【最終更新日】2016/08/23

2016F1ホンダエンジンはまたしても遅いのか?2015年製と比較

2016年、ホンダはF1で汚名返上できるのか?

去年22年ぶりにマクラーレンホンダが復活したのは記憶に新しいですよね。

あの伝説の英雄、アイルトン・セナが駆ったマクラーレンホンダF1は数々の伝説を残しました。当然王者の復活とあって期待されたホンダエンジンでしたが、2015年の結果はなんと10チーム中9位、ドライバーからはF2エンジンだと酷評される結果に。

今年こそは名誉挽回をかけてホンダがF1の王座に返り咲けるのか??そんなことを書いていきます。


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Contents

今年は去年の亀エンジンと全く違う?期待の新エンジン!

2015-honda-f1-engine

去年のホンダエンジンはパワー無い、すぐ壊れる、燃費も悪いとダメダメ三拍子そろった残念なエンジンでした。

特に直線での伸びがイマイチで、見ていてガッカリするものでした。かつてのホンダを知っている人ならエンジンこそホンダという風潮があるので(もちろん車体、シャーシも同じくらい大事ですが)より残念でした。

あの王者マクラーレンホンダの走りを期待していたF1ファン、ホンダファン、それになによりhondaF1チームにとって屈辱の一年でした。

 

メルセデスやフェラーリのエンジンよりも100馬力ほども弱いとされ、燃費も悪いのですから全開走行もできずにフェルナンド・アロンソはレース中ストレス溜まりまくりだったでしょうね。

マクラーレンホンダの2016年ドライバー2名は一体誰なのか?

 

F1のエンジンはその一回のレースで最大にパフォーマンスを発揮できるよう調整されるのでレースを終えるとほぼ使えない状態になるのですが、2015年ホンダエンジンは熱問題により度重なるトラブルに見舞われ、散々な結果に。

原因は高度な技術を要する回生エンジンシステムで、近年のF1では燃費が重視されるためにブレーキで大気に熱エネルギーとして変換し、本来は捨てられるはずの運動エネルギーを再び使うというシステムなのですが、なんでもエンジンの重要な部分に磁石を使っているようで、磁石は熱に弱いですからコンパクトなエンジンでは行き場を失い彷徨っているようですね。

 

だからエンジンサプライヤーのホンダは必死です。だから2016年製エンジンは一味も二味も改良されていることでしょう。

 

今年のマクラーレンホンダは早いのか?

正直そんなに簡単でもなく厳しい戦いを強いられると思います。

なぜなら現在のF1にはホモロゲーションというルールがあり、これは一度開発したエンジンを大幅に設計変更する場合予めFIAより与えられた枠があり、これはつまり大幅に改良することが難しいというルールです。

勿論安全関係の開発はOKなのですが、開発の枠が決められている以上厳しいですね。もちろんホンダは相当改善をはかるはずでしょうけど、ライバル達も同じようにエンジン開発してくるわけで。

 

去年劣悪な成績だっただけに今年いきなりジャンプアップすることは考えにくいのですね。

ただ、ホンダといえばあのど根性、そして超頑固親父である敏腕経営&技術者である本田宗一郎率いるスペシャリスト軍団です。今ホンダF1チームは燃えまくっていることは間違いなく、ただでは転びません。それにS660などのモータースポーツブームが社内で巻き起こり、士気はMAX!!相当な熱を帯びていることでしょう。

つまり何が起こるか予測不能です!

第一、今年はホンダスポーツカーラッシュの年です。S660を革切りにS1000、S2000、CR-Z、そしてNSXまでホンダソウルスピリッツを帯びた熱いクルマたちが一斉に登場します!その勢いがホンダF1チームを後押しすることはもう間違いないでしょう。

【特集】ホンダ新型スポーツカー軍団S660からNSXまで一気に大集合!

 

今回ホンダはなぜ成績の悪いエンジンを作ってしまったのか?

2015mclarenhonda

そもそもホンダは空力面で勝負をしようとしました。

エンジンをコンパクトにしてマシン後方に収めることができれば空力面で有利になると考えたんですね。ジャパン・プレミアム、ホンダらしい考えです。

実際にホンダのエンジンはサイズゼロと呼ばれるコンパクトサイズで、ライバル達よりもだいぶ小さなエンジンです。

 

しかし問題は熱です。パソコンを考えてみてください。大きな箱のデスクトップ型よりも小さな箱のノート型のほうが熱処理に手こずりますよね。あれの関係です。

ホンダはそれを技術で解決しようと躍起になっているようです。さすがチャレンジの鬼、逆境に強いど根性ホンダですね!ここでせっかく決めた難しいチャレンジ精神を放棄し、方針を曲げたりしたら本田宗一郎氏は怒り狂うでしょうね。笑

 

そういった企業体質という背景もあり、熱の問題を最後までクリアできなかったホンダエンジンは今年はどう改良されているのかとても期待してしまいます。

同じくホンダエンジンに期待する名門マクラーレン2015年の反省材料をフルに生かし今この瞬間も切磋琢磨していることでしょうから、今年のF1は全く目が離せませんね!

F1でホンダが遅いってどういうこと?勝てなかった5つの理由

 

追記 今年のマクラーレンホンダは期待できるかも知れません!

なんと2016年のマクラーレンホンダのタイトルスポンサーとしてあの有名なワインメーカーが後押ししてくれることになりました!

潤沢な資金を持つ超巨大メーカーでお酒業界の親分みたいな企業ですから今年のマクラーレンホンダは大きく飛躍出来るかもしれません!

え?マクラーレンホンダの2016年スポンサーはあの有名な〇〇

 

 

追記 特集記事を追加しました

2016年は面白くなる!F1マクラーレンホンダ特集です。

【特集】2016F1マクラーレンホンダの成績、勝てる5つの理由

 

追記 各国のサーキットコース図を追加しました

2016年シーズンのF1コース図を全網羅!!これ見てF1観戦をより盛り上げていきましょう!あらかじめ各コースの見どころポイントを抑えておけばF1観戦は毎回ドラマですから興奮しますよ。

2016f1カレンダー 、各サーキットのコース図解説と簡単メモ【前編】

2016f1カレンダー 、各サーキットのコース図解説と簡単メモ【後編】





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