【最終更新日】2018/04/19

板金塗装でトラブル発生。色ズレやザラつきが生じた時はやり直してもらおう

中古車業務の中には色んな業務がありますが、その中に板金屋さんとの取引というのもあります。そうした取引で、残念なことに仕上がりが悪く、やり直しをお願いしたものが幾つかあります。

そこで今回は、仕上がりに問題がありとしてやり直しをお願いした例を挙げて、よりユーザーにとって役に立つかもしれない鈑金塗装の見方を書いていこうと思います。もしあなたにも同じような例があれば、やり直しを依頼するのもありだと思います。


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やり直しをお願いした例

ここで挙げているのは、私の目から見て商品として展示した場合、それが商品として通用する物かどうかということを基準として判断したものです。

低価格の物では良しとしたものでも、ある程度値段がする物は✖とした事もあります。またそういう理由に関わらず不可としたものももちろんあります。

色の違いが気になる

これはそのままです、色が合っていないのです。

もちろん全然違うという物は無いのですが、これも程度もんです。ドア、フェンダー、ボンネットなどパネル1枚だけ塗装した場合に起こります。色によっては塗装屋さんの判断で隣のパネルにもぼかし塗装を行い、境目をぼかして目立たなくする場合も多くあります。

真横、真後ろ、真ん前と少し離れてから見ると分かります。全体を見ると塗装した部分だけ他の部分と感じが違っているという物です。白とか黒とかはあまりわかりませんが、メタリック系の色物などはたまに見かけます。

色合わせは、塗装屋さんの腕が試されるところで、これは白色も含めてすべて一色で出来ているのではなく、幾種類もの色を混ぜ合わせて現車の色に合わせていくのです。シルバー系やパール系などは特に難しくなっていきます。もちろん新車時においては、塗料の配合は決められていますが、経年変化により色も変化していきます。そこを合わせるのが腕です。本当に腕のいい塗装屋さんは、私が見ても分からないことがあります。

これは程度問題です。一見しただけで分かるようなものは困りものですが、そうでなければ良しとします。元々完全にという事は無理な話だからです。やり直しをお願いするのは、その中でもひどいと思われるものです。特に高級車でこれをやられると商品になりません。

塗装表面がざらついている

移った景色が歪んでいたり、表面に鳥肌が立っていたり塗装が垂れているケースです。

これを見るためには、車を前後斜めから色ではなく塗装表面を見ていきます。塗装表面に映った景色を見るとよくわかります。

原因としては色々あり、下地処理が丁寧でなかったため塗料の吸い込みがおこって塗装表面に凹凸が発生した。その他にも、気温が高くて塗料が平たく広がる前にシンナーの蒸発が早まったことや、塗料自体の粘性が高いものだった、そもそも塗料の粘性調節が良くなかった、調節は適正だったが早く乾かしすぎた、スプレーガンの口径が適正でなかった、などなど色々あります。それらすべてを計算して作業を行うのが彼らの仕事なのです。

 

丁寧な下地処理に、気温や塗料の特性、そしてその粘性調節、乾燥タイミングの調整、スプレーガンなどの管理と高い作業技術、これらが合わさって満足のいく仕上がりになります。小さな作業所などはどうしても気温や湿度などの外的影響を受けやすく、その分だけそれを補う技術力が必要となります。

ですからこれも完璧な物を求めているのではなく、程度問題と考えています。一見しただけで分かるもの以外は、やり直しをお願いしたものはありません。ただ気になる場合は、やり直しまで行かなくても何とかしてくれとお願いする事はあります。

幾ら程度問題と言っても、気になるようでしたら、何とかならないかと持ち込むことは可能ですし、そうすべきです。でも決して感情的にならず、完璧を求めているのではなくもう少し何とかならないかという感じでクレームをいれるとうまくいくでしょう。

丁寧さに欠けるのが原因の例

平面ではなくフェンダーアーチなどのライン面によくみられるものです。サイドをこすった場合この部分がよく損傷するので、補修の多い箇所といえます。それだけでなく角の部分にもよく見られます。

まず、フェンダーのアーチラインがきちんと出ていません。とにかく角が凸凹していてシャープに出ていないので、ご覧になるとすぐその不自然さに違和感を覚えるでしょう。多くは塗装の垂れも同時に発見できます。

原因は凹んだところをパテで補修し、そのあと水とぎペーパーでラインを出していくのですが、その作業が甘いのです。ここであとの下地処理や塗装の厚みを考えないと最終的に元の様なきれいなラインが出ません。

この作業は技術もあるのでしょうが、丁寧さの比重が大きく占める物です。ここは良く目立つので、見るといつも嫌になります。その他、下地のはけ目跡が残っているものなども同じです、下地処理のサフェーサ―塗布がいい加減だったことが原因と思われます。

 

技術が伴わない為だったり、あまりに短い納期に間に合わせようと急いでいために起こったりしたものは、不満があってもある程度妥協しますが(妥協すると言ってもやり直してもらわなければいけない物はきちんと直してもらいます。)、それは私の気持ちの中での話です。仕事をするうえでの妥協です。

しかし丁寧でなく、いい加減さが目に付くような仕事が続くと、静かに他の鈑金塗装屋さんを探し始めます。面と向かって喧嘩をするということはありませんが静かに距離を開けていきます。いい加減な仕事を見ると気が滅入ります。

こういう仕上げをされた場合、遠慮せずやり直しを申し込むべきです。相手の出方によっては「 ここで出来ないなら他所に頼むので、その時は請求書をここに送ってもらう 」ぐらい言ってもいいぐらいです。

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まとめ

鈑金塗装において完璧さを求めるのは間違っていますし、どんな塗装でも虫眼鏡を持ってよく見ればクレームの種をいくつかは発見できます。それでも、やはりおかしい物はあるのです。

その場合やり直しを依頼する事は間違ってはいません。ただ中には思い込みが過ぎて、絶対おかしいと思い込む方がおられます、今回の事で塗装関係のクレームについて少し調べてみましたが、悪い人では無いのですが、自分の基準が絶対に正しいと思い込んでいる方が多く見られました。

絶対に自分が正しいと思い込むのではなく、周りに人に見てもらう事も大事です。その時の聞き方ですが、ほらここおかしいだろうという聞き方は間違っています。そう聞かれたらそうだねとしか言いようがなく、結果としてほら私だけでなくこの人もおかしいと言っているとなります。
正しい聞き方は、「こんな風になっているけど君は気になるか?」と聞くべきです。そうすれば自分なら我慢できないとか、全然気にならないとかという評価が得られるはずです。それらを基にやり直しの交渉をされたほうが良いでしょう。間違ってもいきなり乗り込むようなことは止めましょう。振り上げたこぶしを降ろすのはしんどいです。





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