これからお出かけ!さぁ交通状況でも調べるかと高速道路情報を見てみると、なんとチェーン規制が!
どうやら雪の影響でチェーン規制の発令となったようで、こんな時はチェーンが必要なのかどうか悩む人が多いのです。
そこで高速道路の雪によるチェーン規制では、チェーンは必要なのか調べてみました。
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チェーン規制のチェーンとはどんなものを指すのか?
まず一口にチェーンと言ってもいろいろな種類があります。金属製や非金属製などがあり、それぞれにメリット・デメリットがあるので、雪に対する各チェーンの特性ををよく理解して使わないといけません。
そしてチェーン規制といっても「冬タイヤ規制」というスタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)でクリアできるレベルのものから、チェーン装着車以外通行止めというハードなものまであり、これから走る予定の高速道路の発する警告をよく確認することが大切です。
チェーン装着車以外通行止め、即ち「全車両チェーン規制」は発令されるとスタッドレスタイヤを履いていても、その上からチェーンを巻く必要がある非常に強い規制です。
ただ、一般的にチェーン規制とはタイヤチェーンやスタッドレスタイヤのどちらかの装着で大丈夫ということが多いです。またその際、チェーンは4輪に巻くことができれば最高ですが、非常時は駆動輪だけでも良いでしょう。
チェーン規制のかかった高速道路をノーマルタイヤ(夏タイヤ)で走行すると?
雪を甘く見てはいけません。これくらいの雪なら大丈夫だろうとノーマルタイヤで高速道路に乗り込んだら、進むことはできても止まることができません。
低μ路(ツルツルの路面)などはブレーキを踏んでも車速を落とすまでに時間がかかり、制動距離がぐんと伸びます。普通の乾燥路に比べて普通の雪道で約3.2倍、ミラーバーンと呼ばれる最悪のツルツル路面だと、なんと8倍もの制動距離が必要になるのです!つまりいつもの車間距離の8倍もキープしながら走る必要があるのですね。
チェーン規制とは危険な状況だということを、ハンドルを握る私たちはキモに命じておく必要がありますね。
かつて存在したスパイクタイヤとは
かつて日本にはスパイクタイヤというものが存在しました。
これはタイヤに金属のビスのようなものが埋め込まれ、強力な氷を掴む力によってグリップを確保する最強のタイヤでしたが、雪や氷の無い路面をこのスパイクタイヤで走ると金属ビスと路面のアスファルトが激しく擦れ合い、路面は著しく損傷しスパイクタイヤの金属が摩耗して金属粉となって人体や動物の健康被害が出ました。これを理由に今は全面生産が禁止されています。
また、同じ理由で金属チェーンを撒いたタイヤで乾燥した路面を高速走行すると火花がちり大変危険です。グリップも確保できず路面も痛めてしまいます。
スパイクタイヤが禁止されたタイヤメーカーが、変わりに開発したのがスタッドレスタイヤだったのです。スタッドレスタイヤは特殊な柔らかいゴムによってグリップ力を確保し路面を傷付けない画期的なタイヤでした。スタッドレスタイヤは万能タイヤだったのです。
チェーン規制が発令されたらどうするか?
チェーン規制が発令された大抵の高速道路では各高速乗口で関門が設けられ、スタッドレスタイヤの有無やチェーンの有無を確認されます。問題なければ無事通過できます。
走行注意に発令されてしまったら、落ち着いてサービスエリアやパーキングエリアに車を止めてチェーンを巻きましょう。サービスエリアなどが近くに無いときは待避所に車を止めてチェーンを装着しましょう。
よく雪の降る地方などは、専用のチェーン脱着場があり看板が設置されています。
それと知っておいていただきたいのが、雪国では高速道路のトンネルを抜けると一気に雪景色ということがよく起こります。これはトンネルというものは山をくり抜いて作ったものであるため、山のこっちとあっちでは天候や気温がまるで違うということは別に珍しいことではないのです。
トンネルを抜けてパニックにならないためにも、怪しさを感じたら早めにチェーンを巻くなど対策を施しましょう。
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