【法人用ETCカード】クレカ機能無しで発行できる!割引適用条件について
- 2018/3/9
- 車お得情報
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「法人向けのETCカードを発行しようかな?」なんて考えている人は必ずこの記事をご覧ください。タメになる情報がたっぷりと詰まっていますよ。
中小企業の社長や個人事業主であれば、法人向けのETCカードは間違いなく便利です。一般向けのETCカードよりも法人向けのサービスや割引がてんこ盛り。初心者向けにわかりやすく解説しているので、ぜひご覧ください。
Contents
法人向けETCカードとは?
クレジットカードにも法人向けカード(ビジネスカード)があるように、ETCカードにも法人向けETCカードが存在しています。高速道路や有料道路を通行することの多い業種の場合、ETCカードの作成はもはや必須とも言えます。
ただ、法人向けETCカードは一般向けETCカードと同様に、様々な種類があるので「どれを選ぶべきか」迷う人も多いと思います。そこで、まずは法人向けETCカードをざっくりと3つに分けて解説をしていきますね。
クレジットカード会社が発行するETCカード
一般向けのETCカードと同じように、法人向けのETCカードを発行しているクレジットカード会社があります。代表的なビジネスカードはJCB法人カード、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードなど。
これらのビジネスカードに付随する形で、法人向けのETCカードを発行することができます。法人向けのETCカードの中では最も一般向けのクレジットカード(ETCカード)に近く、マイレージやポイントが貯まるというメリットがありますが、クレジットカード会社ごとにサービスが異なっていたり、割引が一般向けのETCカードと同じだったりと、法人向けとしては細かな不満点も多いです。
高速道路の使用頻度が高ければ高いほど、これらの法人向けETCカードを利用する旨みは少なくなると思います。
NEXCOが発行するETCコーポレートカード
高速道路を管理しているNEXCOが直接発行するETCカードです。クレジットカード機能はなくETCカードのみの発行となるので、審査を通す必要がなく管理がしやすいことが特徴です。
また、大口・多頻度割引という法人にとってはありがたいサービスも用意されています。ここまでの情報では、「ETCコーポレートカードが最強」というイメージをお持ちではないでしょうか。
事実、そのイメージは間違いではありません。法人にとって、これほど大きなメリットを持つETCカードはほかにありません。ただし、発行までのハードルが非常に高いという最大のデメリットが存在します。
ETCコーポレートカードを発行するには、銀行や農協などを連帯保証人に立てる(機関保証)、もしくは多額の保証金を支払う必要があります。
つまり、ETCコーポレートカードは高速料金の支払いが滞らないという信用がある会社だけにしか発行されないということです。
大企業であればETCコーポレートカードの発行は容易いでしょうが、中小企業にとって、多額の保証金を支払うのは正直キツいです。ETCコーポレートカードの審査がないとは言え、機関保証制度を利用するのなら結局審査も必要となります。
ETCコーポレートカードが、もっと気軽に発行できるようになれば中小企業にとっては非常にありがたいんですけどね。実は、そんな夢のような話があるんです。
高速情報共同組合経由で発行するETCカード
高速情報共同組合という組織があります。簡単に説明すると、ETCカードの発行代行などを行ってくれる組織です。
高速情報共同組合を経由して申し込めば、審査が必要なクレジットカード会社が発行するETCカードや発行までのハードルが非常に高いNEXCOのETCコーポレートカードも容易く発行することができてしまいます。
もちろん、タダというワケではありません。高速情報共同組合はその名の通り組合なので、組合員になる必要があります。組合員になってはじめて、高速情報共同組合のサービスを活用できるようになるのです。
高速情報共同組合で発行した法人ETCカードは年会費無料です。ただし、発行手数料が税込540円、取扱手数料が税込540円発生します。また、出資金として10,000円を支払う必要がありますが、こちらは組合を脱退するときに返金されるので安心してください。
この法人ETCカードを複数発行したい場合は、その都度発行手数料と取扱手数料、出資金が必要となります。書類の準備も必要なので、詳しくは公式サイトをチェックしてください。
これで大きく3つの法人向けETCカードを解説しましたが、ズバリおすすめするのは高速情報共同組合経由で発行する法人ETCカードです。仕事で利用するのにクレジットカード機能なんて必要ありません。
そもそも中小企業であれば審査に通らない可能性だって十分にあります。信用に値せず審査に通らないとなると、クレジットカード会社が発行するETCカードはもちろん、NEXCOが発行するETCコーポレートカードの発行も難しいです。
最も便利で使い勝手が良く、発行までのハードルが低いのが高速情報共同組合経由で発行する法人ETCカードなのです。
割引の内容・条件について
高速情報共同組合経由で発行する法人ETCカードの割引内容と条件を解説します。まず、一般向けのETCカードでも適用される平日朝夕割引、深夜割引、休日割引は、高速情報共同組合の法人ETCカードでも適用されることになっています。
また、これらの割引対象外部分に大口・多頻度割引制度が適用されるので、実質このETCカードを発行してしまえば、ほとんどの曜日、時間帯で割引を適用することができると思います。
ただし、高速情報共同組合の法人ETCカードは実質NEXCOのETCコーポレートカードなので、複数車両で使い回すなんてことはできません。原則車両1台につき、ETCカード1枚です。また、1ヶ月の高速道路利用額が5,000円以下の場合、大口・多頻度割引は適用されないので注意してください。
個人事業主はどうすればいい?
実は法人だけでなく、個人事業主も高速情報共同組合を利用することができます。つまり、発行手数料と取扱手数料、そして出資金を支払えば法人ETCカードを発行してもらうことができます。何かと審査が厳しくなりがちな個人事業主にとって、高速情報共同組合は非常にありがたいサービスですよね。
ただ、個人事業主の場合は高速道路の使用頻度がそれほど多くはないと思います。そのため、大口・多頻度割引は適用されない可能性があるので注意しましょう。
個人事業主が高速情報協同組合を通して法人ETCカードを発行するメリットは、審査に通りにくい状況でも発行することができるということ。そして、利用頻度が多いときは大口・多頻度割引が適用されるということ。最後に、高速料金の管理が楽だと言うこと。
当たり前ですが、一般的なETCカードは領収書が発行されません。一定の時間が経過して、ようやく引き落としがされることになりますが、これだと経費計上が面倒になってしまいます。
ですが、高速情報共同組合の法人ETCカードは利用状況のわかる利用明細が発行されます。利用料金も後日一括請求なので、法人や個人事業主にとって、シンプルで便利なシステムになっているのです。
最後に
中小企業や個人事業主におすすめの法人向けETCカードは、間違いなく高速情報共同組合経由で発行する法人ETCカードでしょう。正直、デメリットというデメリットがないので、気になる人はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
法人ETCカードの発行を検討しているなら、必ず役に立つかと思います。
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