ホンダが軽自動車部門の低迷に対して事業を刷新して挑んだNシリーズのの中でも最も人気のある車種N-BOXがついにモデルチェンジするということで、発売日や価格帯そして現在のN-BOXシリーズについてお話していきます。
スポンサーリンク
Contents
ホンダ N-BOXとは
ホンダN-BOXは、当時販売低迷中だった軽自動車事業の刷新をするため本田技研工業株式会社が作った新しい軽自動車です。
N-BOXのカテゴリーは王者ワゴンRやムーブなど軽自動車市場の約3割を占める激戦人気カテゴリーでありながら、既存のホンダ軽自動車のラインアップにはない軽自動車規格のミニバンとも言える「スーパーハイトワゴン」を開発することとなり制作されました。
開発の際、ホンダらしくシャシーとエンジンをセットで考えるという観点から第2期ホンダF1に携わったメンバーが開発スタッフとして参加し2011年に発売されました。この時のLPL(ラージプロジェクトリーダー=総責任者)は浅木泰昭氏でした。
空間効率を最大限にするため、新設計の「Nシリーズ共通プラットフォーム」に加え、フィットに用いられたセンタータンクレイアウトをホンダの軽自動車で初めて採用し、同クラスでもっとも低いフロアを実現しました。
同時に「ミニマムエンジンルーム」の思想を採り入れたことによって従来比で70mm前方に圧縮し、その分を室内長として活用し軽自動車にして広い室内空間を確保しています。
搭載されるエンジンは、それまでライフやゼストなどに搭載されていたP07A型エンジンから、新開発され構造を刷新したS07A型エンジンを搭載し、吸気側の連続可変バルブタイミング・コントロール機構(VTC)やロングインテークマニホールド、ハイドロリック・ラッシュアジャスター、低張力ピストンリングおよびピストンパターンコーティング、スイングアーム式ロッカーアームなどの採用によって、軽量およびコンパクトでありながら扱いやすく高出力な特性を獲得しています。
なお、ホンダが生産する軽自動車へDOHCエンジンが搭載されたのは、1963年登場のT360以来で、4バルブ方式のDOHCエンジンは初採用となりました。変速機も、ホンダの軽自動車として初めて無段変速機(CVT)を採用しました。
また、ホンダの4WD車でCVTが採用されるのは2010年に販売終了となったエアウェイブ以来です。加えて、NAエンジン全車にアイドリングストップ機構を採用し、NA・FF車で22.2km/L、ターボ・FF車で18.8km/Lの低燃費を実現しており、N‐BOX・N‐BOX +共にNA車は駆動方式を問わず平成27年度燃費基準を達成しています。
また、軽自動車としては初めてVSAとヒルスタートアシストシステムを全車に標準装備しています。2012年7月Nシリーズ第二弾となる、「N BOX +(エヌ ボックス プラス)」が発表され、2014年N-BOXシリーズの新たな派生車種である「N-BOX SLASH(エヌ ボックス スラッシュ)」が発売されました。またキャンピング仕様車や、車いす専用車など様々な派生車を発売しました。
スポンサーリンク
ホンダN-BOXの新型の特徴は?燃費はどうなる
新型N-BOXは大幅に軽量化される模様です。もちろんそれは燃費向上目的なのですが、現行型よりもなんと100kgの軽量化されるとのことです。これによりJC08モード燃費はおよそ30km/Lほどになるそうで、これは最新の軽自動車スペックとして大いに期待ができますね。
ただ、ホンダとして劣勢だった軽自動車市場において大ヒット車種となったN-BOXだけにモデルチェンジとなると果たして変える必要性はあるのだろうか?と思ってしまう部分の方が強くなってしまいます。
とはいえ、発売から4年を過ぎライバル車種との激しい戦いの中で勝ち抜くために今回のモデルチェンジが必要なのでしょう。情報によると基本コンセプトは変えることなく操縦性、室内の快適性、そして燃費向上などといったフルモデルチェンジでありながらほぼ正常進化版といった所でしょうか。
ホンダN-BOXの発売日と価格帯
そんなN-BOXの気になる発売日は2017年7月ということで今後の正式な発表が待たれます。また、N-BOXのモデルチェンジ後2018年前半にN‐one、2019年にはN‐ワゴンが登場するスケジュールになっているようです。車体価格ですが120万円から140万円ということです。
今、人気のある車を刷新していくということは大事なことではありますが、売れ行き好調な車を失敗作に変貌させる危険性が常につきまとうのは事実ですよね。ぜひ、N-BOXも今の人気を維持しつつ愛される車に進化していってもらいたいですね。
スポンサーリンク
関連記事です
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。