ようやくホンダの旗艦、NSXがフルモデルチェンジを迎えました。
これは日本自動車工業会を揺るがすビックイベントといえるでしょう。日本を引っ張るスポーツカーといえば少し前までは日産・GT-R、トヨタ・スープラ、そしてこのホンダ・NSXでした。全日本GT選手権の500クラスでもお馴染みのメンバーでしたよね。
そんな国内最高峰の性能を持ったホンダのNSX。一体どんな魅力を持っているのでしょうか?それにしても我々クルマ好きにとって2016年あたりから始まったホンダスポーツカーラッシュには目が離せませんね!
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NSXはF1レーサーと作り上げていくホンダらしいクルマ
ホンダといえば何を連想しますか?頑固親父の本田宗一郎氏でしょうか?それともASIMOでしょうか?いえいえ、ホンダといえばF1ですよね。
ホンダは長らくF1で培った技術を市販車にフィードバックしてきたメーカーでした。初代NSXはあのアイルトン・セナが開発に加わったと言われています。超一級スポーツカーだけでなくコンパクトカーであるフィットまでそのホンダDNAは刻まれています。
新型NSXも当然その血統を受け継ぐクルマなので開発にはF1の技術が惜しみなく投下されています。そして開発には日本人としてF1の表彰台に立った「佐藤琢磨」選手も密接に関わっています。
新型NSXの開発コンセプトは「ピュアスポーツ+日常+バーサタイル」です。このバーサタイルという要素が新しく加わったポイントで、あらゆる状況下でも対応できる柔軟さを兼ね備えたクルマという意味のようです。ここはまるでR35GT-Rのようですね。
初代NSXもピュアスポーツでありながら扱いやすいクルマとして有名で、フェラーリなんかよりも乗りやすくて早いという凄いクルマでした。
こちらは新型NSXのコンセプトムービーです。初代も出てきてカッコいい動画になってます。
新旧NSXを比較!
ちょっと新型NSXと初代NSXを比較してみましょう。まず大きな違いとして新型NSXはハイブリッドカーになったということですね。ミッドシップレイアウトのNSXは後方にエンジンを積み、前輪は左右に一個ずつモーターが搭載されます。モーターは後輪の分を合わせ全部で3個です。このシステムにより新型NSXは4輪を全て独自に駆動させることに成功しました。「SH-AWD」と呼ばれるホンダ先進の技術です。
そして初代NSXはピュアスポーツと呼ばれながらもFFメーカーホンダらしいエンジン横置きレイアウトでした。そのため本当のスーパーカーとは呼べないとブーイングを食らったため初代NSXと違い新型NSXはエンジン縦置きですね。(笑)
また燃費の良さも新型NSXの特徴の一つです。初代NSXはアルミモノコックボディーを採用し大幅な軽量化を実現しました(そのため修理費が異常に高かった)が、新型NSXではカーボンを多用することによりさらなる軽量化を達成しました。もはやGTレースカーのようです。
この軽量化によって新型NSXの燃費はスーパーカーでありながらJC08モードで15~16.0㎞/Lという数字を達成したのです。ここは日本車らしいですね。
新型NSXのスペックは?
新旧NSXのスペック表です。
比較表 | 初代NSX-R | 新型NSX |
全長 | 4430mm | 4470mm |
全幅 | 1810mm | 1940mm |
ホイールベース | 2530mm | 2635mm |
パワーユニット | 3.2L V6DOHC | 3.5L V6DOHCツインターボ+モーター |
最高出力 | 280ps | 550ps |
最大トルク | 31.0kgm | 56.1kgm |
トランスミッション | 6MT | 9DCT |
こうしてみると全幅と重量、馬力、価格が段違いですね。
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新型NSXの価格は?
新型NSXの価格はなんと2370万円~です!!初代NSXも一般ユーザーが購入できる範囲で日本車唯一の1000万越え乗用車として有名だったのに、この価格はもはや我々庶民のことなどアウトオブ眼中です。(笑)北米仕様なんで仕方ないですね。
そして維持費は年間120万円!これはR35GT-R以上ですね。
NSXは当然GT-Rを超意識しているようで、GT-Rのエンジン馬力である550psを出力します。
そして日産GT-RはR35へ。対性能での値段設定はバリュー価格
このようにもともと遠い存在だったNSXがさらに遠い異国の地に旅立ってしまいました。新型S2000もバカ高いし・・・でも大丈夫!我々には庶民の味方、S660及びS1000が側にいてくれますから!こうしてみるとホンダスポーツカー軍団が一気に増えましたね。
新型NSXの発売日は?
新型NSXの発売日は2016年10月でした。ただ、ハッキリ言って発売日を延期し過ぎです。どんどん後伸ばしになって私達の熱も下がりつつある状態でした。なんてったって新型NSXの顔が公開されてから随分時が経ちましたからね。
2015年F1であまり良い成績を残せなかった負のイメージもありますから登場のタイミングを伺っていたとも言えますが、あまり焦らさず早く発売していただきたかったです。
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2代目の登場は初代のデビューから数えておよそ11年ぶりとなります。いずれ町中で見かけることになると思いますが、初代同様あまり台数は売れないと思うので見かけたらレアものですね。
勢いのあるホンダからフラッグシップのNSXが登場ということで同じ国内最高峰のスポーツカーとして再びGT-Rとの一騎打ちになるかもしれません。GT-Rが海外で呼ばれる愛称である「ゴジラ」だとしたら、NSXはさしずめ「キングギドラ」といったとこでしょうか?笑 やっぱりスポーツカーが増えると男は嬉しいものです。これだけでクルマ好きの男たちは朝まで語りつくせますよね。
いやしかしNSXの顔が公開されてから発売されるまで本当に長かった。こんなに発売を引っ張った車もそうそう無いと思います。まぁNSXは日本でも数えるほどしかない和製スーパーカーの部類なので、これぐらいは天上人のパフォーマンスの一環ということで。
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