映画を彩る車たち…、というわけでもありませんが、映画の中では実に魅力的な車が登場し花を添えてくれます。
時にキラ星のように輝き、映画における印象を決定的なものにし、時に主役を喰ってしまうほどの大活躍を見せる車たち…。
今回はちょっと趣向を変えて、そんな魅力的な車にスポットを当ててみたいと思います。
Contents
映画「トランスフォーマー」
2007年公開、スピルバーグ制作総指揮、マイケル・ベイ監督のSF映画。車がロボットに変身して大暴れするロボットアクションですが、ガチの映画ファンは見向きもしないかもしれません。
ま、こういうのは理屈抜きに楽しむための映画です。スピルバーグは娯楽作品をヒットさせるプロだし、マイケル・ベイは「ムダに派手だ」と揶揄されるほどアクションが得意なので、どういう映画になるかは見る前からわかってるようなものですが、少なくとも娯楽作品が好きな方には見て損はないと思います。
‘74シボレー カマロ
パッとしない高校生のサムが4000ドルで買ったボロボロの車が、この74年型シボレー カマロです。
カマロは67年に販売されて現在では6代目を数えますが、これは2代目の中期生産型になります。
2ドアのクーペ、デカい車体、押しの強いマスク、極端に長いフロントノーズ、ハッチバックのようなリアデザイン、太いタイヤなどなど、まさに「アメ車」を絵に描いたような車です。
実際、私がアメ車ときいてまず思い浮かべるのが、この形のカマロ、そして同時代のマスタング、コルベットなどです。
今時のデザインみたいに、パネルラインの複雑な造形に拘っていないので、プロポーションの良さが素直に伝わってきます。
80年代を10代後半の多感な時期として過ごしたからかもしれません、どうしてもこういうデザインに惹かれるんですね、(;^_^A
初代のカマロはもう少し地味なデザインですが、排ガスなどの規制前でV8、7.0リッターエンジンを載せるなど、通好みの車になっています。
3、4代目は‘82~2002年あたりまで生産されましたが、「見なければよかった…」、と思うほどデザインが迷走しています。同じ時代のマスタングもダサダサのデザインで、悪夢というほかありません。
おりしもドイツ車や日本車が輸出攻勢をかけていた時期で、「やばい…」と思ったんでしょうね、何かを切り捨てたところにカッコよさのあるスポーツカーに必死に付加価値を付足そうと足掻いた跡が伺えます。
5代目以降、初代のデザインを現在の文法で焼き直してようやく落ち着いた感があります。
でも、個人的にはまとまりすぎてるかな…と、(;^_^A
「アメ車」なんだから、もう少し「じゃじゃ馬」感があってもいいと思います。ま、これも世の流れかもしれません。
…で、そのカマロが、
こうなります、(;^_^A
バンブルビーだとか、メガトロンだとか、ディセプティコンだとか…、どうでもいいです。
これはもう…、子供のころに戻って、素直に楽しみましょう。
映像は最先端のリアルさ、アクションも派手だし、スカッとして楽しめることうけあいです♪
2時間半の長丁場ですが、飽きさせない演出というか、筋運びというか、その辺が上手いんですね、さすがにスピルバーグが一枚噛んでるだけのことはあります。
最後に
僕らが鼻たれのころは、こういうカッコいい車に女の子を載せてビシッと決めたい! と誰もが思ったものだし、それにまつわる泣き笑いのエピソードの2つや3つ、誰もが持っていたものです。
この映画は、そういった等身大の願望を上手く織り込んでハナシを進めていきます。
「そうそうそう…」って、頷けるところが多いんですよね、(;^_^A
また、この年代の「アメ車」が派手に暴れまわる映画も、そう多くはないと思います。
レンタルもあるので、ヒマな時にでもぜひ、ご覧ください♪
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