もう完全に一つのカテゴリーとして認知され、根強い人気を誇るハイブリッド車ですが、当然中古市場でもハイブリッド車の人気は高いです。ところがここで多くの人が気にすることがあります。それがバッテリーです。
ハイブリッド車は大きなバッテリーを積んでいます。このバッテリーはハイブリッド車専用の大型のものになるのですが、電池と同じで寿命があります。ハイブリッド車のバッテリーは個人で気軽に交換できるようなものではないため、中古を買おうとなった時に真っ先に不安になるのも無理はありませんね。
そこで今回は中古ハイブリッド車を購入する時のバッテリー事情について調べてみました。
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中古のハイブリッド車は買っても問題ないのか?
新車で買うと高いというイメージがあるハイブリッド車ですが、実際高いです。同じようなグレードのガソリン車と比較すると、およそ2~3割ほども高くなります。
しかし中古車市場は人気ひとつで価格が上下しますから、お値打ちハイブリッド車が見つかることがあります。そんな時、普通の中古車であればまず外観、年式、走行距離、修復歴、整備記録などを念入りにチェックしますが、ハイブリッド車は仕組みが仕組みなだけに、店頭で車の質を見極めるのは非常に難しいという点があります。
特に難しいのはバッテリーです。誰だってそこらに転がっている乾電池の残電量を判断することなんてできませんからね。車のバッテリーも同じで、特にハイブリッド車の大型バッテリーは頻繁に交換することを想定していないため、ボディーの奥深くに位置していたりして、余計に確認が困難になります。
では中古のハイブリッド車は避けたほうが良いのか?いやいや、ハイブリッド車のバッテリーは普通車と違い動力の要となる基幹パーツの一つですから、滅多なことでは駄目になったりしません。ハイブリッド車のバッテリーが駄目になる=車としての価値が無くなると考えても良いでしょうね。だから私達が想像するよりも相当高い耐久力を持っています。
では、どんな中古ハイブリッド車を選んでも良いのか?というとそれはちょっと待った!です。以下に中古ハイブリッド車を選ぶポイントを上げていきたいと思います。
ハイブリッド車の中古を購入する時に気を付けるべきポイントとは?
初代プリウスのバッテリーはだいたい10万キロでバッテリー交換となったようですが、今販売されているハイブリッド車のバッテリーは、初代プリウスに積まれていたバッテリーよりも相当改良されたものです。
プリウスも年々改善されて、3代目プリウス辺りから20万キロぐらい平気で持つように作られるようになりました。さらに今はバッテリー価格もこなれてきて、30系プリウスの工賃込みバッテリー交換費用はおよそ20万ほどでしょう。以前よりもだいぶ庶民に優しくなりました。これはホンダ勢にも同じことがいえます。
ただ、ハイブリッド車のバッテリーは多少最大容量が落ちてきても問題なく走ってくれれるのですが、燃費が悪化します。だいたい4~5年も経てばリッター3~4kmほど悪くなります。例えば初代プリウスやインサイトなんてもうほとんど見かけることはなくなりましたが、もうだいぶ燃費悪化が進んでいますので現行型と比較すると所持する理由が薄いのでしょう。
よって、ハイブリッド車を中古で購入するときは、まず購入しようとしているモデルの年式を調べましょう。製造から5年以上経過しているものは、バッテリーも古くなっていますので避けたほうがよろしいかと思います。その後普通のガソリン車で見る項目をクリアしているかどうかをチェックすれば大丈夫でしょう。
まとめ
中古のハイブリッド車を購入するときは、よほどデザインが気に入ったとかではない限りなるべく新しい型、製造年のものを選んだほうが良さそうです。普通のガソリン車であれば気合でレストアして乗ることも可能でしょうが、先進技術の塊であるハイブリッド車ではそうもいかないでしょうからね。
そう考えると、各種補助金も出る分ハイブリッド車こそ新車で買うことに旨味が滲み出てくるものなのかも知れません。
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