【最終更新日】2017/10/06

スカイライン鉄仮面の隠れた魅力。今中古車を購入すると価格はいくら?

鉄仮面、なんだか物騒な名前です。

歴代スカイラインシリーズの中で最も角々した印象的な車、それが一部のファン達から未だに愛され続けている鉄仮面と呼ばれる車です。

今回は異色の存在となるスカイラインに迫ります。


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Contents

鉄仮面とは?

鉄仮面のことをお話しする前に、日産・スカイラインについて少しお話ししましょう。車好きの方ならば、誰しもが知っている車だと言えますね。

スカイラインは日産が製造・販売をしている車です。ボディタイプは2ドアクーペからSUVまで様々ありましたが、最もスカイラインをイメージするボディタイプは4ドアセダンでしょう。(2ドアクーペも多いでしょうが)

スカイラインという名前だけあって、一般的な車よりもスポーティーなものが多く、中でも高性能モデル”GT-R”は多くの車好きを魅了してきました。

 

代表的なものがC10型スカイライン、通称ハコスカGT-RやR32型スカイラインGT-Rですね。一部取り出してみましたが、名車が多すぎて困ります。

少し前置きが長くなりましたが、今回ピックアップするのは1981年から1985年まで生産されたR30型スカイライン。そのR30型スカイラインの高性能グレード”RS”の後期型モデルです。

細長いヘッドライトとラジエーターグリルレスのフロントフェイスから、鉄仮面と呼ばれています。

鉄仮面はGT-Rなの?

間違えている方がちらほらいるので説明しておきますが、鉄仮面はGT-Rではありません。

R30型スカイラインにRSグレードが追加された際に、GT-Rの再来だとは期待されたものの、搭載しているエンジンがFJ20E型であったため、日産はこれをGT-Rとは呼びませんでした。

なぜFJ20E型エンジンだとGT-Rではないのか。

それは、FJ20E型が水冷直列4気筒DOHC4バルブエンジンだからです。GT-Rを名乗るためには直列6気筒エンジンでないとダメだったんですね。

 

しかし、2000ccという排気量に直列4気筒エンジンの組み合わせは非常にバランスが良かったのです。その後、R30スカイラインはFJ20E型エンジンにターボチャージャー搭載したグレード”ターボRS”が追加。

最高出力は190馬力と、GT-Rも含めた過去のスカイラインよりもハイスペックな車となりました。キャッチコピーは「史上最高のスカイライン」。

過去のスカイラインは他社に「名ばかりのGTは道をあける」と揶揄されながらも、このR30型スカイラインでは汚名返上を果たしました。このハイスペックを武器に、日産はハコスカ以来となるレース活動に復帰しました。

日本中を沸かせたスカイライン・スーパーシルエット

ということで、鉄仮面は直列6気筒エンジンではなく直列4気筒エンジンなので、GT-Rを名乗ることはできません。しかし、過去のGT-Rと同等以上のパフォーマンスを発揮するRSは、高性能モデルのグレード名という意味では実質GT-Rですね。

わかりやすく説明するなら、スカイラインGT-Rの後期モデルというポジションの鉄仮面ですが、それだけ限定されているとなると、最終生産から既に30年以上経過すてる現在、中古の価格はどれほどになっているんでしょうか。

プレミア価格がついているのは間違いないですが、気になる方もいるでしょうから調べてみました。

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鉄仮面の現在の中古価格はいくら?

特徴的でありながらも完成されたスタイリング、過去のGT-Rを超えるハイパフォーマンス、そしてちょっと強面。そんな鉄仮面の現在の中古価格はいくらなんでしょうか。

インターネットで調べてみると、鉄仮面の中古価格は最安値120万円ということがわかりました。あれ? 名車であることは間違いないのですが、意外とお安いですね。

もちろん、120万円という価格は最安値であって、ばらつきはありますが、だいたい200万円から400万円ほどで販売されています。

 

レストアが済んでいるのかどうかで値段は大きく変わりますが、やはりスカイラインと言えばGT-Rというブランドがあるためか、GT-Rではない鉄仮面は、過去のGT-Rと比べると特別高いわけではないようです。

これは朗報ですね。鉄仮面が気になっている方は、これ以上値段が上がる前に購入しておくと良いかもしれません。

【特集】日産スカイラインGT-Rの軌跡。日本車のイメージを変え世界でゴジラと呼ばれた車





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