【最終更新日】2017/12/26

マツダ・ユーノスロードスターの功績。中古もレストアベースとして人気

  • 2017/12/29
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スポーツカーにはたくさんの名車がありますが、今回はその中でも、ひと際輝いている名車中の名車を紹介したいと思います。

あなたは、スポーツカーがスポーツカーたる所以を何だと考えていますか?

スピード、コーナリング性能、スタイリング。人によって答えは千差万別でしょうし、きっとこれといった正解はないでしょう。私は、スポーツカーがスポーツカーたる所以を”楽しさ”だと考えています。

それを教えてくれたのが、マツダ(ユーノス) ロードスターです。


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Contents

世界中に愛された名車、ユーノスロードスター

ロードスターは1989年にこの世に誕生しました。

発売は80年代ですが、この車が最も輝いた時期は90年代でしょう。その当時は大排気量のパワフルなエンジンを搭載したスポーツカーが正義でした。たしかに、速さはスポーツカーに必要な資質のひとつでもあります。

しかし、ロードスターの誕生によってそれは覆されることになります。非力だが扱いきれるパワー、軽量コンパクトなボディ、2シーターオープン、FR。世界中の車好きを魅了した、マツダが誇る名車がロードスターなのです。

 

マツダは昔から”人馬一体”をテーマに車づくりを行っています。ドライバーのステアリング操作やアクセル・ブレーキの加減などを車がくみ取り、素直に反応する。車がまるで自分の手足になったかのような一体感。それをマツダの思惑通りに実現したロードスターは、運転が楽しい車の代表格として後世に語り継がれることになります。

アクセル全開からのフルブレーキング、自分と車の限界ギリギリを攻めたコーナリング。これももちろん楽しいです。しかし、ロードスターの楽しさはそれとはベクトルがまったく違います。

ゆるやかなカーブが続く海岸線沿いや峠道を法定速度で流す、もしくは少しだけ張り切ってみる。自分の思い描いたラインでカーブを曲がることができて、思わずにやけてしまう。

たまには幌を開けて、心地よい風を感じながらドライブ。アクセルをベタ踏みしたワケでもなければ、コーナーを攻めたワケでもありません。でも、これがロードスターの楽しさなんです。

文章力が稚拙で、あまり伝わらないかもしれませんね。そんな人はぜひ一度、ロードスターに乗ってみてください。私の言っていることがきっと伝わると思います。このとき、ATよりMTの方がより強い一体感を感じるはずです。

また、奥田民生さんの”風は西から”という作品があります。この歌はCMにも使用されているマツダのテーマソングなのですが、聴くだけでロードスターに乗ってドライブを楽しんでいるかのようなワクワク感を感じることができますよ。

世界中に、”速さ”だけがスポーツカーの楽しさではないと教えてくれたことが、ユーノスロードスター最大の功績だと私は思っています。ユーノスロードスターほど強く感じることはないかもしれませんが、このスピリットは2代目NB型、3代目NC型、そして4代目ND型にもしっかりと受け継がれていますよ。

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ユーノスロードスターの中古価格は?

なんだかポエムみたいになってなってしまったので、気を取り直してロードスターの中古車についてお話したいと思います。

まずはユーノスロードスターの流通台数について。現在、ユーノスロードスターはカーセンサーとグーネットを合わせると、約450台が販売されています。重複している車両を除くと、実際に流通しているのは200~300台くらいでしょう。

数年前まではもう少し流通台数は豊富だったと思うのですが、だいぶ少なくなってきましたね。ユーノスロードスターは最も年式が古い車両になると、20年近く経過しているれっきとした旧車ですから、部品取り車としての購入や海外へ流れてしまっている可能性は高いです。

 

気になるユーノスロードスターの中古価格ですが、現在は40~250万円となっています。1000万円のプレミア価格がついている車両もあって、正直びっくりしましたね。流通台数が少なくなればプレミアがつくとは思っていましたが、まさかこれほどとは・・・。

改造車や過走行車も多いので、現車確認は必ず行ってください。もともとユーノスロードスターはハードなチューニングを施された車両は少ないのですが、社外マフラーや車高調、リップスポイラーなどの簡単な改造を施した車はそれなりにあります。

フルノーマル車両は高いので、これらのライトチューン車両を選択するのもひとつの手だと思います。

レストアベース前提で購入するなら今がチャンス!

ユーノスロードスターは販売台数が多いうえに、その味つけのおかげで過酷な走行をしている車両が少ないため、名車中の名車にもかかわらず現存する中古車が豊富です。最近は値上がり傾向にありますが、それでもバーゲンセールだと言えるでしょう。

さらに、ついにマツダがユーノスロードスターのレストアサービスを開始しました。書類審査がありますが、それを通過すればマツダ本社で新品同様の仕上がりまで復元してくれます。

外観のレストアは25万円で引き受けてくれます。さらにインテリアやエンジン、シャシーやサスペンションに至るまで、ユーノスロードスターを構成するほぼすべての部品のレストアが、オプションメニューとして用意されています。

それら全てを施すフルレストアとなると、価格は485万円と高価にはなりますが、世界に誇る名車中の名車を現代に復刻させることができるのですから、それを考えると決して高くはありません。むしろマツダが直接レストアを手掛けてくれるので、安過ぎるといってもいいくらいです。

 

本格的にユーノスロードスターを購入したいと考えているなら、確実に今がチャンスです。ここ数年であれば、現存するユーノスロードスターは同じ年代のスポーツカーと比べ、比較的多いと言えます。

中古のロードスターを約100万円で購入したとして、485万円のフルレストアを施してもらえば、単純計算すると585万円で、新車同様のユーノスロードスターを所有できることになります。

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最後に


現在、ユーノスロードスターを購入する資金がないのなら、購入に向けて少しずつ準備をしておいた方が良いでしょう。数年前とは状況が一変したため、今後ユーノスロードスターの中古価格はさらに値上がりしますよ。

レストアサービスをはじめ、この車へのマツダの愛を感じます。

新車同様のユーノスロードスター、夢があっていいですね。





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