
いよいよ2017年3月18日16:00に「横浜北線」が開通します。
この北線が開通することによって、首都圏、特に神奈川県に住む人達の暮らしがとても快適になります。
しかし、ちょっと待ったぁ!な利用料金などツッコミどころがあるのでリサーチしてみました。
今回は「北線とはどういった道路なのか?」そして「北線の料金は?」「場所はどこなの?」といった疑問にまとめて答えていきます。
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Contents
北線とは一体どんな道路なのか?
横浜北線は正式名称を横浜環状北線といい、将来的には横浜環状北西線と接続し東名高速道路の横浜青葉IC・JCTと横羽線の生麦JCTを繋ぐ高速道路です。今回の北線開通はその途中、第三京浜の横浜港北JCTと生麦JCTとの間の約8.2km区間を指します。
出展:http://www.shutoko.jp/ss/kitasen/yokokan/seibi/index.html
北線が開通することで港北IC(開通後は新横浜出入口)から新山下出入口(開通後は横浜港)までのアクセスが現状の25分から15分になり10分短縮されます。さらに新横浜駅から羽田空港までのアクセスも現状の40分から30分になり10分短縮されます。北線のお陰でとても便利になりますね。
また「渋滞の緩和」を見込むことができるといわれているので、多くの方面から期待されている道路といえます。
こちらは5分でわかる北線の動画です。
出展:https://www.youtube.com/watch?v=1WJyS5cBG2w
各セクションの詳細地図
横浜北線の開通に合わせ、岸谷生麦と新横浜の2箇所に新たに出入り口が作られました。後から馬場出入り口も開通します。これによって北線には4つの接続口があることになります。
横浜港北JCT
※港北JCTは北線と第三京浜が接続するJCTです。一般道路との乗り降りはできません。北線のみ利用する場合は新横浜出入口を利用します。
新横浜出入口
※生麦方面から来た場合、新横浜出入口で降りないと港北JCTから先の道路は第三京浜となり別料金となります。
こちらは新横浜出入口から岸谷生麦方面へ向かう途中のトンネル内画像です。新しいですが、結構窮屈な感じがします。
馬場出入口
※馬場出入口は北線のちょうど真ん中に位置します。
岸谷生麦出入口・生麦JCT
出展:http://www.shutoko.jp/ss/kitasen/yokokan/seibi/index.html
※岸谷生麦出入口は上り線下り線それぞれに出入り口がありますが、国道1号からは新横浜・第三京浜方面には行けません。また同じく国道15号及び産業道路からは横羽線・大黒線方面には行けません。
こちらは馬場出入口から走って来た時の岸谷生麦出口と湾岸線の分岐付近の画像です。出口は右側ですね。
北線の料金は?
気になる北線の料金はこちらです。
岸谷生麦→新横浜 | 790円 |
新横浜→岸谷生麦 | 990円 |
このようになります。
なぜ往路と復路で料金が違うのかは謎ですが、距離換算すると1kmあたり最大120円も掛かるので非常に高額な利用料金といえるでしょう。第三京浜の同じような距離(港北~京浜川崎区間8.6km)で普通車200円、1km換算で約23円ほどなので北線は5倍以上高いです。いくら渋滞緩和のためとはいえ少々お金取り過ぎなのではないでしょうか?
以前から北線を利用しようと思っていたドライバーも多いと思いますが、第三京浜←→横羽・湾岸線の連結は他にも選択肢がありますし、元々そんなに酷い渋滞はしていなかったので躊躇してしまう利用料金ですね。
また、ここで気を付けていただきたいのが、この料金はETC利用車料金という点です。つまりETC無しの料金は普通車で一気に1300円まで跳ね上がりますのでETCを付けていない方は最大で510円も損をしてしまいます。
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横浜北線まとめ
この北線だけでは今のところあまり恩恵を感じることができませんが、北線の真価は先に述べた横浜環状北西線が開通した時にあります。
今回の北線開通の約1ヶ月前に、圏央道の境古河ICとつくば中央IC間が開通し、東京都を包み込む首都高速の一番外側の道はほぼ完成の域に達しました。2020年の東京オリンピックまでに北西線が完成すれば、万年渋滞の東名高速と湾岸線までが一気に連結されるので、渋滞緩和に繋がり経済効果も大きくなるでしょう。東名高速は日本一渋滞しているといわれる16号保土ヶ谷バイパスとも関係が深いため、北線、北西線の開通で地方と首都の流通がスムーズになり、行楽や物流などすべての面で好ましい方向へ向かっていくと思われます。
さらに現在工事中の外環道が全て開通すれば、首都高速のクモの巣状の交通網がコンプリートされます。そうしたら今度は老朽化した首都高速の改修が急ピッチで行われると思います。
いつも渋滞していてイライラする上にクネクネで細くて古い首都高速ですが、もっと気軽にスイスイ利用できるようになってくれるのならありがたいです。
そのような快適で安全な道路建設にきちんと税金が使われているのなら、車関係でいつも重い税金を支払い苦しんでいるドライバーにとって、納め甲斐があるというものですね。
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