
1969年2月、この世にGT-Rという車が誕生し、その車が残した輝かしい功績は伝説となり多くのファンを生むことになりました。
ベースとなった車は前年の1968年8月に登場した「スカイライン」。GT-RはこのスカイラインになんとレーシングカーであるR380に搭載されたスペシャルエンジンGR8エンジンの改良版「S20」エンジンを組み込むことで誕生しました。
R380はあのポルシェよりも速く、レースで連戦連勝だったレーシングカーでした。そんな車のエンジンが普通のセダンに搭載されたのですから、初代スカイラインGT-Rは話題沸騰の車となりました。
全てのR伝説の始まりとなる初代GT-Rに迫ります。
スポンサーリンク
Contents
ハコスカとは?
ハコスカとは「箱型のスカイライン」と言う意味です。これは日産のテレビCM「ケンとメリーのスカイライン」から「ケンメリ」という略称が広まったことによるスカイライン区別のものでした。
ケンメリGTRの中古車の気になる価格、いつまでも愛される名車
つまり当時はハコスカとは呼ばれてなかったのですね。今ではハコスカといえばこのC10スカイラインGT-Rを指しますよね。すっかりお馴染みの名前です。
正に敵なし!超早かった初代GT-R
ハコスカに搭載されたエンジンはレーシングカーであるプリンス自動車のR380ゆずりであるS20型と呼ばれる直列6気筒DOHC24バルブエンジンです。このエンジンは当時としては目玉の飛び出るほど高性能、究極の機構を持ったスーパーエンジンでした。
R34GT-Rまでスカイラインといえばパワフルな直列6気筒エンジンというイメージがありましたが、あのこだわりはこのハコスカGT-Rから来ている流れだったんですね。
突然レースに現れたスカイラインGT-Rはいきなりライバルのトヨタ1600GTを抜き去りそのままデビューウィンを飾ります。
この衝撃的な出来事はあっという間に話題になり、スカイラインGT-Rはみんなの大注目の中レースで勝ち続け、富士インターナショナル200マイルやレースド・ニッポンなど数々のレースで栄光の50勝を勝ち取りました。
この時スカイラインGT-Rで50勝目を上げたのが、あの有名な「高橋国光」選手でした。
スポンサーリンク
未だにファンが多く中古車も人気のハコスカ、その値段は?
気になるハコスカの中古車の値段ですが、状態により本当にピンきりのようで下は300万円台、上は1000万オーバー!!そして大多数はASKです。つまり要相談ということですね。笑
ハコスカGT-Rのプレミアムな中古車情報を見てみる goo-net(グーネット)
ハコスカはエンスー(古い車をレストアして楽しむマニアックワールド)の世界ですから買っただけでは維持することもできず、車を修理する技術とお金と時間のある人でないと手に余る存在だと思います。
たまーに町中でも見かけますがオーナーさんはハコスカが本当に好きなんでしょうね。ブオーンと勇ましいエキゾーストノートを響かせて走るハコスカを見ると当時の勇姿を想像することができます。
いま見てもとても魅力的なスタイリングをしていると思います。たった40数年でこんなに進化したGT-R。その進化の過程を私達自動車ファンはこれからも見守っていきましょう。
【特集】日産スカイラインGT-Rの軌跡。日本車のイメージを変え世界でゴジラと呼ばれた車
追記
昭和の名車を集めました。
【特集】昭和の名車、旧車集合!生い立ちやレストア、販売価格まで
スポンサーリンク
関連記事です
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。