今回は「初心者編」ということですので、自分の車を洗ってみたいけど、「実際どうやって…?」と迷っている方に対して、できるだけ短時間で効果が感じられるような、一時間ほどでできる洗車手順をお伝えしようと思います。
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まず自分の車を見てみましょう!
まず、自分のくるまをゆっくりと一回りして、どこにどんな汚れがついているか、よく見てみましょう。細かなホコリ、鳥のフンや小さな虫の死がい、泥はねや、ブレーキダストなど、ご自分の車が意外と汚れていることに気付くと思います。
準備するもの
洗車スペース
ご自分の車を洗うには、まず、洗車をするスペースが必要です。具体的には、自分の車の前後左右おおむね1メートルほどの広さ、下はコンクリートなどの舗装がしてあるものがいいです。
また、シャンプー液などの排水が出ますから、ご近所から苦情が出ないよう注意する必要があります。そうそう、水道が近くにあり、ホースを引っ張れることも条件に入ってきます。こう書くと、洗車をする場所を確保するだけでも、けっこう大変ですね、(;^_^A
特に、都心部にお住まいの方はそうかもしれません。お勤め先の駐車スペースをお借りするなど、考えてみてください。
洗車道具
思いつくままに挙げてみると、
- ホース
- バケツ
- スポンジ
- カーシャンプー
- ホイールクリーナー
- 洗車ブラシ
- マイクロファイバークロス
- 木べら
- ビールケース
こんな感じでいいかと思います。
ビールケース以外は、量販店、ホームセンターなどの洗車コーナー、100円ショップなどで手に入ります。マイクロファイバークロスは、拭きあげ用に大きいのが一枚、小さいのが2~3枚あればいいでしょう。木べらは、粘土細工用のものが100円ショップで手に入ります。
それからカーシャンプーですが、今回はタイトルに「簡単に~」とあるので、ワックス効果を謳っているものを使ってみましょう。
洗車の実際
まず、水をかけて車を濡らそう
まず、ホースで車全体に水をかけます。
ホースのクチを指でつぶして勢いをつけ、上から順に、パネルの隅から隅へ、水を追い出すように、かけてあげます。ホイールやホイールハウスの中も同様です。水圧だけで流せる汚れを先に落としておくと、スポンジで擦るときにキズをつけずに済みます。
これ以降は、洗車が終わって水分を拭きあげるまで、ボディーは濡れたままにしておいて下さい。乾きそうになったらその都度、ホースで水をかけてあげます。
一通り車が濡れたら、とりあえずボディーはおいといて、ホイールを洗います。
ホイールを洗う
まずホイールハウスから洗いましょう。ホースで水をかけながら、洗車ブラシを動かして泥を掻き出すように洗います。たっぷりの水で充分にすすぐことを忘れずに。
次はホイールにかかります。ここは運転席側の2本のホイール、それが終わったら反対側、という感じで行きましょう。ホイールクリーナーを吹きかけて洗車ブラシで擦ってあげます。
ブラシが入らないところは、木べらにマイクロファイバークロスを巻いて隅をつつくような感じで洗ってあげます。ホイール専用のクロスを一枚用意しておくといいでしょう。汚れがひどいと完全には落ちきれません。
もう一度クリーナーを吹いて、しばらく置いておきます。その間にもう一本のホイールを洗いましょう。これを二度ほど繰り返して、反対側に移ります。
ホイールの汚れは頑固です、あまり力を入れすぎると傷つけたりします。完全に落としてしまおうと思わずに、洗車のたびに、ちょっとづつきれいにしていこうと考える方がいいと思います。
なお、ホイールクリーナーには酸性のものがあります。使用する場所や量、作業時間、すすぎなどを間違えると、塗装面を痛めてしまいます。充分に注意して使いましょう。
ここまでで30分くらいでしょうか?
ボディーを洗う
まず屋根から洗っていきます。最近の車は、例え軽自動車でも車高が高い車が多いので、ビールケースは必須でしょう。くれぐれも安全には注意して、慣れるまでは慎重に行ってください。
さて、「ワックス効果のあるシャンプー」を使うといいましたが、この手のシャンプーは、たいてい ドロッとしていて、泡立ちが若干悪く、原液を直接スポンジにつけて使うようになっています。
濡れたスポンジの上にシャンプーの原液を適量出して揉むように泡立てます。パネルの端から順番を決めて、一定の面積ずつ丁寧に洗ってやります。
通常のシャンプーと違って「やや濃いめ」を意識するといいかと思います。パネルの上には水が残っているので、これでシャンプーの濃度の調節ができます。濃すぎると作業性が悪く、薄すぎるとワックス効果が出ません。この辺は1~2度やればすぐわかるかと思います。
例えば屋根なら、半分終わったらすすいで、残りの半分を洗います。この調子でパネルごと、ある程度の面積ごとにすすぎを繰り返し、全面を仕上げていきます。この手のシャンプーは 私の知る限り、ガラスも普通に洗えます。
最後に全体を一通りすすいで、マイクロファイバークロスで拭きあげましょう。
拭きあげ
大きなマイクロファイバークロスを、パネルの上に風呂敷を広げるような感じでふわっと広げます。端っこをつまんです~~と引っ張ってやると水分を拭きとってくれます。
水切れが悪くなったらクロスを絞ってこれを繰り返します。最後に残った水滴を軽く拭いて完成です。
ここまでが30くらい、都合1時間くらいでしょうか?
最後に自分の車をもう一度見ましょう!
すべて終わったら、最後にもう一度、ご自分の車をぐるっと回って よく見てあげましょう。
これはとても大事なことです。洗う前と洗ったあとの車の状態をしっかり観察してください。
「例えば、ここの汚れが今ひとつだから、今度はこうしよう」
といったプランが立てやすくなります。そのたびに工夫したり、小さな道具を少しずつ買いそろえていけば、3~4回もすれば もう自分の車の洗車の手順が、すっかり頭の中に入っています。
まとめ
メカニックはよく、「整備の基本は洗車から」といいます。私もそう思います。
自分の車をただ何気なく眺めるのと、洗車をしながら 実際に手で触れるのとでは、その車に対する理解が大きく違ってきます。
また、ただ触るのと、「ここのところをもう少し…」と 思いながら触るのとでは、さらに大きく違ってきます。そういう人が(例えメカに詳しくなくても)、些細なオイル漏れやハーネスの断線、その他小さな不具合を見つけ、早めに工場に入れて事なきを得た、などという話はよくあります。
ご自分がお好きで乗っている車であれば、ご自分のわかる範囲でかまいません、時々は きれいに洗って、さっぱりさせてあげて下さい。
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