今回は過走行車の問題です、それも10万㎞を超えた車です。さてこれはなかなかの問題ですね。過走行の中でも10万㎞を超えたものはかなりの問題児で、受け入れ先はおのずと限られてきます。
それでもなくはないので、少ないながら一つ一つ探っていきます。
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過走行車を受け入れる業者
ひと昔前ならこの様な車は間違いなく査定は0となっていましたが、それは今でも査定自体は0かもしれませんが、車によってはまだ価値のあるものがあります。
それでも軽自動車などは難しく、廃車の可能性が高まります。なんとかなりそうなのは普通車それも高級車やランドクルーザーなどの4駆車などです
オークションなどでもこの手の物が出品されることも多く、よく目にしますが、かなりの確率で落札に至ります。昔より多くなったのには理由はいくつか理由があります。
一つは車自体丈夫になって、10万㎞を超えても使用には全く問題が無くなったことです。メンテナンスさえしていれば20万㎞を超えても十分使用に耐えるようになったことが様々な所で需要がある理由と考えられます。
一般販売店
ここでは、やはり10万㎞を超えた車の販売は難しく、展示して販売するには余程人気のある車でないと展示はしません。それどころかそういう車を扱っていると思われたくないという古い考えを持っている販売店もまだ多くあります。
解体業者
解体を専門とする業者さんです。まだ使える部品を集めて分類し国内の修理屋さんに販売しています。中古車屋さんにとっては無くてはならない業者さんです。大手の解体業者には、ほとんどすべてといってもいいほど解体部品が揃っています。板金屋さんには、ドア・フェンダー・ボンネット・トランクなど、修理屋さんには、エンジン・ミッション・足回り部品など新品にすれば何十万円もする部品が数万円で手に入れる事が出来ます。修理代が高くなりそうなら、修理屋さんと相談されて中古部品を使ってみられたらかなりお安くなりますよ、エンジンなどオーバーホールするくらいなら中古部品に交換されたほうがお得になることもあります。
ただディーラーさんの修理では、こちらからお願いしないと、なかなか中古部品を使ってはくれません。ディーラーさんのプライドというものが、中古品に手を出すのを躊躇させるようです。でもユーザーとしては4年落ち5年落ちの車に新品部品を取り付けるのももったいない話です。
一般の方でも、シートがへたってきたり、ハンドルの革がはがれて来たりして取り替えられる場合、新品ではためらわれますが、中古部品を使われると安く出来ますし、このくらいならご自身で出来る事ですので、お休みの日に工具箱を取り出して作業するのも楽しいものですよ。
元に戻します、この解体業者さんの多くは輸出業者の一面も持っています。相手国によっては部品取り用の車でも関税がかかることがありますので、ばらばらに分解して、部品としてコンテナに詰め込み輸出しています。主にアフリカや東南アジア、中には中東あたりにも送っているようです。
輸出できない、つまり相手国に人気がなく売れないものは、もちろん鉄くずとして利益を上げます。
中古車輸出専門店
この業者さんは、一般のユーザーさんには全く目に留まらない存在ですが、過走行車などこの手の車にとっては、第二の生をおくることのできる業者さんです。
とはいっても、そこはやはり限られた中古車のみしかその恩恵にあずかる事が出来ません。一般的には高級車と呼ばれるようなもの、ハイエースワゴン・バン、やランドクルーザーなどの4駆、仕事に使われるようなバスやトラック、それから意外と小型車ではフィットやカローラなども人気があります。
それらは相手国によっても違いがあるらしいのですが、ホンダやトヨタの中古車が世界では知られていて、この2社の車なら大概売れるそうです。変わったところではロシアやニュージーランドにも送られていて、ロシアには乗用車でも4駆なら特に人気があります。
これらお店は一般に売る為ではありませんから、ほとんど都会近郊の広い空き地を利用していて看板などもありません。知り合いの輸出業者さんの所に遊びに行くと、どこの国の人か分からないような人たちが働いていたり、商談していたりして、ちょっと異質な雰囲気があります。 もちろん商談は日本語です。流ちょうな日本語を話しています。日本に留学していた経験があり、国にいる家族と連絡を取り合いながら、家族経営で中古車店をやっているそうで、国では家を新築したとか、かなり儲かるようです。
一括査定システムを利用すべし
これらの業者さんが、買い取ることになりますが、一般のユーザーさんがこれら業者さんを探して交渉するなんて出来ません。ここはやはり困った時の一括査定システムを利用しましょう。意外と需要があることに驚かれますよ、今までのように業者さんのいいなりにならなくても済みます。
でもやはりこれら業者さんの数も少ないので、一括査定システム会社さんも2社程度は利用して、なるべく幅広く需要を掘り起こしていきましょう。
でも程度的に良いものだったら、誰か知り合いに買ってもらうのがほんとは一番お得なんですが。
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