マツダベリーサは今こそ中古で乗るべき。こだわりの色や内装で評判良くも価格高く不人気だった車

昔から流行りの物が嫌いで、先日も今頃になってやっと、東野圭吾を読んで、詩的な文章にのめり込んで、一気に読んでしまいました。

車も同じで、人気車種にはあまり目がいかず、日の目を見ない車の方に、シンパシーを感じてしまって、独立をしていた時は、一時人気の無い車ばかり売っていました。そのため、同業者が、不人気車はあいつの所へ持って行けとばかりに送って来られて、うちは不用品市場かとツッコミをいれたくなるほど、不人気車が集まってきた時期があったのですが、その時出会ったのが、マツダ・ベリーサです。

今回は、「不人気車ベリーサに感じる車造りの本気」をお伝えしていきます。


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良い車なんです、このベリーサ

マツダって、車メーカーの中ではマイナーな企業ですが、実にしっかりとした車を作るメーカーという印象が昔からあります。

人気車といえば、ロータリー車のような名車というものはありますが、それを除けばマツダはあまりパッとせず、1980年代に第1回日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車にもなった赤の3ドアハッチバック、マツダ・ファミリアが突然大人気となり(※当時のトヨタもこのファミリアを相当研究したと聞きます)、とにかく置けば売れるといった状況が続いたのが、唯一記憶にある限りです。

ただその当時から、マツダ車はとにかくキチンと作ってあるという印象があります。当時の車は、どれも薄っぺらくて、走るとギシギシ音があちらこちらから聞こえてきたのですが、とくにダッシュボードあたりから聞こえてくると、人によってはとても気に障るものでもありましたが、マツダ車はそれがとっても少なかったのです。

ちゃんと作ってあるのに、何故か人気が出ないというマツダの車。2015年に姿を消した今回のベリーサも、そのうちの一つです。

とにかく飽きのこないベリーサのデザイン

ベリーサは実にシンプルなデザインで、奇をてらったところが何一つありません。前から後まで全体的に少し丸みを帯びたデザインは、今現在、街中で走っているのを見ても全く古さを感じさせることはありません。とにかく全体が切れ目のない、流れる様なデザインなのです。

ベリーサの驚くインテリア

出展:http://fsv-image.autoc-one.jp/images/1423019/011_o.jpg

注目すべきは内装です。この車はコンパクトカーと呼ばれる普通の1500ccのハッチバックですが、そのつもりで座ると裏切られます。質感が違います。ここまで質感を高める必要があるのかという疑問が当時からありました。そのためか、他のコンパクトカーに比べて車両価格が少し高かったのです。そこは少し抑えて価格を下げたほうがよかったのに。

きっちり造りすぎたため、失敗したんじゃないかとさえ思えるほど、丁寧に作ったのが見て取れます。シートも一クラス上のものです。それだけでは物足りなかったのか、オプションではありますが、本革シートさえ用意してあったのです。コンパクトカーに本革シート、「どこまで行くねん!」と思わず突っ込みたくなる車です。とにかくこだわりすぎです。

さらに変な所にこだわっています。オーディオなどは20ギガのハードディスクが内蔵されていて、大量のCDを持ち込む必要がないものでした。最初は先進的でしたが今となっては時代遅れですね。そのため後期になるとオーディオレスが標準となり、あとはオプションとなりました。

ベリーサの走行フィール

走りも一クラス上の感じがあります。もちろん1500ccのため限界はありますが、低回転域の太いトルクは、走りだしに余裕が感じられます。室内の静かさもコンパクトカーの物ではありません。

マツダってこういう風な、いい意味の職人気質がありますよね。なんでもないところにこだわって、それだけに、もう少し商売上手になっても良いのじゃないかとおもうのですが、そうなっては持ち味の職人気質が無くなってしまうかもしれませんね。

まだまだこだわりのベリーサ

 こだわりはまだまだあります。格納スペースを2段に分けられたり、今では当たり前の安全のためにサイドにエアバックを付けたり、衝突時の足への負担を和らげるブレーキペダルなどがあり、極めつけは、ライトの点灯と連動された間接照明までセッティングされていて、さすがにやりすぎですよね。

普通ここまですれば、ごてごてした品の無い物になりそうなものですが、そんなことは全くなく、コンパクトカーに乗って落ち着くというのは、この車だけでしょう。私なりに考えたキャッチフレーズは、 “ちょっと頑張ってみたコンパクトカー” というものです。

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拘り過ぎた副作用

 ものごとはすべてプラスで出来ているわけではありません。プラスは紙のおもて面の様な物です。表が出来たという事は、同時に裏が出現したということでもあるのです。

ベリーサの裏面は、車両価格です。ターボ付きやハイブリッド車でもないのに、190万円ちかくします。スタンダードタイプにしても160万円超えます。今のコンパクトカーの中では珍しくはないですが。当時は高いなという印象が際立っていました。こだわった結果というのは、明らかです。

それからこれは副作用というのではありませんが、今の基準から判断すると燃費に弱点があります。実走行で14㎞/Lほどで、今となっては、見劣りします。

ベリーサの中古車は探すのに苦労する

ここまで読んで興味を持って頂いた方の中で、ちょっと見てみようかと思われた方は、この車を探すのに苦労されるかもしれません。なぜなら新車があまり売れなかったので、中古車の数が少ないのです。中古車屋でちゃんと見た方もあまりいないのじゃあありませんか。

中古車専門店もあまり手を出さない車です。可能性があるのは大手の販売店ならもしかしたら…。あとマツダディーラーなら、在庫を調べて置いてあるところを教えてくださることでしょう。

値段も装備によって幅広いですが、4年落ちなら100万円前後でしょうか、ただディーラーは少し高いです。中古車専門店で見つけられたら、かなり安く買えるはずです。興味のある方は、ぜひ一度ご覧になって下さい。

こだわりのコンパクトカー・マツダベリーサの中古車情報を見てみる goo-net(グーネット)
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最後に蛇足

これは蛇足です。

走行距離の多い車についてですが、走行距離が多いと色んなことが心配です、ちゃんと定期整備してあれば、そう心配する物ではないのですが、それでも心配はなかなか払拭できません。

ですが私の中では2つのメーカーの車だけは、少しその心配が軽減されるのです。それはトヨタとマツダの車です。

古くなってもちゃんと走ってくれるという印象があります。今までさんざん廃車前の車を乗り継いできた経験が言わせるのですが、人には勧めません。もちろんターボ車は除外です。参考までに。





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