【最終更新日】2018/04/29

2017年を振り返って。今年一年大変お世話になりました。

アドレナです。

2017年ももうあと僅かとなりました。当サイト、自動車ファンが2015年末に公開されてから、早いもので丸2年が経ちました。

その間、自動車界はさまざまな大きな動きがありました。特に今年は欧州メーカーによる排気ガス不正問題、世界的EV化への大規模な流れ、中国車韓国車の台頭、自動運転の一部実用化、究極のガソリンエンジンの登場、軽自動車販売低迷などなど、私達の未来を明るくするものから暗くするものまで、揺れに揺れた1年だったと思います。

 

特にEV化への世界的な流れは、大変なインパクトだったと思います。2017年の東京モーターショーも、隠れテーマは「従来までの車の姿を超えたモータリゼーションの世界」を世に問うという感じだったと思います。これによって国内メーカーの立ち位置がはっきりと分かれました。常識を壊し、それまでの内燃機関を磨き上げることに死力を尽くすメーカー、同じく莫大な資本を投入し新たなEV技術に挑むメーカー、両方を伺うメーカー。それぞれ主義主張があります。

同じく自動運転技術も本格普及まであと僅かというところまで来ています。残された大きな課題はハッキングなどによる人命に関わるトラブルを0にすること。いままでイタチごっこで不可能といわれていたこれらの課題も、仮想通貨などの基幹技術であるブロックチェーン・テクノロジーにより、一気に解決できる日が来るでしょう。

 

果たして来年2018年はどんな一年になるのでしょうか。車は直接的に人の命を運ぶもの。そして間接的に環境に多大な負荷を与え続けています。だから決して妥協はできませんし、新しいものを追求し続ける必要があります。

ただ、世界中の動きを左右することなど誰にもできませんが、このサイトの存在理由を考えた時、シンプルに「車が人々に与える活力」もっといえば、「ワクワク感」、「コンテキスト」、ここを重視して世に問うてみたくなります。

あなたが今選んでいる選択肢は、本当に人生を彩るものであるのか?一生心に残る形となっているのか?本当に大切なものは目には見えないと言われますが、車が多くの人の暮らし、そして人生に深く関わる以上、「思い立った時に、好きな人と、自由に移動する豊かさ」を多くの人と共有し、一人ひとりの人生を総合的に盛り上げていきたいと思っています。

 

この激動の時代に日本に生まれたからには、決して諦めの年にしてはならないと思います。乗りたい車、叶えたい夢があるのなら、一生懸命働く、または事業を起こす、あるいは見栄を捨て生活をシンプルにする等、あなたにとっての豊かさを手に入れるためにがむしゃらに生きることは、別にカッコ悪いことではないと思います。

それが他人の言うことに左右される夢ではなくて、例えば家族と月一でキャンプに行くために燃費の悪い中古の大型SUVを買う。あるいは彼女が喜んでくれるから、お金の掛からないアルトに乗って幸せを噛みしめる。こんなことでも良いと思います。いつかはクラウンなんて死語ですが、それがその人の生きる活力になるのなら、他人が小馬鹿にすることではありません。

肝心なのはあなたが変なものに固執せず、心から満足できる価値にフォーカスできているかどうか。私が尊敬する徳大寺先生流に言うのなら、「消えてしまうものに金をかける」ここいらあたりにダンディズムがある気がします。そんな満ちている人の周りに、これから人が集まっていくと思いますし、私自身、そんな人の背中を押し続けるサイトにしていきたいと思っています。

 

車はどんどん姿を変えていくでしょう。車に対する社会の要求も、どんどん狭く苦しいものになっていくと思われます。カーシェアが当たり前になり、車を所有することがダサいという風潮になる日がくるかもしれません。それでも、私達車バカは、車に関する面白いテーマを探し、そこに年甲斐もなくワクワクし、ただの日常をより味わい深いものに変えていくための努力を怠らない。そんな覚悟を持って車に接していきたいと思います。

今から10年後、この文章を見返してみた時に、一体どのくらい恥ずかしい思いをするかわかりません。でも未来なんて誰にも分かりません。だから今を生きる。今この時流に乗る。そして必死で考える。あるもので戦う。行動する。来年はそんな一年にしていきたいと思います。

 

 

最後になりますが、こうして私が今までサイトを運営してこれたのも、このサイトを支えてくださった多くの皆様のお陰です。読者の皆様、ライターの皆様、メーカーの方々、提携企業様、そして家族、友人のみんな、本年はいろいろとお世話になり、ありがとうございました。また新年もどうぞよろしくお願いいたします。

2017.12.31  アドレナ 自宅のPCより





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