「ぐはぁっ!!!またかよ!くせーなぁ!!」(笑)
毎年暖かくなってくると臭ってくるあの恐怖のすっぱい風。個人としては対策は打っているつもりでもやはり止められない不快臭。これでは恥ずかしくて人も乗せられない…いい加減どうにかならんのか。
そうです。みんなが頭を抱えるテーマ。それがエアコンの臭いです。そこで今回はこの臭いの原因に迫り、徹底対策ということで数々の解決策をまとめてみました。
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Contents
エアコンの臭いの原因は一体何?
「STOP!エアコン臭」ということで、まずはあの鼻腔を刺激する不快な臭いの原因を突き止めましょう。そうです。あなたも薄々感づいているかもしれませんが、あの臭いの原因はカビです!
「ぎゃー!」
カビは湿気が多く気温が上がってくると繁殖します。だから毎年暖かくなってくると臭ってくるのですね。「このやろー!去年エアフィルター交換したばっかだぞ!!」分かりますその気持ち。私も同じ目に遭っていましたから。
カビは生き物ですから放っておいたらどんどん増殖していきます。ご存知の通りカビは胞子を撒き散らして増えていきますから、あなたも知らず知らずのうちに胞子を吸い込んでいることになり健康上好ましいものではありません。あまりにも酷い量の胞子を吸い込むと肺炎の原因にもなりますし、あのナポレオン・ボンパルトの死因もカビの発するヒ素が原因だったとする説があるぐらいです。
いずれあなたの鼻の穴の中に謎のキノコが…きゃー!!…なんてことには通常の車内ではまず考えられませんが、あの臭いだけはとにかく不快なのでなんとかしたいですね。
臭いを除去する対策はあるのか?
誰でも臭いのは嫌ですよね。ただし間違っても芳香剤などを設置してごまかして、カビ臭と香水臭をブレンドさせた悪臭にしないように気をつけてください。さらにタバコのヤニ臭なども加わればその臭いは最強最悪ゲロゲロ臭に昇華します(笑)。その状態でゲストなど乗せたらゲロゲロ臭はそのゲストを10秒で車酔いさせるほどの威力を持ちますから、恐らくその人はもう二度とあなたの車の前には現れなくなってしまいます。。。
取れる対策はいくつかありますが、臭い!と思ってからすぐに実行に移せる方法と、根本からじっくり解決する方法とがあります。以下に対策を列挙します。
- 高温の暖房を回す
- エアコンフィルターを定期的に交換する
- エアコンの内部を洗う
このような対策があります。
1、高温の暖房を回す
まずは相手を知ること。それはカビの弱点についてです。カビが苦手なものは…そう!乾燥と高温です。そして車にはうってつけなものがあります。それがエアコンの暖房です。
カーエアコンを最大風速、最高温度にして10分以上回し続けましょう。寒い季節であればもう少し時間がかかります。車内をガンガン熱してカビを滅殺し、ついでにシートのダニなども一網打尽にしてしまいましょう(笑)。
この際、車内は凄まじい温度になりますので、サングラスやCDなどの高温に弱い小物は車外へ出しておきましょう。
2、エアコンフィルターを定期的に交換する
カビの溜まり場、エアコンフィルターを交換しましょう。エアコンフィルターは車が空気を吸い込む際、余計な塵や埃を車内に入れないようにガードするフィルターですが、ここにさまざまな埃などが溜まり、条件が揃うとカビが繁殖します。
エアコンフィルターは元々消耗品で、年に一回は交換するものです。家庭用のエアコンも毎年フィルターを掃除すると思います。毎年快適な春の季節をエアコン使わずに過ごし、梅雨前後に久しぶりにクーラー付けようとしたら臭いに気付くことが多いので、交換のタイミングとしては5~6月ぐらいに行うことが望ましいでしょう。
エアコンフィルターなどは車の品番によってさまざまな形状がありますので、他の車種のものを間違えて購入しないように気を付けてください。カー用品店やディーラー、最近ではネットで購入することもできます。
だいたいどの車も取説にエアコンフィルターの交換方法が載っているはずです。素人でも交換できるので、エアコンフィルター代5,000円弱だけ負担すれば格安で整備終了です。※下で詳しくご説明しています。
3、エアコンの内部を洗う
さて、最後はエアコン内部の洗浄です。これはグローブボックス裏側にあるエバポレーターと呼ばれる空気を冷やす装置を洗うということですが、完全に綺麗にするには取り外す必要があるためちょっと素人には難しいので、上記2項目を試してみてそれでもまだ臭いのなら自動車整備工場やカーエアコン専門業者、カー用品店などに頼んでみると良いでしょう。
エバポレーターはその特性上、どうしても水滴が発生します。冷えたグラスに付く水滴と同じ原理です。そうするといつも湿った状態になり、さらに埃などの汚れが加わりヘドロ状になってしまうため、カビ・雑菌などの温床となっていきます。
エアコンの不快な匂いは車買取時にも立派にマイナス点となり査定額が下がります。自分で本格的に対策を取りたいという方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
車のエアコンの匂いは査定額に影響する!悪臭の対処法をレベル別に解説
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消臭剤は効果あるのか?
よくある消臭剤の類は、上の123の対策を施した上で「合わせ技」として行うことをおすすめします。下の車内空調の仕組みの画像を御覧ください。
出展:http://toyota.jp/after_service/car_care/yohin/room/air/
カーエアコンは切り替えフラップ、エアフィルター、ファン、エバポレーター、ヒーター、配管類などが複雑に組み合わさっており、これら全てが臭いの原因といっても過言ではありません。このように根本となる原因を解決せずに消臭剤を使っても付け焼き刃対策となりお金のムダとなってしまいます。
私は上記123の対策をやらずに直接消臭剤対策だけを施工したところ、あまり効果を感じなかったので、消臭剤の単独使用を積極的におすすめすることはできません。ましてや、ファブ○ーズなどのエアコン吹き出し口に取り付ける芳香剤などの使用は、人によっては車酔いの原因にもなるため、避けたほうが無難でしょう。
ただ、まだエアコンの汚染が軽症な場合は、上記1、2を行った後に市販の安いスチーム消臭剤などを試してみるのも良いと思います。場合によってはこれで臭いが消えてしまうケースもあるからです。
臭い除去をオートバックスなどの業者に頼んだら料金はいくらかかる?
さきほどご説明したニオイ対策のうち、1と2は自分でできます。ただそれでも取れない頑固な臭いには3の対策を取る必要があるのですが、3はプロにやってもらうことになるため料金がかかります。ここでは全国ネットを持つカー用品店大手のオートバックスのエアコン洗浄料金を調べてみました。
店舗や車種によって開きはありますが、オートバックスのエバポレーター洗浄工賃の相場はおよそ4,000円~1万円といったところでした。これに洗浄剤の料金が3,000円ほど加わります。この料金はエバポレーターを取り外して行う本格洗浄ではなく、装着された状態のエバポレーターに直接洗浄液を吹きかけるというものなので、根本解決にはならないかもしれません。
また、エアコンフィルター交換をオートバックスに頼むと工賃はおよそ1,000円ほどです。自分でやるのが面倒な人はエバポレーター洗浄と一緒に頼んでしまっても良いと思います。
因みに、上でご説明したエアコンフィルターはだいたいの車種でダッシュボード奥から自分で交換することができますし、フィルター自体もAmazonや楽天などで購入可能です。ネットショップはカー用品店に行く時間がない人には便利なサービスでしょう。
今では私もほとんどのカー用品を時短+割安なネットで買うようになりました。
【Amazon】車用エアコンフィルターの売れ筋ランキング
【楽天市場】車用エアコンフィルターの売れ筋ランキング
素人がクリーンな車内を維持し続けるために行う効果的なこととは?
私のおすすめは上記対策の1と2をまず自分で行い、3をカー用品店に頼んで、その後シーズンごとなど定期的に消臭剤対策を自分で行い、日々の管理に注意するというものです。具体的な日々の管理とはクーラーを使った後、ヒーターを10分ほど回すことです。カビの天敵は高温と乾燥ですから、ヒーターを使うことで空調システム全体を乾燥させることができ、最適な臭い対策を取ることが可能となります。
ヒーターを回している間、当然車内にいては熱くて死んでしまうので車外に居ましょう(笑)。
エアコンの臭いまとめ
どんな空調でもいずれ臭くなるものです。とくにあらゆる場所を走り抜ける車のエアコンはいつも汚れに脅かされ臭いの危機が迫っています。
臭いを防ぐにはやはり日々の対策が重要となりますので、厄介な事になる前にこまめなメンテンナンスを心がけることが、楽しいカーライフを送る秘訣ではないでしょうか。それにはやっぱり愛車に愛情を注いであげることが一番でしょうね。
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