「うわっ!!車が謎の薄黄色の砂まみれに!??」
毎年3月から5月にかけてお隣の大陸からやってくる厄介な黄色い悪魔、黄砂。
一度車のボディーに付くとなかなか取れないくせに、普通に洗車するとなんと愛車が傷だらけに!!こりゃなんとしても避けたいですね。
そこであなたの愛車が黄砂まみれになってしまったときに気を付けていただきたい5つのポイントを順にご説明していきます。
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黄砂はいったい何者なのか?
黄砂は中国大陸の砂漠から偏西風に乗ってやってくる、非常に細かい鉱物などを指します。偏西風に影響されるので、3月頃から日本に飛来するのですね。
黄砂の降り注ぐピークとなる4月、酷い時には愛車が粉をまぶしたように淡黄色に染まってしまい、車の塗装に食いついてしまいます。ほんと厄介ですね。
さらに黄砂の降り注いだ次の日に雨だったりすると、あなたの車は見るも無残な姿に成り果てます。
同じく中国から届く嬉しくないプレゼントと言えば「PM2.5」ですよね。中国の車が原因の1つとなる厄介な物質ですが、調べてみると大変なことが分かりました。
pm2.5の原因となる中国の車。少しは日本車を見習って欲しい
衝撃の中国黄砂映像を…
お隣中国の本場の黄砂をご紹介します。もはやSF映画のようなピンチ映像です!日本なんか全然マシなんですね。これ見ると車の洗車がとかそんなレベルではなく、命の危険を感じます。
それにしてもこの世の終わりがぐんぐん近づいてくるような映像、怖すぎます。
【中国】本場の黄砂の威力!
どうして車に傷がつくのか?
黄砂には100分の1ミリほどの鉱物である固いシリカなどが含まれるため、こすったりするとそれらが車の表面をいとも簡単に傷付けてしまうのです。
髪の毛が約10分の1ミリほどですから、いかに細かいのかが想像できますね。こんなに細かいのにボディーに傷を入れてしまう力があります。そういえば塗装面を削るためのサンドペーパーも極細目になると非常に細かい粒子の集まりになりますから、黄砂タップリで塗装面を撫でるということはサンドペーパーで研磨するのと同じような原理になってしまうのですね。
車に傷付けずに洗車する5つのポイントとは?
黄砂対策として5つのポイントを順にご説明します。
1、普段からまめに柔らかモップなどでボディー表面を払っておく
黄砂が積もったと感じたらすぐにふわふわのモップなどで払い落としましょう。あくまで優しくです。
黄砂は放っておくとどんどん蓄積します。そして硬く締まっていき、どんどんボディーの塗装表面に食い込んでいきます。なんて奴なんでしょうか!愛車が黄砂まみれになってしまったら、放置せずに早めに手を打ちましょう。
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2、洗車は黄砂の飛散していない日を選ぶ
黄砂に飛散がピークの時に洗車をしてしまうと、洗ったそばから黄砂が降り注ぎ正にイタチごっこになります。
特に洗車後の拭き取り時に新たに積もった黄砂でボディー表面にすり傷を入れてしまうことが多いので、黄砂だらけの日はふわふわモップで軽く落とすぐらいでやり過ごしましょう。
黄砂飛散情報はインターネットの気象情報などで知ることができます。チェックするポイントはもちろん「偏西風」ですが、こちらのサイトで黄砂の状況を確認できます。
3、黄砂でボディーを傷つけないよう、タップリの水をホースでかける
いきなりスポンジで擦ってはいけません。これが1番のキズの原因となります。とにかく水をぶっかけるのが先です。
最初にホースでボディーにタップリの水をかけながら優しく黄砂を洗い流しましょう。その際高圧洗浄機などあればベターですね。流すのはルーフなど上の方から攻めましょう。
ダーク系の塗装は特に傷が目立つので、気をつけましょう。
鉄粉除去用の粘土を使っても良いですが、大変手間です。日が暮れます。流石にそこまで神経質にならなくても良いと思います。鉄粉除去スプレーというものがあるので、それを吹きかけてから流すと良いでしょう。
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4、柔らかいスポンジでジャンプー洗車する
大きめのスポンジ+タップリの泡で洗っていきましょう。バケツにカーシャンプーを入れたらシャカリキに混ぜて泡だらけにしましょう。
タップリの泡でふわふわと優しく洗っていきます。この時も上から順に下へ向かう感じで洗いましょう。
絶対に力を入れてはいけません。優しく優しくです。ボディーの下の方を洗ったら、スポンジを必ず一旦水ですすぎましょう。
また、一気に全部を洗おうとしないで、ルーフならルーフ、ボンネットならボンネットと区分けしてこまめに流していきましょう。
細かい部分はマイクロファイバータオルや使い古しの歯ブラシなどで手入れしましょう。
5、仕上げはWAXでコーティングかけて黄砂を寄せ付けない!
WAXなどでコートしてあげると、車の塗装表面が滑らかになり、黄砂だけでなく花粉やPM2.5などの微粒子が付き難くなります。そのため、その後数日間はモップで払うだけでOKになります。
水垢などと同じで、日々の手入れが功を奏すのですね。放置プレイが一番ダメです。
ただ、いくら気合が入っているからといって固形ワックスはおすすめしません。固形ワックスが乾ききる前に黄砂が入り込み、一緒に固めこんでしまうおそれがあるからです。
この時期に使うWAXは、お手軽な使い捨てペーパー式のものやスプレータイプで十分でしょう。
黄砂で車体に傷が付いてしまったらどうすればよいのか?
少々の傷ならば、市販のWAXやコート剤で目立たなくはなります。それでも目立つ傷はどうしたら良いのかというと、「コンパウンド」というものを使用します。
爪に引っかからない細かい傷程度であれば、車両用コンパウンドを使えば簡単に傷を取ることができます。
使用するコンパウンドの番手は仕上げと書かれているものでOKです。使い方は簡単で、柔らかい布にコンパウンドを少々付けて、念入りに磨き上げていくと傷だらけだったボディー表面がピカピカになります。
因みに私は品質の高さから3M社のコンパウンドを多用しています。少々値段は高いですが750mlとたっぷり入ってますし、やはりディーラーなどでも使われるプロ用コンパウンドですから文句なしの仕上がりで、それこそ車がツヤツヤのピッカピカになります。
右から粒子が荒い順に、
- ウルトラカット
- ハード1-L
- ハード2-L(ハード2-Lダーク)
- ウルトラフィニッシュ
と続きます。安物とは違いますよ。さすが安心安定の3Mですね。ブラックの車なら超ブラックの鏡ボディーとなり、えらい変わりようですよ(笑)。
傷落としなど本格的に磨きに掛かるときは、サンドペーパーの1000番ぐらいから入って、その後数種類のコンパウンドを段階ごとに使い分けています。まぁ黄砂落としのレベルだったらとても細かい傷なので、ハード2-Lだけあれば事足りるでしょう。これを不織布やポリッシャーに付けて磨き上げます。不織布が無い時は綺麗な布の手磨きでもなんとかなります。
ハード2では消せない傷がある時はハード1を使用します。明るい色の車ならハード1でも十分な仕上がりで早く仕上がるので、「そこまでの仕上げは求めてないよ!」というのならハード1でも良いでしょう。
因みに、オレンジ色のハード2-Lダークは粒子の粗さはハード2と同じですが、中身がグレーなので濃紺色の車に使います。多少ボディーに残っても目立たないです。ウルトラフィニッシュもグレーです。※他のコンパウンドはホワイトです。
この磨きノウハウは、そのまま黄ばんだヘッドライトを蘇らせるのにも使えます。
ヘッドライトの黄ばみ除去。裏技使わず素人でも出来る簡単な方法
なお、磨き作業は必ず日陰でボディーの冷えた状態で行って下さい。
炎天下の中、熱々のボディーにコンパウンドを付けて磨くとこびりつきます。特にポリッシャーでこれをやってしまうとコンパウンドが焼付き固着してしまいます。最悪です。お気をつけ下さい。
まぁ磨きに限らず炎天下では洗車系全般の作業はなるべく避けるようにしましょう。
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黄砂対策まとめ
黄砂はこまめに洗車してやることでボディーへの蓄積を防ぐことができます。理想は週1回以上です。2週間空けるともう厳しいです。
ポイントをおさらいすると
- 黄砂の飛散を把握する
- ふわふわモップでマメに掃除
- たっぷりの水と柔らかいスポンジで優しく洗車
- 黄砂の無い日にコーティング
- 傷が付いたらコンパウンドで磨く
黄砂は中国大陸から届く自然現象ですから腹立てても仕方ないのですが、今後ともしっかり洗車するなど手入れ対策をとって大切な愛車を守りましょう。
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