昭和の名車、トヨタ2000GTをご存知でしょうか?このたびトヨタ2000GTがレプリカとして平成に蘇ることになりました。その内容とはどのようなものなのでしょうか?気になって仕方ないので調査してみました。
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トヨタ2000GTとは?
日本が世界に誇る昭和の名車の中でも名高いトヨタ2000GTは1960年代前半に誕生しました。
当時トヨタにとっての最大のライバル企業であった日産自動車ではフェアレディがリリースされ、また二輪車で名をはせ四輪事業に参入してきた本田技研工業ではSシリーズが日本国内外でスポーツカーとして人気を集める中、スポーツカーと言われる車がラインナップされていなかったトヨタが「こりゃまずいだがや!」と言ったかどうか分かりませんが、触発されてヤマハ発動機の技術供与を受け開発された車です。
1967年に発売され、価格は今の金額でおおよそ2,000万円近くでそうそう買える車ではなかったようです。その上、手間がかかり過ぎるため赤字計上が続いていたようです。
結果的には約300台ほどしか製造されなかったのですが、販売終了後もその人気は高く熱心な愛好家なども多数おり、2013年に行われたクラシックカーのオークションでは価格が爆上がりし、なんと1億円(タケ~!!)を超える金額で落札されています。なんという金額でしょうか…。さすが名車ですね!
トヨタ2000GTの究極レプリカ
今回トヨタ2000GTを復活させたのは、愛知県にあるロッキーオートという会社です。旧車ファンにはよく知られた会社で、旧車をまるで新車のように直すのはもちろんのこと、エンジンをはじめ様々な部分に現代の車のパーツを使用するなどしており旧車にパワステや、オートエアコン装着車など様々な車を制作しています。
そんなロッキーオートさんが今回制作した2000GTレプリカの車体制作では、あの流線形のボディは細部までを実車から3D測定しさらに正確な数値を出すために複数台の2000GTを実測し平均値を出し制作さました。また細かいパーツも実車から樹脂で型どりをして作られておりマグネシウムホイールのデザインも当時のデザインを再現して強度などの問題からアルミホイールに変更されているようです。
しかし、往年の旧車ファンとして見た場合なんといっても残念な部分はステアリングです。今回はトヨタの国民的ハイブリッドカーであるアクアのステアリングが採用されエアバックが付くため、あの味わい深い木製ステアリングまでは採用されていないのです。またギアもマニュアルではなくCVTミッションになっているそうな(笑)
この2000GT開発プロジェクトは色々と苦戦しながらも進行し、当時の開発チームのメンバーの多大なる協力もあり細かな部分に至るまでチェックをしてもらいながら開発が進められており、レプリカモデルでありながら本物の開発陣が手を入れているという車に仕上がっているのです。
昭和の名車がハイブリッド
今回の2000GTの中でも驚くべき部分の一つと言えば、何と旧車でありながらハイブリッドカーなのです。この異様な組み合わせの心臓部となるエンジンは、トヨタアクアに搭載されているのと同じ「THS-2」というエンジン。
世界最高レベルの環境性能とスムーズで力強い走りを可能にしたパワートレインで、軽量な車体とハイブリッドエンジンという組み合わせにより、新東名高速道路での走行では41.1KM/lという低燃費性能を記録しておりまたスピードトライアルテストの時には220KM/hを記録しています。現代に十分通用する性能ですね!
それどころかGT2000はトヨタアクアのエンジンを搭載しながらアクア以上の燃費を出せるということになります!その理由の一つとして空力に優れた素晴らしいボディがあるといえるでしょう。
GT2000、高いか安いかその価格
そんな2000GTレプリカの価格は1,680万円、また6気筒エンジンモデルも開発されておりそちらは1,980万円~となっています。ちなみにオーダーメイド受注方式なのですぐには入手できないそうな。この価格ですが、あの昭和の名車がこの価格で手に入ると思えば安いとみるか高いとみるか…その感じ方は人それぞれですが、詳細を見れば見るほどそんなに高くはないのかなとも感じられますね。
当時の2000GTは製造台数も少なく希少価値も高まっている今、オリジナルを修理しながら乗るのも良いですが、このレプリカで快適なエンジンで昭和の雰囲気を味わいながら町中の視線を集めながらドライブなんてゆうのもいいのかも知れませんね。
やはりノスタルジックカーはいいですねぇ。
【特集】昭和の名車、旧車集合!生い立ちやレストア、販売価格まで
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2018年 6月 19日
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