【最終更新日】2016/07/03

Googleの自動運転で起きた事故を考察、事故率から分かる未来

最近Googleの自動運転が注目を集めています。人々の関心は「事故」。そうです。私達が気になるのは便利な未来像の前に立ちはだかる命の危険、安全性なのです。

そんなGoogleの自動運転を様々な角度、特に事故率から考察してみました。


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Contents

Googleの自動運転のレベルはどの程度なのか?

2009年から開始したGoogleの自動運転は、非常に高いレベルまで到達しています。ほぼ自動で市街地から高速道路までをカバーするレベルです。

 

車両はプロトタイプもありますが、32台中23台がレクサスのRX450hです。なぜでしょうかね。

非常に優秀な自動運転技術といえるGoogleの自動運転車ですが、とても慎重過ぎるドライバーだと指摘されています。

まぁ現在の日本の法律でも自動運転で起きた事故はドライバーの責任となっているので、自動運転車が慎重に慎重を期すのは仕方のないことといえるでしょうね。

 

Googleの自動運転の事故率は高い?

今現在のGoogle自動運転車が起こした(起こされた)事故は14回で、その94%は人的なものだとされています。

Googleの自動運転で起きる事故はどれも低速時です。多くはGoogleの自動運転車が事故を避けようとして急停車、その動きを予測できなかった後続のドライバーのブレーキが間に合わなくて追突するというパターンのようです。

このことから分かるのは、普段私たちは前を走る車以外に前方の状況や後方の状況をとても広い視野で総合判断しているということです。

そして長年の経験から「前の車は低速で進むだろう」と思っていたら急停車された…それで追突してしまったというパターンですね。

 

このような理由で市街地での複雑な交通パターンでの事故率が高いのです。そして市街地での人の判断が絶妙なバランスを保って成り立っているということが分かってきました。

よく「だろう運転をしてはいけない」と言われますよね。しかし人間である以上ある一定のレベルまでの作業は脳みそが勝手にパターン化してしまい、それが円滑な交通の流れになっていたりします。

それを数式化することが非常に難しいということです。

ただ、現時点ではGoogleの自動運転車の事故率は非常に低いといわざるをえないでしょう。実際にGoogleが引き起こした事故というのは限りなく0に近いのですから。

 

Googleが自動運転で目指しているもの

まずGoogleが目指しているものは人間です。より人に近い判断能力をコンピューター、アルゴリズムに落とし込もうとしているのです。

より理想の形で自動運転が実現すれば、自宅でスマホから目的地を入力して送信、車が車庫から自動で出てきて準備、そのまま目的地へ渋滞を避け自動運転。なんてことが起こるのです。

 

Googleは現在世界一の広告企業と言えるでしょう。だから車の世界でも覇権を握れば、例えば目的地へ行く途中の車内のモニターに目的地や経由地、ドライバーの好みに関する最適な関連広告が表示され、経済を活性化させることもできるでしょう。

例えばあなたが「関東で美味しいラーメン屋ベスト5!」と車内で叫べば、車が勝手にラーメン屋を回ってくれて、その上駐車場に入ってくれるなんてことも可能なわけです。笑 凄いですね。

 

これも全てGoogleの持つ人工知能、アルゴリズムのおかげです。

ただ、ネットの検索順位を決めるクローラーと呼ばれるロボットも200以上からなる特殊なアルゴリズムの集合体と言えますが、これもまだまだ完璧ではありません。

さすがに酷すぎるコピペサイトや誹謗中傷サイト、無価値サイトは圏外に追放されましたが、私達が知りたい情報に完璧にたどり着けるわけではありません。あなたもGoogle検索で目的の記事になかなか辿りつけないという経験をお持ちだと思います。

 

 

つまり自動運転だって同じです。一言で言えばいまだに「ぎこちない」のです。ただ、今の日本の車メーカーがこぞって採用する自動ブレーキシステムがあれば、ドライバーの不注意で追突してしまった事故を未然に防ぐことができると思います。

この自動ブレーキシステムが全車に装着されれば、自動運転システムと相まってより安全な次世代交通が成立するのではないでしょうか?

 

 





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