【最終更新日】2018/03/07

【車の磨き方】中古車専門店の手順に学ぶ、DIYの手順を解説

いつも綺麗にしている展示車、外装も内装もきれいにされています。自分もあんなにきれいにしてみたい、そう思われた方もおられるでしょう。

そこで今回は、中古車専門店の磨き方を参考に、愛車をたまにはきれいにしようと思っておられる方の為のページです。

  • 外装
  • 内装
  • 各部分

の三つに分けて作業します。

Contents

内装クリーニング

敢えて内装から始めます。中古車店でも入ってきた車は内装から始めます。これは先に外装をきれいにしても、内装掃除のときに出る埃などによりまた汚れてしまうためです。

まず、お掃除の常識である高いところから始めます。天井に汚れはないか見て下さい。煙草を吸う人の場合特に天井にヤニが付着して黄色くなっているはずです。もし汚れがあればここから始めます。

ここは養生から始めます。養生というのは、作業場所以外が傷ついたり、汚れたりする事を防ぐための作業です。この場合ブルーシートを室内に広げましょう。ダッシュボード周りにも忘れずに行ってください。

 

次に中性洗剤を入れたスプレーガンで汚れた場所に洗剤を吹きかけます。ヤニ取り用のものもありますが、液体洗濯洗剤でも十分です。粉タイプはスプレーノズルが詰まる事がありますので、液体タイプの方にしましょう。

吹きかけた後、たわしで叩くように洗剤を浸み込ませます。そのあと吸水シートでしっかり吸い取ります。天井一面これをすると、ほぼ半日かかります。乾かす事を考えると丸一日です。気を付けましょう。煙草を吸われる方の売却時査定が下がるのはこの理由からです。

 

天井が終われば次はシートです。もし何かこぼして汚れているならば、天井と同じように作業します。作業的には下向きなので比較的楽です。中古車の場合時々運転席シートだけ特に汚れている場合があります。たぶんその方のお仕事の内容に関係するのでしょう、その場合最後はシートを外して丸洗いすることもあります。もう遠慮無しに洗剤と水をぶっかけて洗います。

中古車店の掃除機は業務用で、水も吸い込むことができるようになっているので、洗った後濡れたシートに掃除機を当てて水を吸い込んでいきます。そのあと、乾かすのですが、冬はなかなか乾かず苦労します。

 

次はダッシュボード及びメーター周りです。ここであると便利なのは、ラスター刷毛です。こんなやつです。

細めのやつが便利です、隙間の埃をかき出して、隅々まできれいにしましょう。中古車店では艶出しワックスなどで光らせますが、これはやめたほうがいいです。べとつきますし、埃も付きやすく、お店の社員も自分の車には使いません。薄めた洗剤水で十分ですので、丁寧にエアコンの吹き出し口も割りばしなどをうまく使ってきれいにしてください。

 

最後はフロアです。マットは丸洗いして、あとは砂粒一つ残さず徹底して掃除機をかけます。そのままトランクフロアもきれいにします。汚れがあれば、また洗剤とブラシの出番です。

この内装クリーニングは慣れた人でも大変です。洗剤を使う場合は、一日かける気持ちで取り掛かって下さい。途中でやめるとシミが出来たり乾燥不足でカビが発生したりします。

要点

▷ 特別な洗剤は必要ない
▷ 天井のクリーニング時には養生をしよう
▷ 天井やシートなど水で濡れる場合は、乾かすための時間を考えておく。ときに3・4日かかる場合もあるので、その間使用が出来なくなる

外装みがき

順番として、まず足回りから始めます。タイヤハウスの内側の泥汚れもしっかり落とします。ホイールは洗車ブラシと洗剤でやさしく、洗ってください。

やっとワックス掛けですが、その前に洗剤を使って丸洗いから始めます。

実は中古車屋は洗剤に関しては特別な物を使っています。油汚れに強いアルカリのきつい洗剤です。でも一般の方が手に入るものでも十分使用できます。中性洗剤を使ってください。むしろその方があとシミも出来ず安心して作業できます。

 

水洗いで泥汚れをさっと落として、そのあと洗剤を使って雨垂れなどの汚れを落としてください。隙間に残っているワックスのカスは徹底的に取ってください、後の見栄えにすごく影響します。

洗剤で取れないところは、コンパウンドを使って軽くふき取ってください。コンパウンドは表面を削るものですので、決して強くこすらないように。

 

ワックス掛けに特別なことはありませんが、雨の流れる方向に沿って掛ければ、ワックスもちもよくなりますよ。ふき取りも、隙間にカスを残さないようにしてください。

要点

▷ 足回りから始めよう
▷ ワックスがけは雨の流れる方向に沿っておこなう
▷ 隙間にワックスのカスを残さないように

各部分の磨き

ここまでで、すっかりきれいになっているでしょうが、いよいよ最後の仕上げです。

まだ汚れているところはありませんか。ウィンドウガラスなどひかる所は光らせましょう。メッキ部分があれば、メッキを剥がさないよう気を付けて、やさしく乾拭きして光らせましょう。特に大事な車の顔であるヘッドライトは大事です。ここが曇っていては、画竜点睛を欠くことになります。

ヘッドライトの磨き方はこちらの記事を参考にして下さい。

ヘッドライトの黄ばみ除去。裏技使わず素人でも出来る簡単な方法

要点

▷ 光る所は光るように
▷ ヘッドライトカバーの磨きは特別な物が無くても出来る
▷ ゆっくり時間をかけて行うと失敗しない

最後に

以上、中古車店の車磨きですが、すこしは参考になったでしょうか。

車を磨くと、愛着も沸いてきます。ついでにオイル点検やウォッシャー液,ラジエター液の点検やタイヤの空気圧点検まですると完璧ですよ。

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