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トヨタマークXの中古車の評価。コスパ高く上昇志向の方におすすめ
- 2017/11/17
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セダンだけひとり人気がありません。
昨今の景気状況もあるのでしょうが、軽自動車が販売台数を伸ばし、コンパクトカーにも人気が集まっています。小型車の中でもミニバンが売れていて。街中を走っている車も、これらの車ばかり目に付きます。全体的に優しい車が走っているという印象です。
それまでの主力だったセダンカーの勢いは、どこへ行ったのやら。あの国民的小型車だったカローラですら、10位に入る事が出来ません。それでもセダンの中では一応トップの位置を占めているのは流石です。
次に売れているセダンはクラウンです。これには驚かされます。こんな高級車が二位に来るとはどう解釈すればいいのでしょう。これから書こうとしているマークXなんか、このセダンの中でも8位まで下がっています。中古車店においても、必ずしも置いておきたい車ではなくなって久しいのです。
今回はあえてこのマークXにスポットライトを当てていきます。
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Contents
査定時に想う事
私は車を査定する時に、いつも、車そのものに直接想いを乗せる事はありません。車は車、それ以上でもそれ以下でもありません。ただ間接的には想いがあります。
どういうことかというと、査定する時は、いつもこの車はこんな方に乗ってもらいたい、こういう人に勧めたいという想いがよぎります。その方達を通して車を見ていて、その方達が納得できる車かどうかが、最後の値段確定に影響しています。
私の関心はその車そのものというより、それに乗られる、または乗ろうとされている方達に向いています。そのため仕事以外で車を見ているときは、なんの興味も湧かないという職業病に罹患しています。それは今も完治しておりません。
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マークXのイメージ
マークXの魅力と聞かれると、V6エンジンや、6AT、駆動方式がFRなど色々ありますが、それらを幾ら並べてもあまり意味があるとは思えません。その魅力はその車が持っている雰囲気だと思うのです。その雰囲気に賛同できるのか、もしくはそれに浸りたいと思うかどうか、という事ではないでしょうか。その雰囲気に合うだろうと思う人に載って頂きたいといつも思っているのですが。
マークXについてもやはり、こんな人達に乗ってもらいたい、こんな人達こそ乗られるべきだという想いがあります。
マークXはその前のマークⅡ時代と比べると、より高級志向になりました。これは少しやりすぎの様に思えます。その為当初のマークⅡからのイメージが薄まりました。私のイメージは上昇志向を形にした車です。まだ自分は途中の段階だけど、もっと出世する、もっと大きくなる、そしていつかはと、そのような野望を秘めた車だったはずです。
いわば中途半端さが、売りだったはずです。中途半端という言葉はネガティブに捉えられますが、見方を変えれば、これからの可能性を秘めているといえます。中途半端という青さには、将来への希望が隠れています。
2.5ℓになって豪華になりました。タイプによっては440万円もします。Fパッケージとの差はなんと180万円ちかくになります。いったいどちらをメインにしたいのでしょう。この車に対するイメージが混乱します。名前を変えるべきです。ユーザーの多様化に沿ってという事かもしれませんが、そのため、中途半端さが薄まってしまいました。
お客の要望に応えようと、壁一面にメニューが並ぶ御飯屋さんのようです。ランチも500円から5千円もあるといわれると、いったいどういうお店か混乱し足が遠のくことになります。やはりメニューの統一感は大事です。
スポーツタイプも出ていますが、この車にそのような性格が必要なのでしょうか、私にはこの車を見つめながら、夢を見ている人達の姿が見えてきません。ということは誰に勧めていいかわからないのです。
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中古車のマークXの評価
中古車のマークXの店頭での売値は、3年落ちでもFパッケージなら150万円台も狙えます。実にコストパフォーマンスの良い車です。色も白やパールを避ければ選択肢も広げる事が出来、むしろ若い方なら白やパールのような、これみよがしな色を避けてみる方が良いと思います。むしろ好感が持たれるかもしれません。それでも十分高級感を味わえる車です。
これから夢をもって仕事を始めようとされる方、また出世していこうと頑張っておられる方、その様な方にぜひ乗って頂きたい車だというのが、私の感想です。
一括りにして申し訳ありませんが、最近の若い人達にみられる内向きの幸せを求めるのではなく、自分の可能性を求めようとされる方にとって、かなりストレートでベタな上昇志向を秘めた車です。決してイキった車でも、格好つけた車でもありません。
これからのあなたには、新車のマークXはちょっと手が届かないかもしれませんが、中古車ならどうでしょうか、なんとかなりますでしょうか。
車は単に荷物を運ぶだけの物ではありません。乗る人の生き方を表したり、自分はこうなりたいと相手に示したりする物でもあるのです。
これは仕事を進める上でとても大事です。なんとか商談をまとめようとする時、軽自動車で行くのでは熱意が伝わりません。マークXには、自分がこれからこうなりたいと思わせる雰囲気があります。またこれ以上の車になると、それは嫌味になります。それはマイナスに作用します。これは意外と重要だと思うのです。このベタな上昇志向にチャラい雰囲気はありません。むしろ、そういうものから遠い車です。
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最後に
マークXは、これからのあなたにお勧めする車です。仕事に、車に、人生に、積極的に取り組まれて下さい。
そしていつかはクラウン・レクサスへと進まれますよう応援させて頂きます。
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