【最終更新日】2018/04/29

三菱新型デリカ(D:6)フルモデルチェンジ!価格発売日スペック情報

  • 2017/10/10
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現在のミニバンの先駆けとも言える、デリカスペースギアの後継車種、デリカD:5。

ミニバンとクロスオーバーSUVを見事に融合したこの車は、日常の利便性だけではなく、レジャーやアウトドアも楽しめる、遊べるミニバンというコンセプトで開発されました。全ての人がミニバンに求めているわけではない、走行性能や動力性能に目を向けた結果、大ヒットこそしていないものの、ニーズの合致するユーザーから強い支持を得ています。

発売してから既に10年。デリカD:5のフルモデルチェンジはまだかと待ち望んでいる人も多いでしょう。

表紙出展:http://www.mitsubishi-motors.com/jp/events/motorshow/2016/ims2016/conceptcar/

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Contents

三菱・デリカD:5について

デリカD:5は、三菱が2007年から製造・販売を行っている5ドアミニバンです。

遊べるミニバンとして、主にレジャーやアウトドアでの利用を重視していますが、スライドドアの採用など、日常での使い勝手も十分に考慮されています。低床設計になっていて、お年寄りや子供でも非常に乗りやすい車です。

エクステリアは非常にシンプルなシルエットで、三菱らしい武骨なデザインとなっています。インテリアは少し味気ない気もしますが、余計なものがない分使いやすさは抜群でしょう。

 

デリカD:5がクロスオーバーSUVとミニバンの融合と言われるわけ。それは開発コンセプトやデザインはもちろんですが、注目すべきは中身です。

まず、デリカD:5は三菱のクロスオーバーSUVである、初代アウトランダーをベースに開発されています。まずSUVベースという点が実にミニバンらしくないです。デリカD:5に採用しているリブボーンフレームは非常に剛性が高く、その強固さは衝突安全性をチェックするテストで、最高ランクを獲得するほど。

サスペンションもただものではありません。フロントさえマクファーソンストラット式ではありますが、リアは高価なトレーリングアーム式マルチリンクを採用。これにより、悪路走行中の上下の動き、ブレーキをかけたときや車が旋回するときなど、様々な動きに柔軟に対応できるようになっています。

 

さらに、三菱と言えば4WD。現在ではFFもラインナップに加えられていますが、発売当初は4WDの設定のみとなっていました。状況に応じて3つのモードを切り替えることができる、デリカD:5の電子制御4WDシステムは非常に評価が高いですね。

燃費重視の「2WD」、路面に応じて駆動力を適切に配分する「4WDオート」、エンジンパワーをしっかりと路面に伝える「4WDロック」の3つを、デリカD:5はダイヤルで自由に切り替えることができます。

FFモデルには2.0Lのガソリンエンジンを、4WDモデルには2.4Lのガソリンエンジンと2.2Lのディーゼルエンジンを搭載。特にこのディーゼルエンジンは元々実装の予定はなく、ユーザーの要望に応えた結果だと言われています。

 

どのエンジンも最大出力が148馬力を超えるもので、必要十分なパワーです。悪路をよく走る人にとって、ディーゼルエンジンが選択できるのは非常にありがたいですよね。

このように、デリカD:5はミニバンとSUVの良さを兼ね備えています。悪く言えば器用貧乏ですが、ベースグレードの価格が約240万円で高価なサスペンションの採用は素直に嬉しいです。SUVならともかく、ミニバンでは考えられないことです。

それでも、街乗りでの利便性を考えるなら、迷わずノアやヴォクシー、セレナなどを選んでください。レジャーやアウトドアでガッツリ、という人はSUVを選ぶと良いでしょう。

デリカD:5は本来、どちらも犠牲にしたくない・・・なんて欲張りな人が選ぶニッチな車なのです。

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デリカにフルモデルチェンジの噂!どんな車になるの?

出展:http://www.newsauto.pl/bruksela-2014-premiera-europie-mitsubishi-concept-ar/

デリカD:5は発売から既に10年が経過しています。本来ならば、既にフルモデルチェンジを終えていてもおかしくはないモデルライフですが、三菱も色々ゴタゴタがあったので、そういった事情も関係してフルモデルチェンジが遅れているのかもしれません。

新型デリカD:5は、名前をデリカD:6に変更して販売される見込みです。いったいどんな車になるのか、予想してみました。

ダイナミックシールド採用で、迫力のあるフロントマスクに

三菱はダイナミックシールドという、フロントマスク統一デザインを採用しています。アウトランダーやekカスタム、エクリプスクロスなどが採用しているフロントマスクです。

デリカD:5は無骨でかっこいいフロントマスクをしていると思いますが、多くの車がシャープなフロントマスクを採用している現在、イマイチぱっとしないと言うか、印象に残るようなデザインではないと感じます。

デリカD:6では、迫力のあるダイナミックシールドを採用することで、より記憶に残るようなフロントマスクへと変貌を遂げるでしょう。

シンプルかつオシャレな内装が現在の主流

デリカD:5の内装は、良い意味でデザイン性のかけらもないシンプルな内装です。

近年の車の内装は非常にオシャレな方向に進化しています。エクリプスクロスもそれにならってオシャレな内装となっているので、デリカD:6もオシャレな内装になると予想します。

ただし、それがデリカの方向性として正しいのかどうかはわかりません。ただ、エクステリアがめちゃくちゃかっこいいのに、内装が普通だと、乗った時に気持ちが萎えてしまう可能性があります。

フロントマスクにダイナミックシールドを採用するのであれば、内装も相応のデザインとなるのではないでしょうか。

ボディ形状はよりSUVチックに?

近年、世界中でSUVが流行しています。どのメーカーもSUVのラインナップを充実させ、欧州の名門スポーツカーメーカーでさえこぞってSUVを開発する始末。

元々SUVのテイストが加えてあるデリカが、よりSUVに近いボディ形状になることは避けられないのではないでしょうか。とはいえ、デリカD:5の後継であるデリカD:6はあくまでミニバンですから、スライドドアの採用を見送るなんてことはありえません。

スライドドアはその機構上、凹凸のないボディ形状でないといけません。SUVの力強さを演出するために、ボディの凹凸は必要不可欠ですから、その辺の兼ね合いが非常に難しいところではあります。

また、SUVはどのメーカーでも基本的に世界戦略車となります。日本では受け入れられているスライドドアですが、海外ではあまり人気がありません。

利便性第一の姿勢が商用車を思わせ、賛否両論となっているようです。だから、自動車メーカーはデザイン性を重視するSUVに、スライドドアを採用しないというわけです。日本向けに販売すれば絶対爆売れすると思うんですけどね。

デリカD:6はエクスパンダーの上位互換?

出展:http://www.topgear.com.ph/news/car-news/mitsubishi-expander-reveal-engine-a00013-20170724

日本での販売は、現在予定されていませんが、三菱の新型車にエクスパンダーという車があります。ダイナミックシールドを採用したかっこいいMPVなのですが、エクスパンダーはスライドドアを採用していません。

ボディサイズも小さめ、いわゆるコンパクトミニバンと呼ばれるタイプで、シエンタやフリードと同様のサイズ感だと思います。エクスパンダーのボディサイズを拡大し、リアドアをスライドドアに変更した姿が、私が考えているデリカD:6に非常に近いものとなります。

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新型デリカD:6のスペック予想(主要諸元)

全長×全幅×全高(mm)  4,750mm×1,800mm×1,840mm
車両重量(kg) 1,800kg
ホイールベース(mm) 2,870mm
エンジン詳細(cc) 2,000cc 直列4気筒ガソリンエンジン
エンジン最高出力[kW(ps)/rpm]※ 87kW(118ps)/4500rpm
エンジン最大トルク[Nm(kgm)/rpm]※ 186Nm(19.0kgm)/4500rpm
モーター最高出力[kW(ps)] 60kW(82ps)
トランスミッション
JC08モード燃費(km/l) 19.2
価格 約250万円~490万円

※1ps=0.736kW
※1kgm=9.807Nm

上記のスペックは現在出回っている噂と信ぴょう性の高い情報を参考に、私自身が予想したものとなっています。

さて、まずはデリカD:6のボディサイズですが、デリカD:5から大幅に手は加えられないものと予想します。デリカD:5の時点でそこそこ大きなミニバンですから、居住性に大きな不満はないと思います。

デリカD:6がダイナミックシールドを採用し、よりSUVチックになるのであれば、全幅を少しワイドに拡大することでSUVならではの迫力を演出できると思います。全体のシルエットをよりスマートにするために、全長を気持ち大きく、全高は少し低くなるのではないでしょうか。

そのため、車両重量もほぼ据え置きです。ボディサイズの拡大によって、少し重くなるくらい。ただ、車両重量自体は搭載されるエンジンや標準装備にもよるので、一概には言えません。

 

そして、デリカD:6に搭載される見込みのエンジンですが、目玉となるのはデリカD:5に搭載されている2.2Lディーゼルエンジンに改良を加えたもの。さらに、アウトランダーPHEVに搭載されているプラグインハイブリッドシステムをそのまま搭載する可能性もあります。

上記のエンジンとモーターのスペックは、プラグインハイブリッドシステムを搭載した際のスペックです。

廉価グレードには、プラグインハイブリッドシステムのものと異なる2.0L直列4気筒エンジンを搭載。このエンジンの最大出力は150馬力で、ディーゼルエンジンの最大出力は148馬力前後となると予想しています。

 

次に駆動方式ですが、ディーゼルエンジンを搭載するグレードはもちろん4WD。パワフルなエネルギーをしっかりと路面に伝えます。

廉価グレードのデリカD:6は、デリカD:5と同様に4WDとFFを採用します。こちらは走り重視と言うよりは燃費重視となります。

最も高価となるプラグインハイブリッドシステムを搭載するグレードは、アウトランダーPHEVと同様のツインモーター4WDシステムを採用。モーターをメインで駆動させることで、発進時からフルトルクでスムーズに加速ができます。

 

トランスミッションは廉価グレードのデリカD:6が6速スポーツモード付CVT、ディーゼルエンジン搭載モデルが6速スポーツモード付ATとなります。プラグインハイブリッドシステムを搭載するデリカD:6に関しては、EV駆動がメインとなるのでトランスミッションは搭載されません。

 

そして、気になるデリカD:6の価格ですが、価格の幅は非常に広くなるものと思われます。具体的には、約250万円~490万円です。

ベースグレードはデリカD:5から約10万円ほどアップ。プラグインハイブリッドシステムを搭載するモデルは、アウトランダーPHEVとほぼ同じ価格帯と予想してみました。

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デリカD:6の発売日は?

デリカD:5の発売から既に10年。エクステリアはともかく、さすがに装備面は古さを感じてしまいます。

これ以上先延ばしにすると、モデル消滅の可能性も出てきます。ただ特別仕様車の発売などを考えると、まだまだ三菱の計画通りに売れているとの推測もできるので、デリカD:6の発売は2018年中が濃厚です。

東京モーターショー2017でより市販車に近いコンセプトモデル、もしくは市販モデル初公開の可能性がないとは言えません。レジャーでの使用も街乗りでの利便性も、1台で済ませたいと思う人は、デリカD:6の発表を楽しみに待ちましょう。





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