時には雪道をガンガン走ることができる車です。
地味な車とはいえ、未だ大事に乗り続けている人が多いのにも納得ですね。
こちらの動画では、テリオスキッドの乗用車バージョンであるテリオスが、真っ白な雪の峠道をどこまでも走っていきます。車体の大部分が共有化されている2台ですから、テリオスキッドも同じような走破性でしょう。
第2位
ミツビシ・パジェロミニ
今はもう生産されていないパジェロミニですが、中古市場にはまだまだたくさん在庫があります。
昔から軽オフローダーの雄として多くの人に愛されてきたパジェロミニ。当然雪道にも強く、ラリーでお馴染みのミツビシ・パジェロ譲りの悪路走破性を受け継いでいます。
確かに常軌を逸したほど本格的な4WDではないのですが、通常の用途で雪道を走るレベルだったら全く問題はない性能を持っています。
パジェロミニは室内の快適度はこの手の車にしては高く、全路面において高レベルの走り、乗り心地を発揮します。
このパジェロミニ、そろそろ新型が出ると噂されています。雪道性能により磨きがかかって鮮烈デビューとなるでしょうか。
初代パジェロミニが積雪50cmほどもある平野を余裕で爆走しています。カッコいいです!パジェロミニ欲しくなりますね。
スポンサーリンク
第1位
スズキ・ジムニー
やはりジムニーが雪道でも強さを見せ、一位となりました。
ジムニーはフルタイム四駆(常に4輪が駆動輪となる方式)ではなく、パートタイム四駆です。実はパートタイム四駆のほうが質実剛健、極悪路に向くと言われています。
また、一位になる理由としてジムニーは前後サスペンション共に車軸式サスペンションを搭載、極悪ロでの接地性を確保し、さらにボディーとシャーシが別のスズキ伝統ラダーフレーム式であるため車体への衝撃にも強く、他の車とそもそもの構造が違います。
ジムニーは男の中の男、真の冒険野郎にピッタリの汗臭い車です。笑 (断っておきますが、私はジムニー嫌いではなく大好きですから)
ジムニーのパートタイム四駆機能は2WDと4WDの切り替えが可能で、路面状況によって最適な方を選ぶのですが、ジムニーはスイッチ1つで切り替え可能です。
実際に東北地方や北海道では本当に良く見かけます。最新型のものから大昔のボロボロジムニーまでゴロゴロいて、雪と共に暮らす人々にとってなくてはならない国民車なんだなと思わずに入られません。
軽自動車のなかでは重量級のジムニーですが、普通車と比較すれば比較にならないぐらい軽いので雪に深く埋まることもなく、豪雪地帯もスイスイクリアしていきます。
ジムニーだらけの雪上のレースを御覧ください。とんでもエクストリームレースでジムニーが暴走、あっちこっちで転がりまくってます!!いくらジムニーが凄いからってやり過ぎですよ!笑
スポンサーリンク
雪道に強い軽自動車ランキング総評
いかがでしたか?少しランキングを振り返ってみましょう。
第5位のキャスト・アクティバに搭載された技術の数々。あれ?これって第4位のハスラーによく似た機能ですよね。そうです、これはダイハツがハスラーを超ライバル視し、キャストアクティバを思いっきり正面から対抗してぶつけてきた結果なのです。熾烈な争いですね。
ちなみにこの2台は女性視点での軽自動車ランキングでも熾烈な争いを繰り広げてます。笑
軽自動車ランキング2016!女性に褒められるのは一体どの車だ?
第3位からは各車、軽4駆としては本格派の部類に入ります。
ダイハツ・テリオスキッド、ミツビシ・パジェロミニ、スズキ・ジムニー、それぞれメーカーも違えば、設計思想も違います。全部燃費面ではあまり褒められたものではありませんが、日本の雪道をガンガン走る小さな相棒として表彰台入りした3車種には特別な敬意を払い、今回のランキングを締めたいと思います。
みんなの投票
ここでみんなの投票です。最後に雪道を走る軽自動車についてあなたの意見をどうぞ。

ご協力ありがとうございました。
よくよく考えてみれば、日本には普通車含め面白実用車がたくさんあって幸せだと思います。自動車立国バンザイですな。
普通車も含めた雪道に強い車ランキングはこちら
軽自動車はもはや乗用車並と言っても良いほど立派な車に育ちました。そもそもの出発は貧乏人にも車を持たせてたっぷり働いてもらおうとした国の施策によるものですが(笑)過去はどうあれ今の軽自動車は独特の旨味があります。だからあなたも私もコンパクトカーか軽自動車かで悩みまくりです。
追記 2016国産面白スポーツカー大集合!
さまざまなカテゴリ別に最新スポーツカーをランキング形式にしました!前編後編に分けて大発表です!あなたの大好きなあの車種も登場するかも!!
スポンサーリンク
関連記事です
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。