【最終更新日】2018/04/29

軽自動車全体がますます高く売れている。市場で引っ張りダコになる理由

近年軽自動車の人気は益々あがって、新車販売のトップ10に軽乗用車がいつも半分は占めている状態です。

つまりよく売れているという事で、それは中古車でも同じで、その為軽自動車を高く売りたいとなった時、売却に苦労されることは無いと思われるのですが、実際のところそんなにうまくいくのか、今回は疑り深く心配性の貴方に向けて、お答えいたします。

Contents

本当に軽の中古自動車は売れているのか?

ちょっと下の表を見て下さい、ここ数年の軽自動車の中古車販売台数です。もちろん軽乗用車の台数です。

平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 平成28年
186万台 187万台 190万台 213万台 225万台 236万台 235万台 232万台

ほら売れているでしょう。去年なんか平成21年から比べると25%近くUPされています。

ところがです、軽自動車以外の小型・普通乗用車は減っているのです。つまり皆さん軽自動車に乗り換えておられるのです。それも数字的には新車ではなく中古車に集まっているようなのです。やはり先行きの見えにくい時代を反映してか、節約志向がここにも表れています。

私の知っている関西の中堅といわれた大手の中古車販売店も、いつのまにか大きな展示場はすべて軽自動車で占められておりました。

急激な軽の中古車販売拡大の裏にある販売店側の落とし穴

この様に変化を遂げる中古車市場、とくに軽自動車市場はひどいありさまです。どうひどいかというと、ユーザーは中古軽自動車を求めています、それに応えようと販売車種を全部でなくても、少なくとも軽自動車を増やす方向に切り替える販売店も、増えました。

この結果、中古軽自動車の品不足が深刻になってきました。新車なら工場をフル稼働させて、作り出すことも出来るのですが、中古車は作る事は出来ません。

かくして、軽中古車の争奪戦が始まり、相場が混乱しています。通常相場というのはある程度整然としているものです。わかりにくいですね、整然って何のことだ、お前何言っているんだと言いたい衝動を暫し抑えておいて、聞いてください。

 

通常、中古車の査定基準は年式によって決められるのが普通です。軽自動車の場合一年違えば7~8万円ずつ下がっていきます。まずこれが基準となります、次に色、その上で走行距離が少ないなど売りやすいポイントが多いと高くなり、逆に走行距離が多いとマイナスポイントになり、安くなります。

この基準が少し崩れてきて、新しい基準が出来てきているようです。当の本人たちもそれを意識して行っているのではないと思うのですが、結果的に年式を参考基準の位置に下げてしまった事です。それに代わって新しく頭をもたげてきた基準は、走行距離です。

4年落ちでも走行距離が少ないと、3年落ちどころか2年落ちに近いところまで、値段が高くなることもあります。いわば、年式と走行距離のハイブリッド査定とでもいいますか、これは軽自動車の中でも特に人気車であるハイトワゴンと呼ばれる一群によく見られます。

軽自動車の場合、走行距離が極端に少ないものが多くあることが、これに拍車をかけたという事もあり、仕入れが大変で、程度さえよければ年式など二の次という意識がうまれたのでしょう。

 

お気付きの方もおられるでしょうが、ここの章のテーマである “中古車販売拡大の裏にある落とし穴” というのは販売店にとっての落とし穴という意味です。たくさん売ろうとして軽自動車に手を出したため、ますます仕入れが困難になり、高く仕入れるしかなく、高く仕入れたため高く売らないと利益が出ず、何とか高く売るための材料として目を付けたのが低走行距離車です、これにより他の車の値段も高く牽引させた結果、総じて軽中古車は高くなっています。

これはあくまで私の予想ですが、そろそろ限界点に近づいていると思います。あまりに競争が激しく、といっても売り上げ競争ではないですよ、売り上げ競争ならまだやる気もおきますが、この競争は仕入れ競争です。仕入れ競争に勝つという事は、利益の縮小に直結します。自分の首を絞めるために頑張っているようなものです。

各お店も利益幅を限界まで縮小しているはずで、少々売っても、ほとんど利益など出ていないのじゃあないでしょうか、多分ギリギリのはずで、出来たら店を畳みたいと思っている経営者の方も多くおられるでしょう。

 

日本の景気があとちょっと上向けば、こんな高い中古車より値段もさほど変わらない新車にユーザーは向かうはずで、その時高い在庫を多く抱えた中古車店は何割が生き残れるでしょうか、その時また一気に再編が行われるのでしょう。こんな心臓に悪い業界他にあるのでしょうか。

今が軽自動車を売るチャンス、こんな良い時期は無い

今までちょっとどころか、かなり暗い記事を書いてきましたが、ここから先は違います。

ユーザー側に立った時こんな売る時にいい時期なんてありません、いつもなら一括査定を利用してなんて言いますが、今回はそんなことしなくても、2,3ヶ所ちょっと大きな軽専門店を回れば、希望価格にすぐ到達します。黙っていてもこれ以上ない条件を示してくるでしょう。

まして人気車で程度が良ければ、一括査定の時、池の鯉ように我先に寄ってこられて、むしろ逃げなければいけないかもしれません。冗談ですよ。

とにかく、軽自動車を売却するにはもってこいの時です。

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