ピカピカに磨いてキレイに光っている車は、見ていて気持ちの良いものですね。
でも車の中はどうですか? 散らかったお部屋にようになっていませんか?
大切な人を乗せてドライブ~♪ ってときに、あれ~?(;^_^A ってならないように、車の中もしっかりお掃除しましょう。
自動車の内装について、そのお手入れ方法などを語ってみたいと思います。
ただ、今回はちょっとハードです、心してかかってください、(;^_^A
スポンサーリンク
Contents
用意するもの
内装のお掃除に関しては、おおむね以下のようなものが必要になります。
小さなバケツ
お絵かきの時間に使った、中に仕切りがあって分かれているものがいいでしょう。
中性洗剤、マルチクリーナー、ガラスクリーナー
食器用の中性洗剤でいいかと思います。マルチクリーナー、ガラスクリーナーは洗車コーナーに売っています。
はけ、ブラシ、へら
洗車をしていると、しだいに増えていきます。へらなどは必要に応じて、自分で削ったりします。
布団叩き
内装の掃除では何かと使います。
マイクロファイバークロス
洗車コーナーに売ってあるのはなぜか高いので、ホームセンター、100円ショップなどでまとめて買っておくのがいいと思います。
メラミンスポンジ
これは今ではどこでも手に入りますね。
掃除機
ポータブルタイプがありますが、本体を持って取り回すことになり、狭い車内ではかえってかさばります。普通の掃除機で、ホースの先に狭い吸い込み口をつけたものがいいでしょう。ただ、ホースがドアぶちに当たらないよう注意する必要があります。
保護艶出し剤
アーマオールなど。
だいたいこんなところになるかと思いますが、これらすべてが絶対に必要だというわけではありません。その場に応じて臨機応変に対応するのもアリかと思います。また、ご自分の車をみてこれが必要だな と思われたら、その都度ご用意ください。
「内装」の前にやるべきこと
まず、ご自分の車の中をよ~く見てみましょう。車以外のものがたくさんあるかと思います。
お守りやアクセサリーの類、カップホルダーなどの小物類、これらを全部外に出します。ダッシュボードの上、グローブボックスやドアポケット中、座席下のトレーなど出せるものは全部出してしまいます。ヘッドレストも外せます。スペアータイヤ、工具類もしかり…。
ちなみに昨今のミニバンは「走る忍者屋敷」かと思うほど「隠し部屋」がたくさんあります。何かの修行だと思って黙々とやりましょう。小銭や、「ええ~こんなものが?」というものが出てきたりしますが、手を止めてはいけません。この段階で手を止めると終わらなくなります。
車検証などの貴重品がありますので、段ボールなどに一まとめにして、管理できるところに置いておきましょう。最後に元に戻すときのために、ケータイで写真をとっておくのもいいと思います。
そうそう、フロアーマットもはずします。ミニバンの2列目から後はやや難しいかと思いますが…ま、やればできます。
とりあえず、ざっと説明します
「内装」と一口にいっても、見るべきところ、やるべきところがたくさんあります。いきなり一から説明しだすと引かれそうなので、全体像をざっと説明しましょう。
- まずフロアーマットを洗って干します。
- 次に、全体に掃除機をかけます。
- 天井の拭き掃除、併せてピラー内側、シートベルト。
- 運転席から入って、ダッシュボード、ハンドル、メーター、スイッチ周り。
- 運転席のシート、ドアの内側、ダッシュの下周り、床、ペダル。
- 後の席にまわって、運転席の後を仕上げ。その他ドア内、バックシート、床など。
- ミニバンの場合、シート3列目、カーゴスペース。セダンの場合、トランクルーム。
- 後席反対側。
- 助手席。
- ガラス
- もう一度掃除機
- フロアーマット、その他を戻す
だいたいこんな感じでしょうか?
おおむね、運転席から始めて時計回りに一周する感じです。ただ車によって、状態によって、細かな違いは出てきたりします。
あと内装は、明るい光が充分届くところでやりましょう。
では実際に、まずはフロアーマットから
ではでは、まずフロアーマットからいきましょう。布団叩きで砂やホコリを叩きだすところから始まります。ありえないほど出てくると思いますが、たいていの車はこんなものです。ほどほどでやめて水洗いに移ります。
充分に水をかけたら、中性洗剤で洗います。毛足の固いブラシ(お風呂ブラシなど)で、泡を立てながら 奥の方まで十分にブラッシングします。ウラ側はざっとなでるだけでいいでしょう。
洗いが終わったらすすぎになります。高圧洗浄機があれば便利なのですが、普通のホースでもかまいません。端から洗剤を追い出すようにすすいでいきます。
ざっと水を切ったら、物干しや フェンスなどに干します。この時、フロアーマットの下のラインが地面と平行ではなく、ナナメになるように干すと水切れがよくなります。
各種トレー、スペアータイヤ、工具類などもこの時に掃除しておきましょう。
お次は掃除機です
シートがファブリック(布)製の場合、一つ手間が増えます。
車のドアというドアを全部開けて、布団叩きでシートのホコリを叩きだすところから始まります。布団叩きと掃除機をそれぞれの手に持ち、叩けるだけ叩いて、吸えるだけ吸い出します。
それが終わったら、ダッシュボードの上から掃除機をかけていきます。大小のはけと掃除機を使い、車内の表面をぜんぶなぞるつもりでやっていきます。ダッシュボード、メーター周り、エアコン吹き出し口、各種スイッチ、ハンドル、ボス周辺、シフトレバー周辺、センターコンソール、ドア内張り各部、などなど。
それが終わったら床です。たいていの車は荒めのフェルト地のようなものがはってありますので、この奥に入り込んでいる砂などを、丁寧に吸い出していきます。シートなどは動かせるだけ動かして、やり残しがないようにします。
ここまでで終わったのが運転席部分ですね。ぐるっと一周して車全体を終わらせましょう。
天井です
水1リットルに対し中性洗剤数滴ほどの、かなり薄目の洗剤液をつくり、クロスで絞り、目測でスペースを区切ってタテタテヨコヨコで拭いていきます。それが乾かないうちに水拭きで仕上げていきましょう。ピラーの内側、シートベルトも同様です。手が届かないところはへらなどを使います。
古い車で天井が布地の場合、濡らすと接着剤がはがれて垂れてくる場合があります(特に古い外車)。また、喫煙車でヤニがひどいものは中途半端にやるとかえって目立ちます。やるとすればかなり大変な作業になります。
運転席から
運転席から入って、ダッシュボードから洗っていきます。中性洗剤、はけ、ブラシ、へら、メラミンスポンジ、クロスなどを使い、最後に水拭きで仕上げます。メーターや液晶部分は濡らすと奥に水滴が回りますので、固く絞ったクロスでいきましょう。その他、動かせるものはすべて動かしてみえるところはすべて掃除します。
例えばシフトレバーは、シフトロック解除ボタンを使うか、エンジンをかけたままブレーキを踏んでおいてレバーを動かします。安全には充分気を付けて、不安がある場合、ここは飛ばしましょう。
革シートもこの時に手をつけます。洗剤、メラミンスポンジ、ブラシでいけるでしょう。縫い目の奥は特に汚れています。
ファブリックシートは濡らしすぎないよう、ほどほどに。部分的なシミなど少しは濡らすことになりますが、拭きあげをしっかりと行いましょう。
運転席が終わったら一巡し、さらにダッシュボード、ドアの内張りなどの樹脂部分は、保護艶出し剤を塗ります。
補足ですが、ここでスライム状のカーケア用品をホコリ取りに使うのもありですね。
ここまできてようやく峠を越えた感があります、おつかれさまでした、コーヒーでもどうぞ、(;^_^A
スポンサーリンク
ガラスにいきましょう
さてもう一息です、ガラスを磨いてしまいましょう。
私は、よほどヤニのきつい車でもないかぎり、市販のガラスクリーナーを10倍ほどに薄めて使っています。市販のクリーナーはどれもお金を出して買ってもらってる手前、汚れが落ちてくれないと困るようで、その分拭きあげでムラになりやすいようです。
これを普通にスプレーしてクロスで拭きあげます。届きにくいところはへらを差し込みます。ガラスはビシッと決まると気持ちがいいものですが、はじめのうちはなかなか決まりません。スプレーから拭きあげる動作の中にいくつもコツがあるといえますが、言葉であらわすのは難しいです。
拭きあげたガラスをナナメから透かすように見てみましょう。光のかげんでムラが見える角度があります。拭きあげるたびにこれを繰り返し、何度もトライして少しずつ上達していくのがいいかと思います。
もう一度掃除機を
狭い車内で動き回ると、どうしても細かなホコリが立つので、もう一度掃除機をかけましょう。柔らかなはけを使い、ポイントを押さえてサッと済ませます。
出したものを納めてできあがり♪
フロアーマットはとっくに乾いているかと思います。その他、トレーや小物など、外したものをすべて納めて出来上がりです。
忍者屋敷の場合は組み立てるのも大変かと思いますが、部品があまったりしないよう、がんばってください。
番外、エアコン内部
量販店で自動車用のバルサンみたいなものが売っているので買ってきましょう(もちろん殺虫ではなくエアコン用です)。
使い方は簡単で、エンジンをかけて(シフトレバーはPの位置)、エアコンをON(内気循環)の状態で、これを開封して底のボタンをプチっと押したら 車内に15分ほどおきます。スチームが出て、洗浄成分がエアコン内部を掃除してくれます。効果は一時的ですが、それでも最近のものはよく効くようになっています。ぜひ、お試しください。
最後に
ここまで、たいへんおつかれさまでした、(;^_^A
自動車の内装は、形状が複雑で多くの素材からできています。外周りの洗車とはまた違った難しさがあります。
今回は、自動車の内装のお掃除に関して、多くの項目を一気に説明してきましたが、恐らく一般の方に一度にこれを~ というのはムリかと思います。まず、全体の流れをしっかりと頭に入れたうえで、今日はココ、来週はアソコ~ と、一つずつやっていくのがいいかと思います。狭い車内で動き回ったり、エンジンをかけた状態でレバーなどの操作をしますので、くれぐれも事故やケガのないよう、お気を付けください。
本当におつかれさまでした、最後にもう一杯 どうぞ、(;^_^A
スポンサーリンク
関連記事です
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。