リッターカー&コンパクトカーはコスパ的に軽自動車の代わりになるのだろうか
- 2017/9/26
- 車お得情報
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最近特に軽自動車が人気で、軽自動車専門店も多々見受けられます。でも人気車であるがため、値段もそこそこして、決してコストパフォーマンスが高いと言えなくなりました。
普段の選択肢にあまり登らないリッターカーですが、意外とそれなりに良さがあります。軽自動車とかぶっている特徴もあり、比べてみると意外に面白い車です。
そこで今回あまり日の目を見ないと言っては申し訳ないですが、敢えてリッターカーも含めて、コンパクトカーと軽自動車を比較してみて、軽自動車の代わりになるのか見ていきます。
今回は、自分の乗り換えのための車選びが半分入っていますので、どうしても主観が入り込み、全体が見えていません。最後もどうなるかわからないまま右往左往しながら進めますので、多分途中迷いそうな気がします。
Contents
リッターカーの種類
リッターカーは、普通車として自動車税が一番安くなる排気量1,000cc以下の車を言いますが、国産車の種類は少なく、スズキ・スイフト、トヨタ・パッソ(ダイハツ・ブーン)、トヨタ・タンク、(トヨタ・ルーミー、ダイハツ・トール、スバル・ジャスティ) などです。( )の中は兄弟車種で、実質3種類しかありません。
これでは選択肢として少なすぎます。本当はリッターカーと比べたかったのですが、これでは材料が少なすぎるので、1.3ℓまで対象を広げる事としました。
軽自動車とリッターカー・コンパクトカーの力の違い
我が家では、軽自動車が二台あり、一台は軽トラ、日常の買い物はもう一台のスズキアルトを使うのですが、問題は二人乗車でたまに少し遠出する時です。
当方少々重めのため二人合わせて150㎏あり、とにかく走らないのです。日常は問題ないのですが、長い上り坂や高速道路に入るとかなり苦しく、エアコンを掛けようものならさらに厳しく、上り坂など100㎞/h維持できず、エアコンを止めても80㎞/h出ないこともあります。
軽はやはりいざと言う時少々非力です。これは仕方のない事で、燃費にしても乗り込む人間の体重や荷物、エアコンの作動によっても大きく影響を受けます。それもこれも元々の非力が原因です。一般的に軽自動車の馬力は、ノンターボで52PS程度、トルクは6.4kgf・m前後です。
一方1リットルのトヨタ・ビッツは馬力69PS、トルクは9.4kgf・mとアップします。これだけあれば、我が体重でもなんとか快適に運んでくれそうです。これが1.3リットルのビッツでは馬力99PS、トルクは12.3kgf・mとなり それぞれ軽自動車の倍の性能があり、これならエアコンを付けたままでも、さしてパワーの低下を心配することはなさそうです。
このコンパクトカーに軽自動車が対抗するのには、ターボ車しかありません。今軽自動車で一番の売れ筋ホンダN-BOX のターボ付きは、64馬力、トルクも10.6kgf・mとリッターカーと肩を並べます。他車のターボ付き軽自動車も、およそよく似ています。
軽自動車とリッターカー&コンパクトカーの燃費の違い
比較の上で避けられないのが、燃費問題ですが、これはカタログ数値を並べてみても実際の数値から程遠く、同じ車でも、人によるのか運転状況によるのか、かなり差があります。カタログ数値の6割だ、いや7割だと意見も分かれ、はっきりしません。
そのためカタログ数値は参考程度に考えた方がよさそうです。一応、我が家のアルト軽自動車では、夏の過酷な運転状況では15km/ℓ 行かず、通常の18km/ℓと比べると差がありすぎです。もっとも今のアルトではもう少し改良されているかもしれませんが。
リッターカー・コンパクトカーの燃費はハイブリッドを除くとカタログ上では21km/ℓ ~26km/ℓ と幅広いですが、実燃費としてはどれも16km/ℓ 程のようです。高速道路での一定速度状況であればもう少し伸びるでしょう。昔乗っていたマーチもやはり16km/ℓ このあたりがコンパクトカーの一般的な性能なのかわかりませんが、あのカタログ数値に一喜一憂するのもあまり意味があるようには思えません。
ただハイブリッド車だけは、状況によりかなりの燃費アップが期待できそうです。
お金の話
ここからお金の話です。まず軽自動車とリッターカー・コンパクトカーの車輛価格の差ですが、どの車種・タイプを選ぶかでその範囲は幅広く、ダイハツ車の中でもミライースの様な100万円を下回る比較的低価格な物から、タントのターボ無しにしても高いものものでは160万円近くするものまであります。この様な状態では比較出来ないので、まず予算を決めるところから始めます。
暫定的に予算を車輛価格120万円として考えると、軽自動車なら下のクラスながら人気のハイトワゴンも視野に入れられます。一方リッターカー&コンパクトカーの中ではこの値段ではかなり厳しく、リッターカーはともかく、コンパクトカーではマーチぐらいしかこの範囲に入りません。
そこで中古車にターゲットを絞りますと、可能性はすこし広がります。とくに不人気と言われる車を選ぶと、安く買う事が出来るでしょうが、あまりに不人気だと物がなく、それを追いかけてかえって高くつく場合もあるので、ほどほどに探すほうがよさそうです。探しやすく、不人気な物の中にはダイハツ・ブーンやマーチなどがあり、その辺りが比較的安く手に入れられそうです。
維持費の話
軽自動車とリッターカー&コンパクトカーの維持費の差はどの位でしょうか。燃費の差を除けば、毎年の自動車税と、2年毎の検査費用です。
自動車税の差
総排気量1リットル以下 29,500円
総排気量1リットル超 1.5リットル以下 34,500円
軽自動車 7,200円 or 10,800円
軽自動車の自動車税の違いは 平成27年4月1日以後に最初の新規検査を受けた車の税金が10,800円で、新税率が適用され、平成27年3月31日までに最初の新規検査を受けた車の税金は 7,200円となり、旧税率が適用されます。
この差は大きいですね。普通車と比べると3~5倍の差があります。金額にして約1.9万円から2.7万円の差があります。
検査の費用の差
車検時の差額の法定費用です。1年分を書いています。
軽自動車 | コンパクトカー | 差額 | |
重量税 | 2,500円 | 7,500円 | 5,000円 |
自賠責保険 | 13,185円 | 13,920円 | 735円 |
法定費用自体は、さほどではないようです。その他に検査工賃などもろもろコンパクトカーは10,000円ぐらい増えるだろうと見積もると。検査の費用は軽自動車の方が1年に約15,000円安いといえます。
結果、軽自動車とリッターカー&コンパクトカーの差額は、自動車税車と車検費用を足すと約4万円の違いが出てきます。プラス、燃費の差によるガソリン代の差などを加えると、年6万円というところでしょうか、これは一例にすぎませんが、やはり軽自動車は金額的にはお安いですね。年6万円と聞くと仕方ないかなと思いますが、5年で30万円、6年で36万円の差が付くことを考えると、無視するのもためらわれます。
結果どうしよう
ここまで考えて、さてどうしようと悩んでいます。まだ少し先の話ですが、いまから車屋さんの前を通るたびに目が展示場にいっている状態なのです。散々車を売ってきましたが、いざ自分が車を買おうとすると、車選びには悩まされます。もうすこし予算を増やそうか、どうせなら1.5リットルまで範囲を広げようか悩みます。
シビアに経済的に選ぼうとして迷宮に入り込んでいるのですから、ここに好き嫌いや希望という要素を入れ込んだ場合、どう処理したらいいのか私にはわかりません。
やはり優先順位というものを先に決めて、後の事は何とかなる、若しくは少々我慢するというやり方しかないのかもしれません。まあゆっくりと考えてみましょう。
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