車買取でカーナビやカーオーディオ、ETCなどはプラス査定になるか
- 2017/9/27
- 車買取の基礎知識
- 車買取でカーナビやカーオーディオ、ETCなどはプラス査定になるか はコメントを受け付けていません
最近カーナビを搭載した車をよく見かけます。それもダッシュボードの上に置かれたものではなく、キチンと中に組み込まれている物です。昔は高級車にしか取り付けられていなかったものが、最近では軽自動車ですら、珍しくなくなりました。あまりにありふれているため、カーナビを狙った盗難もまず聞きません。
それに反して、昔の様なオーディオを見る事が少なくなりました。デッキ・アンプ・チューナー・イコライザーまで取り付けている車は、もはや絶滅危惧種かもしれません。でもそれなりに見栄えの良いオーディオはまだ見る事が出来ますが。
今回はそれらにETCをプラスして、これらの付属品が査定にどのような影響を及ぼすのかを見ていきます。
Contents
買い取る側から見た装備品の位置づけ
カーナビ
カーナビは、それなりに値段が張ります。取り付けるための費用も掛かっていることを考えるとなおさらです。それはよく解るのですが、買い取る側は、カーナビ・オーディオ・ETCの専門家ではなく、そのカーナビが20万円近くしたものか10万円以下の物なのか実際よく解っていません。オーディオ然りです。
買い取る側の関心は、それらがその車にあっているのか、その車の価値を上げる物かという点に絞られます。カーナビに限らずアルミホイルや他の装備品なども同じ扱いです。車の付属品として扱われ、付いていて正常に作動するのであれば、その価値は当初の値段によらず付いている車の価値を上げる物かどうかだけが、査定基準のアップに影響します。
軽自動車についているカーナビと、マークXについているカーナビ、どちらが価値があるでしょうか。新車時の価格はもちろんマークXに軍配があがります。だからマークXに軍配が上がる、そうはなりません。なぜならマークXほどのクラスになると、付いているのが当たり前という状況です。それに引き換え軽自動車は、かなり普及してきましたが、まだ高級車ほどではなく、その分マークXより希少価値があります。
そうです。そのカーナビ自身の価値というより、カーナビが付いている車という希少性に価値をつけるのです。また付いているのが当たり前の車については、希少性なしということで、逆に付いていることが査定の基準となっていて、なければマイナスポイントになったりという事もあります。
オーディオ
オーディオについては、一般的に昔ほど凝ったものに人気は無くなってきました。取り付けスペースはカーナビに占領されています。音質にさほどこだわる方はあまりいなく、手軽に音楽を楽しむことに、重きを置いておられるのでしょう。
しかし狭い範囲ですが、ナビよりオーディオの方に重きを置いておられる方がいらっしゃることも確かで、またそのような方の好みの車であれば、プラス査定も期待できます。改造車的な車はこの中に含まれるでしょう。
ETC
ETCについては、付いていても、付いていなくても、査定には影響はありません。金額的にもそう高い物でもないため、査定上考慮されません。
その他
その他、アルミホイルやエアロパーツなども同じく、それ自体の価値に(もちろん、、それも多少ないとは言えませんが)重きを置きません。むしろあまりにその車に不釣り合いな場合、ノーマルに戻すための費用を差し引くこともあります。
付属品の捉え方
あなたも、お勤めに行かれる時の服装と、レジャーで海や山にお出掛けする時の服装は違いますよね。登山の服装時に高級な腕時計を付けていくというのは、どうでしょう、トータルとしての服装に相応しくないのではないでしょうか。
それをガレージセールなんかで売りに出した時、この時計が付いているので、20万円ですと値段を付けた場合、その服が良いなと思っている方にとっては、むしろ時計は邪魔になるでしょうし、時計が欲しい人にとっては、服が邪魔になるでしょう。
それは、それに合ったものと組み合わせて、はじめて価値がある物になります。そうするか、もしくは別々に単体で売りに出すべきです。
車も同じです。その車の性格にあっているかが査定時に問題になります。単純にこれは幾らしたとか言うのは、関係ありません。きつい言い方をすれば、それはあなたの勝手な趣味ということになります。出来るなら、あなたもご自身の車を第三者の目で見て、合っているのかどうかを判断してみてください。
一番いいのは、取り付けられる時にその目があれば良いのですけど。なかなかそううまくいきませんよね。よくわかります。