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GR HVスポーツコンセプト登場で次世代スポーツカーの幕開けとなる
- 2017/10/22
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- トヨタ, 東京モーターショー
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トヨタから生まれたスポーツブランド「GR」。そのGRから新たな面白スポーツが誕生です。
それがトヨタ・GR HVスポーツコンセプト(gr hv sports concept)です。見るからに速そうで挑戦的なこの車、一体私達の未来をどう塗り替えていくのでしょうか。
秘密のベールに包まれたGR HVスポーツコンセプトに注目です。
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セミオープンスタイルの次世代電動スポーツ、GR HVスポーツコンセプト
GRの活動内容をよく理解していない人のためにおさらいです。トヨタGRとは、簡単に言うとモータースポーツを通して培われた、走りに関するデータベースを市販車にフィードバックするというものです。GRシリーズはレベル別に大きく分けて3つあり、スタンダードモデルのGRスポーツから、中間のGR、ハイエンドのGRMNと区切られています。
早い話が、ホンダのF1参戦によって生まれたS2000などのスポーツカー作りや、日産の901活動のようなものですね。GRシリーズはトヨタの乗用車の商品力の底上げを狙った組織的な活動です。
そのGRから、新たにEVカテゴリーで投入されるモデルが、「トヨタGR HVスポーツコンセプト」です。トヨタお得意のハイブリッド技術を使い、スポーツカーのポテンシャルを飛躍的に高めるチューンナップとなります。
GR HVスポーツコンセプトのベース車両となるのは、トヨタ86です。まぁ最も妥当なキャラ選定ですね。国産ミドルスポーツがEVパワーを手に入れることで、例えばe-POWER化され新しい走行フィールを手に入れた日産ノートが爆発的に売れたように、このGR HVスポーツコンセプトも大受けする可能性はあります。
このGR HV スポーツコンセプトの面白ポイントはエアロトップ、つまり「セミオープン」であることですね。完全なオープンカーではないので車体剛性も確保され、なおかつオープンエアを味わえる貴重な車です。座席の後ろには大型のバッテリーた搭載され、EV車で最も重くなる電池を車体中央に配置することで、理想的な前後重量バランスを実現しています。
出展:http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/18999722
おお、こりゃ楽しそう。
トランスミッションは当然FR。86譲りですからね。元々気持ちのよいドライブフィールに、さらにモーターの0加速感が加わり、EV車でありながら仮想変速機構、つまりマニュアルモードを装備していることがユニークなところです。トヨタの熱意が伝わってきますね。
このシフトノブ、なんとプッシュ式スタータースイッチが内蔵されています。シフトノブ先端のキャップをパカッと開くと現れる、まるで戦闘機のミサイル発射ボタンのようなメカが組み込まれています。
出展:http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/18999722
子供の心を持つ大人の男子にはたまらない装備ではないでしょうか。
全体的にかなり戦闘的な作りのGRHVスポーツコンセプトですが、エクステリアはさらに刺激的です。全身マットブラックに包まれたスパルタンな見た目、それに攻撃的に配置された前後のLED。マフラーはリアバンパーと一体型となり、まるでバイクのようです。
EVのもりもり加速でスーッとトップスピードまで伸びていく様は、まるでミニ四駆のようでしょうね。ベース車両に86を起用したのも、近々市販化を目論んでのことでしょう。EVは環境性能が高いのは当たり前ですが、従来の車作りよりも、よりスポーツ走行に適したテイストに作り変えることが簡単にできます。もともと加工製造ラインが完結している市販車ベースであれば、開発コストを新しい部分だけに投入することができますから、これは魅力的なスポーツカーが生まれるのではないでしょうか。市販化に向けていずれカラーバリエーションも増えると思います。
今後が楽しみな車です。
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