自動車用DIY工具(電装用工具)についてのおすすめは
- 2018/2/21
- メンテナンス
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前回の記事に続きDIY工具についてです。
ネットでの取引が活発になり、買ったものを自分で取り付けようとされる方が増えてきているようですね。そのため、昔のように専門の方だけの工具ではなく、一般向けにも数々の工具が販売されています。
そのなかでも電装用工具として、最低これだけは必要、もしくは持っていた方がより便利という物を紹介していきます。
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Contents
電装用工具の定番
それでは定番の工具からいってみましょう。
- ラジオペンチ
- ニッパー
- プライヤー
これらは最初に必要になるものです、これが無ければ作業を始められません。これらはそんなに神経質になるほど高品質の物でなくても構いませんが、かといって100円均一のものは止めておきましょう。一回買うと、なくさない限り使い続ける物ですから。
ラジオペンチ
これはあまり使いませんが、小さなネジを扱う時に、このペンチで固定してドライバーを使ったりします。
その他にも、はんだ付けをする時にはなくてはならない物です。手先の器用な人なら必要ない人もおられるでしょう。小さい物よりすこし先の長い物の方が使いやすいです。
ニッパー
ニッパーは電線をカットする時に使うものですが、ちゃんとカットできないとストレスが溜まります。カットする刃を合わせてみて、ぴったりと刃が合うものを探しましょう。
もし手元にあるニッパーの刃が欠けていたりして上手くカット出来ない場合はやすりなどを使って刃を合わせる必要があります。
お勧めは、電線の被膜を剥くことのできるものです。カットした電線の被膜を、工具を持ち替えることなく剥く事が出来ます。これには少しお金をかけても損ではありません。キレイに剥けた時は感動すらあります。ただこれ以外にもワイヤーをカットするなど、かなり荒い使い方をする場合がありますので、それ用と分けてもう一本用意されておいた方が良いでしょう。
電線の被膜をはぐ専用の工具(ワイヤーストリッパー)という物がありますが、それより持ち替えることなく使えるこちらの方が便利です。
プライヤー
車を買った時に付いてくる工具の中にプライヤーも含まれていますが、これはとても使えるものではありません。
プライヤー自体荒い使い方をするものですから、丈夫な物を第一に選んでください。
電工ペンチ
「電工ペンチ」 初めてこの名前を聞かれた方もおられるでしょうが、これも配線を行う時の必需品です。
上の写真の様な物です。でもこれチョット違いがあるのが解りますか?
とても良く似ているのですが、先っちょの方の形が少し違うのが解りますでしょうか、左の方は掴むところが波になっています。それに比べて右側は楕円形の隙間が見えますね。
実は右の方は、家庭用のコンセント配線などを扱う時の工具なのです。それに比べて左の方は車など12V電源の配線をするときの工具です。後ろの方はほぼ同じになっているため判りにくいですが、買われる時は先の形から判別して下さい。
この工具、複雑な形をしている通り色んな使い道が出来るのですが、主な使い道としては、ギボシと呼ばれる様々な端子に電線をつなぐために使われます。これを使って配線を行うと、配線がスッキリ片付くだけでなく、確実に固定できるので、配線後の接触不良やそれに伴う発熱による火災も防ぐことができます。
配線を裸線同士ねじって止めたあと、ビニールテープなどで固定すると振動等で外れるだけでなく、危ないです。私は一度同僚の作業で、電源を入れたとたん、導火線の火が走るように電線が燃えて行ったのを見たことがあります。それ以来配線時には細心の注意を払うようにしています。
大きな電気が流れるところにはヒューズを付けたり、なければヒューズ電源から直接電気を引っ張ってきたりします。
これはエボシ端子の画像です。
このように電線を様々な端子に取り付けて配線します。セットで売られている物を買った後、足りない物を必要なだけ買い足される方が良いでしょう。
その他の工具
まだまだ細かい物としては、鋏・カッターなどだけではなく、便利グッズがいっぱい出ていますのでホームセンターにお出かけの際には、色々見ておいて下さい。
検電テスター
検電テスター、これも車の電装DIYにおいては必須工具です。どこから電気をとるかという時に威力を発揮します。
色んな種類が出ていますが、図の様な簡単な物で十分です。500円程度で買えるはずです。電流や抵抗値を測るような大層な物は必要ありません。クリップを車体のアース部分にとめて、針のようになっている部分を、電源だと思われる線に突き刺して、LEDライトが光ればその線は電源になるということです。
ただ、光った線から電源を取り出せばいいというものではありません。通常はACC電源というキーがオンになった時に電源となる物を探しますが、イルミネーションのようなものは、ライトがオンの時電源となる線を探す必要があります。フォグランプなどもそうですね。
最後に
カーナビやドライブレコーダーなどの電装品も、これらの道具さえあれば、出来るはずです。
ただ取り付けられる時は、予め説明書をよく読んで頭の中でシミュレーションを行う事が大事です。その時足りないものがあれば、前もって用意しておくことです。どんなにシミュレーションを行っても、実際の状況になると臨機応変に行わなければならない所も出てくると思います。
その時、前もってのシミュレーションは判断の役に立ちます。あとはたっぷりと時間の余裕がある時に行いましょう。時間が無いと仕事がいい加減になり、思わぬトラブルが起こらないとも限りません。
それでは、以上で車DIYの工具についてのお話を終わらせて頂きます。もう少し細かく電線の話もしようかと思ったのですが、それより、あとはあなたの頑張りの方が重要だと思い、割愛しました。
経験していくうちに、どんな工具が必要かわかっていくのも、DIYの楽しみですから。
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