外車・輸入車を高く買い取ってもらうには専門店が良いのか
- 2017/10/2
- 高く売る実践方法
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以前、愛車を売却する必要になった時は、一括査定の他、同じ車を販売しているお店に一度査定に出してみる事も、高く買い取ってもらうには有効だと書きました。
これは外国車・輸入車にも当てはまるのだろうかということですが、この方法は外国車ならなおさら有効な手段だと言えます。なぜなのかをこれから書いていきます。
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外国車・輸入車販売店の特徴
もっとも一概に外国車・輸入車といっても、その種類は多く、大きく分けるとヨーロッパ車とアメリカ車に分かれますが、それらを扱うお店もそれぞれ専門に分かれていて、ベンツ・BMWなどの高級ドイツ車専門から、ヨーロッパ大衆車ともいえる、ルノー・シトロエン・アルファロメオなどを主に扱うお店、その中でもミニ専門店、スポーツカーなどを扱う専門店、まだまだいっぱいあります。
それぞれの専門店にはそれぞれ独特のノウハウがあります。故障内容も車によって違うし、同じ個所の修理でも修理金額に相当の開きがあります。
そのため同じ外国車だからと言って、ベンツ・BMW店に同じ高級車といってジャガーを持って行っても、満足な査定は出来そうにありません。
相場も国産車のような動きはしません。基本輸入車ということで、為替の影響も大きく、車自体少ないということもあり、時に中古車価格が上がったりすることもあります。国産車では考えられないことです。
また発生したものが正規ディーラー店のものか、新車並行輸入のものか、それとも中古車並行輸入なのかによっても値段が違い、国産車を扱う業者にとっては、異次元の存在なのです。
逆にそういう外国車・輸入車を扱うお店にとっては、国産車は未知の存在なのです。全く解っていません。そのため下取りとして国産車が出てきた場合は、下取りの値段を出すためにも、処分するためにも、国産車を扱う信頼できるお店の仕入れ担当者が必要になるし、役に立つのです。そこに新規に割り込みたい仕入れ担当者は、もう企業の営業マンと一緒で、何とか信頼してもらうために日参するのです。
外国車・輸入車のお店の持つ特徴として私が他にも感じたのは、意外と横のつながりが無いのだなという印象です。それは仕方がないのかもしれません、同じ車種を扱うお店はそう近くにありませんし、仮にあったとしてもライバルにこそなりますが情報を共有する間柄にはなりにくいようです。
その為だけでは無いですが、国産車店に比べて暇な時間が多く、用も無く顔出しに訪問しても、一時間は無駄話をして過ごすことになります。
ただ羨ましいのは、お客のリピート率が高いという事です。ユーザーとのつながりが深く、車検も必ずと言っていいほどそのお店に持ち込まれます。これは国産車を扱うお店にとってはそうであって欲しいと思う事ですが、なかなかうまくいきません。
外国車・輸入車専門店に持ち込み査定してもらうメリット
外国車・輸入車専門店に持ち込むメリットは大いにありです。ただこれからの話は、長いあいだ車専門店との取引の中で聞いてきた話に、私の推測を交えて話しているので、信頼性が少々劣ります。そのつもりで読んでいただけますようお願いいたします。
ではここで一度、お店側の都合を考えてみましょう。
まず外国車・輸入車は、元々国産車に比べて中古車の数が少なく、特に素性が良くて品質が良いものは人気があります。その様な商品はすぐ売れていき、故障などの心配も少なく、利益も確保できます。元々外国車はユーザーに販売してこそ利益が出ます。オークションに出しても、利益はユーザーに販売するのと比べると格段に低くなります。国産車のように数で埋め合わせられるほど、絶対量も多くありません。
そんな背景の中、ある日ユーザーに自信をもって勧められるような中古車を仕入れられる機会がやってきました。あなたがお店の人ならどうしますか、普通ならなんとしても仕入れようとするはずです。少しくらい高く仕入れても、その分高く売れるような車なら目一杯頑張ります。これは私の推測ですが、あながち間違っているとは思わないのですが。
それに外国車の粗利は国産車の比ではありません。車にもよりますが、100万円ぐらいはざらです。20万円確保することもなかなか難しい国産車から比べると、夢のような話です。それだけ粗利があるなら、物さえよければ10万円ぐらいアップすることなど簡単だと思うのです。
その為の条件は幾つかありますが、まず正規ディーラー店からの物である事、事故などの経歴が無い事、走行距離も標準である事、この様な車なら、強く交渉が出来るはずです。
ただ上の条件に合致しない車の場合でも、一度専門店に査定してもらうべきです。外国車専門店とそのユーザーとの繋がりは、国産中古車店と比べてかなり密なので、そういうものでもいいから入ったら教えて欲しいと依頼されるユーザーもいるようです。
特に小さい所はそういう依頼も結構あるようです。私が取引していた中では、委託販売を受けていたお店もありました。
中古車としての絶対量が多くない事や、また販売数も多くない為、在庫として置いておくのは経営効率から考えても得策ではないとの判断から請け負ったものでしょう。これはそこのお店の判断により変わるでしょうが。
まとめ
結果としては、外国車を売る時は一括査定だけに頼らず、一度専門店での査定をされることを勧めます。外国車の場合は国産車よりメリットが大きいと想像できます。
もう少し踏み込んだ、役に立つ情報をお伝えしたいところなのですが、どうも私の専門外の所が多々あり、一歩深く入ることが出来ませんでした。申し訳なく思っています。