【最終更新日】2017/10/06

マツダ・コスモスポーツが復活!新型ロータリーエンジンは燃費も良さそう

  • 2017/9/5
  • マツダ・コスモスポーツが復活!新型ロータリーエンジンは燃費も良さそう はコメントを受け付けていません

数年前から、マツダが新たなロータリースポーツを販売するという話があります。それが新型RX-7もしくはRX-9だと言う話が各所で報じられています。

最近になって新型RX-7もしくはRX-9とは別モノのロータリー車を、マツダが開発しているという噂が耳に入りました。その名は新型コスモスポーツ。世界にロータリーエンジンの速さを知らしめたコスモスポーツが今、復活を遂げようとしています。

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Contents

マツダ・コスモスポーツとは

コスモスポーツは、1967年から1996年までマツダが生産・販売を行っていた乗用車、コスモの記念すべき初代モデルです。

スポーツカーが好きなら皆知っている、ロータリーエンジン。世界で初めて量産・実用化に成功したそれを搭載した車です。

実は初めてロータリーエンジン搭載車を市販化したのはマツダではなく、アウディでした。尤も、当時はNSUヴァンケルという名前で、アウディブランドが設立するずっと前の話にはなります。NSUヴァンケルが発売したロータリーエンジン搭載車、ヴァンケルスパイダーはロータリーエンジンが抱えていた問題の多くを、改善しないまま発売されました。

 

その後、ロータリーエンジンの抱える問題を改善し、量産・実用化へ至らせたのがマツダ・コスモスポーツなんです。ボディ形状は2ドアクーペで、後にサバンナRX-3に搭載され、日産・スカイラインGT-Rのレース50連勝を止めるL10A型エンジンが発生させる最大出力は110馬力。車両重量も940kgと軽量で、まさにロータリースポーツですね。

コスモスポーツが登場しなければ、名車と名高いFD3S型RX-7は世に登場することはありませんでした。その他にもロータリーエンジンを搭載したマツダの名車はたくさんありますが、その全ての礎となったのがコスモスポーツです。

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そのエクステリアデザインは流麗かつ先進的で、1963年の東京モーターショーに出展されたときは、あまりの美しさに観客を驚愕させたとまで言います。マツダ屈指の名車であるコスモスポーツ。その名を冠する後継車が、この現代に誕生しようとしています。

新型コスモスポーツはマツダ史上最高のスペック?

正直、マツダがロータリーエンジン搭載車をラインナップに2台も加える(新型RX-7とコスモスポーツ)のはさすがにあり得ないのではと思っているのですが、万が一そのようなことになれば、個人的にも楽しいので、このまま新型コスモスポーツのお話を続けていきます。

まずはエンジンスペックから。コスモスポーツに搭載されることが予想されるエンジンは、マツダが2015年の東京モーターショーで初公開したロータリースポーツコンセプト、RX-VISIONに搭載されていたエンジン。その名もSKYACTIV-Rです。

排気量は800cc×2ローターで1,600cc。そこに電動モーターもしくはターボチャージャーを組み合わせ、その最大出力は300馬力を超えると言われています。とんでもないパワーでワクワクしますね。

 

ボディサイズは初代コスモスポーツと比べて一回り以上拡大されるでしょう。特に全長と全幅は200mm以上拡大、少なくとも全長4,340mm、全幅1,795mm以上になることが予想されています。全高に関しては初代コスモスポーツが1,165mmと現代の車と比較すると非常に低いので、100mm程度高くなると思われます。ホイールベースはおそらく、新型RX-7と同等になるのではないでしょうか。

上記のスペックは、現在出回っている噂や情報を元に、私なりに予想してみたものです。素人目線ではありますが、楽しんでいただけたらと思います。それにしても、コスモスポーツが復活するとなると、新型RX-7(RX-9)との差別化はいったいどうなるんでしょうね。

SKYACTIV-Rは燃費も良い?

個人的に気になる部分としては、新型のロータリーエンジンであるSKYACTIV-Rの燃費。情報が少ないので参考程度に留めておいてほしいのですが、初代コスモスポーツの実燃費は街乗り3~5km/L、高速巡行7~10km/Lくらいらしいです。想像よりははるかに低燃費ですが、やっぱりロータリーエンジンの燃費は悪いですね。

そこをSKYACTIV-Rではどう改善するかが楽しみではありますが、できれば街乗り5~7km/L、高速巡行10~12km/Lくらいはお願いしたいところ。SKYACTIV-Dなんかは非常に実燃費が良いですから、SKYACTIV-Rの燃費にも期待しても良さそうです。

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新型RX-7と新型コスモスポーツはどう差別化する?

先ほども言いましたが、全く別モノのクーペを2台ラインナップに加える体力はマツダにはありません。そこで、可能性としてひとつ挙げるならば、ピュアスポーツカーとして新型RX-7(RX-9)を、ラグジュアリークーペとしてコスモスポーツを。これならば、ギリギリ1%くらいの可能性はある気もします。

初代コスモスポーツはピュアスポーツとしての資質を十分持ち合わせていましたが、現代ではもはや骨とう品。マツダ史上最高の名車が、今度はラグジュアリークーペとして蘇るというのもある意味面白いかと思います。新型RX-7に豪華装備、安全装備モリモリしてしまうと、こんなのピュアスポーツじゃない、と声高々に叫ばれそうですし。

 

そこで、シンプルかつ機能的なインテリアに最低限の安全装備で車両重量の増加を抑え、RX-VISIONのような攻撃的でクールなエクステリアを兼ね備えた新型RX-7(RX-9)。

逆にコスモスポーツは先進的な安全装備・豪華装備と圧倒的な質感で高級感をアップ。新型RX-7よりも大人びたクールなエクステリアを。初代コスモスポーツのシルエットを連想させるために、NC型ロードスターのRHT(リトラクタブル・ハード・トップ)を装備してみると、クローズド時に初代コスモスポーツのUFOのようなシルエットを再現できそうな気がします。

これならエンジンが共通だとしても、パワーウェイトレシオの差で圧倒的な速さを新型RX-7(RX-9)が見せつけるでしょうし、同じクーペでもコスモスポーツは対照的に、優雅に海岸線を流すようなイメージ。マツダさん、新型コスモスポーツのCMソングは奥田民生でお願いします。

 

ということで、以上が新型コスモスポーツと新型RX-7(RX-9)の差別化予想でした。

個人的にやっぱり新型コスモスポーツが発売する可能性は低いと思っていますが、もし発売されるようなことがあれば、スポーツカー市場は賑わうこと間違いなし。今後のマツダの動向に、期待しながら続報を待ちましょう。





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