
もはや快適生活が当たり前の現代人にとって無くてはならないクルマの装備品の代表格といえば「カーエアコン」ですね。
高温多湿の日本の気候ではほぼ必需品となるカーエアコンですが、ついこの前まではエアコン付きの車のほうが珍しかったというのですから驚きです。大変ありがたい文明の利器ですが、やはり機械ですからマメにメンテンナンスをしてあげないとトラブルを起こしてしまいます。快適なカーライフを影で支えてくれるカーエアコンが調子を崩したら大変です。灼熱の夏場や極寒の冬場などはとてもクルマに乗れたものではありません。
そこで私達がいつも乗っているクルマに当たり前のように付いているカーエアコンについて詳しく理解し平和なカーライフを送るために、様々な面からウォッチしていきしょう。
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その昔、カーエアコンは庶民にとって高嶺の花だった
一昔前まで、カーエアコンというものは高級装備でした。エアコンとはヒーターとクーラーが合体したもので、2つの機構は基本的に全くの別物です。
ヒーターの原型は最初アメリカやドイツなど欧米で戦前に生まれ、1960年代頃には温冷風が出るカーエアコン一般化されました。そのため当時の日本人にとってはエアコン装備のアメ車やドイツ車は憧れの対象でした。
その後日本で初めて車用の空調となる温水式ヒーターが搭載されたのがトヨタの初代クラウンでした。クラウンに搭載された温水式ヒーターはエンジン冷却水(クーラント)の熱を利用したもので、アメリカのナッシュ・モーターズ社(元GM社長が創業)が開発したものです。1958年にはスバル360にマフラーの余った熱を使ったヒーター「ヒートエクチェンジャー」が搭載されました。このヒートエクチェンジャーはドイツの国民車のVWビートルなどに導入されていたものと同じ仕組みのものです。
クーラーが初めて搭載されたのは1970年代になってからで、クーラーよりもヒーターのほうが先にデビューしたのですね。今となっては考えられませんが、当初の普及型カークーラーは自動車メーカー製のクーラーではなく家電メーカー製のクーラーを後付けでダッシュボード下に吊り下げて使用するというタイプが一般的でした。
1980年代に入ると遂にヒーターとクーラーが合体したエアコンが登場したのですが、当時の庶民からしたら高嶺の花。仮に搭載できても燃費が著しく悪化するため、殆どのユーザーがエアコンレスでクルマを購入していたようです。
現代では東南アジアなど一部地域を除き世界中のクルマに標準装備となったエアコンですが、身近な存在なのにも関わらず私たちは意外とエアコンの事を知りません。そしてその小さな油断が重大な故障に繋がり余計な出費がかさむことになってしまいます。特にカーエアコンの全損は目玉の飛び出るほどの高額な修理費が掛かることがあるので、なんとしても避けたいところです。
エアコンのことをちょっとだけ知ってあげればトラブル防止にも繋がるので、豆知識も合わせて重要なことについて以下にまとめてみました。
車の暖房でエアコン(AC)使う意味はあるのか、知らないと損
今の車には快適装備としてエアコンが付いています。
今でこそ当たり前過ぎる装備ですが、つい3、40年前は超高級装備で1万台に1台ぐらいしかエアコン付き車なんてなかったのです。
技術の進歩で庶民の車にも用意されたエアコンですが、そんな有り難い装備のことを良く理解せずに車に乗っている人が非常に多いです。そしてお金の面で損をしています。
今回は知っているのと知らないのとではお財布の中身が変わってくる、車内エアコンとの上手な付き合い方をお伝えします。
車のエアコンのガス交換の値段は?補充する方法はないのか?
車のエアコンが調子悪いな・・・なんて経験ありませんか?
私はしょっちゅうです。そんな時にガソリンスタンドのお兄ちゃんが「エアコンのガスがないですね~このままだとエアコン壊れて数十万単位修理費が掛かってしまいますよ。今ならガス補充キャンペーン中ですよ~」なんて声かけられたらホイホイ付いて行ってしまうかも・・・なんて、そんなシーンはクルマ好きの方でしたら華麗にスルーですよね。
今回はエアコンの効きを左右するガス交換や補充について切り込んでいきたいと思います。
車のエアコンが効かない原因は何なの?暖房冷房全部教えて!
あ~冷えない!カーエアコンってすぐダメになりますよね・・・。
えっ?そんなことない?私の車がボロすぎるのか・・・いやいや、いくらメイド・イン・ジャパン世界一の精密機械メーカーである日本製エアコンが積まれている日本車だって、10年以上も乗ってたらさすがにヤレます。クソ暑い夏のドライブや超寒い冬のドライブ前に怪しいエアコンを直しておきたいですねー。
そこで今回はカーエアコンが効かなくなる原因を列挙していきます。
車のエアコンが臭い!原因と除去対策。オートバックスの料金は?
「ぐはぁっ!!!またかよ!くせーなぁ!!」(笑)
毎年暖かくなってくると臭ってくるあの恐怖のすっぱい風。個人としては対策は打っているつもりでもやはり止められない不快臭。これでは恥ずかしくて人も乗せられない…いい加減どうにかならんのか。
そうです。みんなが頭を抱えるテーマ。それがエアコンの臭いです。そこで今回はこの臭いの原因に迫り、徹底対策ということで数々の解決策をまとめてみました。
車のエアコンが臭い!原因と除去対策。オートバックスの料金は?
カーエアコンまとめ
いかがでしたか?こうしてみるとカーエアコンというものは意外とデリケートな装備だということが分かります。そしていよいよ本格的に壊れる「全損状態」になると高額な修理費が掛かるのもカーエアコンの特徴です。これはカーエアコンの本体がクルマの割りと深いところにあるからです。場合によってはエンジンを丸ごと取り出す必要のある車種もあり工賃が跳ね上がのと、カーエアコンの自体が沢山のパーツの集合体なため部品代も高く付くからです。
私も学生時代に乗っていたクルマのクーラーが壊れ冷風だけが出なくなったことがあります。修理工場に修理見積もりをお願いすると、なんと修理費総額20万!!と言われました。(・_・;)故障した原因は長年のエバポレーター結露によるサビ、腐食でした。
当然学生ですから金が無く修理できませんでした(笑)。僅かなバイト代はほぼガソリン代に消えてましたからね。仕方ないので夏は全ドアのウィンドウ全開。車内にはウチワとコールドスプレーを常備してました。真夏に仲間達と行ったドライブで灼熱の暑さの中ウィンドウを開けて口をパクパクさせているのは私達だけで、みんな背中は汗でびっしょり状態でクルマから降りるのが恥ずかしかった記憶があります。。。でも今となっては良い思い出です。※友人達はどう思っているか分かりませんが(笑)。
今エアコン無しのクルマに乗れと言われたら流石に躊躇してしまいますが、セカンドカーなどでしたらエアコンレスの旧車も候補に入れてもいいかなと思います。ただ現実的にセカンドカーを持てる経済状況ではないので(泣)、やっぱりエアコンは大事な装備です。あなたの愛車のエアコンも時々チェックしてあげて、良好な状態をキープして快適なカーライフを送ってくださいね。
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