【最終更新日】2018/01/23

雪降ったらみんな車のワイパー立てるのは何で?不思議な光景

ああ、雪が降ってきた。そうするとみんないそいそと車に向かい一斉に立てるもの。それがワイパーです。笑

どうしてワイパーを立てるの?と聞いても帰ってくる答えは「ミンナソウシテイルカラ」とつれない返事。

なぜ雪降るとワイパーを立てる必要があるのか?これには大きく分けて2つの意味があるのですが、ただ他の人を真似してワイパー立てていたという人もいるので、やってはいけないことも併せて解説していきたいと思います。


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Contents

なぜ雪が降ったらワイパーを立てるのか?

snow-wiper2

それではワイパーを一斉に立てる日本人の本当の理由をご説明します。

ワイパーの凍結防止

1番の理由は何よりワイパーブレードとフロントガラスが凍り付き、動かなくなってしまうことを防ぐためといえるでしょう。

凍結してしまったワイパーを無理に剥がそうとするとワイパーのゴム部分は弱いですからボロボロになってしまい、ワイパーの鳴きや拭き取り時の水はけの悪さの原因になってしまいます。

ついワイパーを動かしてしまいがちですが、ヒーターなどで凍結が溶けるまで我慢しましょう。

ワイパーゴムはなるべく長寿命であってほしいですが、雪降るたびに1,000円前後するワイパーゴム変えてたらたまったもんじゃないですよね。笑

ワイパーにはそれ自体に耐久撥水効果を持つ商品もあります。これは手間いらずで大変便利なので私も愛用中です。

ガラコワイパーの評価は?フロントガラスがスッキリの噂は本当か?

リンク機構の保護

ワイパーを上げておくのはワイパーを動かしているモーター部分(リンク機構といいます)の保護という意味もあります。

ワイパーは4つのパーツから構成されていて、モーターの回転の力を水平方向に変換して左右に振ってます。とても繊細なので雪に圧迫されると痛めてしまうのです。

これらのパーツを修理、または交換となると車種にもよりますが大体1~3万ぐらいの修理費用がかかってしまいます。

ちなみに私の乗っている車の説明書には、雪の日はワイパーを上げておくようにと書かれていました。

その他の理由

上記2つが代表的な理由ですが、他にも雪かきをやりやすくするためや、自分の車を発見しやすくするため、さらに雪素人だと思われないため!?なんて理由もなかにはあるようです(笑)。

注意しないといけないケース

ワイパーについて、やってはいけないことがあります。

なんでもかんでもワイパーを上げれば良いというものでもなく、停車させておく時間や降る雪の量によってはワイパーを下げておく方が良い場合もあります。

なぜなら、ワイパーブレードが雪の重みで折れてしまうからです。

長時間停車や大雪の日などは車のルーフ部分に大量の雪が積もり、それがフロントガラス部分に落ちてきます。そんな時にワイパーブレードが上がった状態だと雪の重みで一発で折れます。

つまり上で挙げた「自分の車を発見できなくなるほどの雪が降りそうな時」は、むしろ立ててはいけないということになります。

日本の雪は水分が多く重いので雪の重みは想像以上です。スコップで雪かきすると非常に重いと思いますが、あれがか細いワイパーブレードを一撃でへし折ります。

特にフロントワイパーに比べてリアワイパーは貧弱です。雪の重みに耐えられるような設計ではありませんので注意して下さい。

例外のケース

海外ではサラサラのパウダースノーしか降らない国も多く、北欧では滅多にワイパーを立てることはないそうですね。

また、稀にワイパーを上げておくといたずらに遭うようですね。これはやめて頂きたい。そもそも雪被害とはなんの関係も無いですね。

車の凍る窓、どうしたものか…一発で効く方法とタブーな事は

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雪の日のワイパー上げ下げの結論

基本的には上げて(立てて)おく。大雪の日は下げておく。

これさえ覚えておけばOKです。言うまでもないことですが、フロントガラスに積もった雪を無理矢理ワイパーで払おうとするのは止めましょう。故障の原因になります。

しっかりと雪かき棒(無ければなんでも良い)で雪を払い、フロントガラスの氷が溶けたのを確認してからワイパーを動かしましょうね。その時もワイパーを上げておいたほうが作業が捗ります。

ワイパーだけではないですが、積雪のシーズンはなにかとトラブルが多いものです。正しい知識で快適冬ライフをお送りくださいね。

【特集記事】雪道と車の関係、ドライバーが知っておくべき事





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