ダイハツコペンの評価。中古旧型から現行型までまとめて紹介
- 2018/1/1
- 軽自動車
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今回は小さくて可愛い、だけど意外と過激なスポーツカーでもあるコペンを紹介します。約10年の長いモデルサイクルを終え、2014年にフルモデルチェンジを行ったコペンですが、その評価はどうなのでしょうか。
個人的には攻めた走りよりものんびり流す方が、コペンのキャラクターとマッチしていると感じていますが、バリバリ攻めても面白い車ですよ。
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小さくて可愛い2シーターオープン、コペン
photo by Paul Townsend
コペンは2002年から現在まで、ダイハツが製造・販売を行っている軽オープンカー。ボディサイズは本当にコンパクトで、2シーターなので趣味性が高い車です。
初代コペンはそのキュートな外観から、スポーツカーというよりはスペシャリティカーという印象でしたが、2代目コペンはそのイメージを一新。
攻撃的な外観のローブ、ローブをベースにワクワク感を高めたエクスプレイ、上品な佇まいのセロ、3種類の異なる外観を設定して、軽スポーツの新しい楽しみ方を追求しています。
コペン最大の特徴はやっぱりオープンカーであること。しかも電動ハードトップなので、スイッチひとつで開閉が可能です。軽自動車であることを考慮すれば、豪華な装備ですよね。
コンパクトな軽自動車と電動ハードトップのコラボレーションによって生み出されたコペン独自の魅力が”気軽さ”です。
長距離ドライブが面倒ならコンビニへと足を運ぶだけでも、コペンの魅力は存分に味わうことができます。車両価格が安く(軽自動車としては高いですが)維持費も安いので、維持もスポーツカーほど大変ではありません。
しかし、その一方で、コペンをカリカリにチューンしてスポーツ走行を楽しんでいる人もいます。私が考えるコペンの楽しみ方とは異なりますが、そもそも車の楽しみ方なんて千差万別。安価な車両価格と維持のしやすさは、モータースポーツのベース車両としても最適ですからね。
ときにはのんびりと雰囲気を楽しむスペシャリティカーとして、ときには過激な走りを楽しんで。3種類の外観と複数の楽しみ方、人それぞれに違った物語がある。そんなワクワクする軽自動車がコペンなのです。
2代目コペンのスペック(主要諸元)
全長×全幅×全高 | 3,395×1,475×1,280(mm) |
車両重量 | 850(kg) |
エンジン排気量 | 658(cc) |
エンジン出力/トルク | 64(ps)/9.4(kgm) |
トランスミッション | 5MT |
JC08モード燃費 | 22.2(km/L) |
価格 | 185~213(万円) |
それでは現在販売されている2代目コペンのスペックをチェックしてみましょう。
まずはコペンのボディサイズ。小柄で可愛いイメージのあるコペンですが、全長と全幅に関しては軽自動車規格の枠いっぱいまで拡大されています。全高の低さと丸っこいボディラインがコペンを小柄に見せているのでしょう。
続いて車両重量。車両重量は850kgと、決して軽いワケではありません。電動ハードトップは重量がありますからね。ただ、グラム単位で軽量化したからと言って、コペンがさらに楽しくなるかと言うと、それは違うと思います。
もちろん、車重が軽いとそれだけ軽快なドライビングができますが、切り詰めていくと電動ハードトップが色んな意味で重荷となってしまいますよね。しかし、コペンから電動ハードトップを奪うことはコペンの魅力を削いでいることになります。ライトウェイトスポーツは軽さ=楽しさですが、コペンは軽さ=楽しさではないと、私は考えています。
コペンが搭載しているエンジンはKF型直列3気筒ターボエンジンです。最高出力はもちろん自主規制値の64ps、最大トルクは9.4kgm。個人的にはトルクがもう少しあると嬉しいのですが、現状でも十分な動力性能だと言えるでしょう。
トランスミッションは5MTです。CVTも設定されています。最も楽しいのは5MTでしょうが、コペンのキャラクターを考慮すればCVTも捨てがたいですね。トランスミッションに関しては用途や使い方次第だと思います。
燃費性能は22.2km/Lと、高い数値を達成しています。さすがダイハツのKF型エンジンですね。高出力と低燃費を両立しているところが素晴らしいです。お財布にも優しいですよ。
車両価格は185~213万円。一般的な軽自動車と比べると高価ではありますが、最近はN-BOXをはじめとするスーパーハイトワゴン勢が軒並み高価なので、それほど気にならないかもしれません。
改めてスペックを見返しても、コペンは非常に良い車です。軽スポーツとしてもスペシャリティカーとしてもその実力は十分、そのうえ経済的なのですから。
それでも総額では200万円を超えてしまうコペンの価格は、もう少し頑張ればスイフトスポーツや86を買える価格でもあります。どのスポーツカーを選ぶのかは、もちろん人それぞれなんですが、ゆるく楽しめるコペンも案外悪くないと思いますよ。
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コペンには中古という選択肢もある
photo by Brian Snelson
正直、コペンが長いモデルサイクルを終えてフルモデルチェンジに至ったのは、初代コペンの過激な走りが大いに関係していると思います。このご時世、スペシャリティカーとして生き残ることができるのは高級車くらいです。
コペンはスペシャリティカーのほかに、スポーツカーの一面も持ち合わせていました。それが車好きの目に留まり、地道に販売台数を伸ばしていったのだと思います。
だからこそ、コペンは中古車市場でそれなりに流通しています。遊び倒すという意味では、2代目コペンを新車で購入するのではなく、初代コペンを中古で購入するのも良いでしょう。
初代コペンの中古価格は28~204万円となっています。過走行車両や修復歴がある車両もそれなりにありますが、流通台数が豊富なので状態の良い初代コペンを探すことは難しくないと思います。
次に2代目コペンの中古車ですが、こちらも割と流通していると言えるでしょう。年式が古い車両でも2014年なので、中古価格は109~229万円と、それなりに高いです。しかし、年式の新しさは安心感につながります。万が一故障しても、90年代の中古車のように部品の心配はしなくてもいいです。
気軽に乗り出せる中古車としては、コペンは本当にオススメできる選択肢です。
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コペンの気軽さは楽しさでもある
photo by Mic
車両価格が高く維持が大変なハイパフォーマンススポーツカーと、車両価格がお手頃で維持がしやすいコペン、どちらが所有していて楽しいのでしょう。
そんなの人それぞれなのは当たり前です。しかし、コペンの気軽さは間違いなく楽しさにつながります。毎日をちょっと彩りたい、そんな人にコペンはオススメの車です。
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