交通事故で相手保険会社の対応が悪い時に有効な禁断の方法
- 2018/4/4
- 自動車保険
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保険自由化になって久しく、現在損害保険会社の数は20数社もあり、わたしにも馴染みのない会社が幾つもあります。これだけあると、どこの保険会社を選んだらいいのか悩みますね。
昔はどの保険会社もみんな金太郎飴みたいに同じで、どこで入ってもさして問題は無かったのですが、今は保険会社によって対応が変わるため、慎重に選ぶ必要があります。面倒な時代になったものです。
今回は私達にとって良い保険会社とはどういうものかというテーマで、交通事故を起こした時の事を交え、ちょっと視点を変えて見ていきます。
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保険会社は2つに分けられる
保険会社は大まかに2つに分けられます。一つは昔からある代理店型と呼ばれるもの、もう一つはTVやラジオなどから流れてくるダイレクト型と呼ばれるものです。この二つを比べた時、安いのはダイレクト型と呼ばれる保険です。
なぜ安いかというと、代理店という物を通さない為、代理店手数料という物が掛からないのです。
新車ディーラー店や中古車店というのは典型的な代理店です。その他にも損害保険という物は自動車に限ったことではない為、個人向けには火災・地震・障害・旅行などの保険、法人向けには賠償責任・貨物・運送など多岐にわたっていますので、それらすべてを扱う保険専門代理店というものもあります。
これら保険代理店はユーザーとの間で契約を結べば、その契約に応じて保険手数料という物を保険会社から得ることになります。それが代理店の収益になります。一方通販型とかダイレクト型と呼ばれる保険会社にはそれは不要となります。これが安い秘密です。
ダイレクト型保険の特徴
敢えてダイレクト型保険の良い処、悪い処を勝手ながら述べさせていただくと、良い処は何と言っても先に述べたように保険料の安さです。細かい条件設定を行えばかなりの節約が期待できます。
もう一つ、とても親切です。電話などで申し込まれる時も、とても丁寧に女性の声でわかりやすく説明してくれます。中古車店の営業マンとは全然違います。でもこれは当然で、ダイレクトタイプの保険会社にとって、契約者であるユーザーとの接点は、ネットを別にすればここしかなく、ここに力を入れるのは当然でもあります。つまりこのタイプの保険会社にとって、契約時の親切とは会社の根幹でもあるのです。
被害者として泣き寝入りしないための禁断の方法
年末、忘年会のため国民宿舎で二部屋借りて麻雀大会を主催したのですが、その時話題に上がった中の一つがこの保険についてでした。それは最近保険会社との示談交渉がうまくいかないことが多くなった、ということです。これはその場にいた多くの人たちからの感想でした。
特に、こちらの過失が0または少ない場合特に問題となります、こちらの過失が少ない場合、つまりこちらが被害者側になったケースにおいて、相手となる加害者側の保険会社が余りに自分たち会社のルールをマニュアル通りに押し通してくるのには我慢できないということでした。
相手側の保険会社の示す条件について納得できずに抗議しても、「その条件ではこちらの被害者を納得させられない」と、いくら言っても動かなかったそうです。担当者のあまりにマニュアル的な対応に切れてしまい。ある方(仮にAさん)は禁断の方法を使ったという事です。それは被害者から相手加害者へのクレームです。通常、交渉は保険会社と行い、相手加害者と接触はしませんが、やむを得ません。
狙いは加入者から保険会社へのクレーム連絡をさせるためです。保険会社は交渉相手には意外と上から目線ですが、加入者からのクレームには弱いのです。想像するにAさんは「そちらの保険会社はあまりに不適切だ、保険会社と折り合わなければ残りはそちらで負担してもらいたい、そうでなければ示談に応じない」という内容を加害者に伝えたのでしょう。そうすれば加害者から保険会社に「示談交渉はどうなっているのだ」という連絡がいくだろうと予測しての行動です。
この手は個人向けのワザであり、被害者の代行をする保険代理店としてはあまり使いたくない手です。一応代理店として交渉したいのですが、どうしても出来ない場合は禁断の手として、いくつかの裏手を使います。わたしも中古車屋時代、身に覚えがないとは言えません。
上のAさんのケースでは、その結果狙いどうり相手側から保険会社へクレームが入ったようで、それから態度が変わり、交渉がスムーズにいったそうです。
契約者には親切だが、相手側には不親切というのがこの保険会社だと肝に銘じたようでした。まあすべてがそうだとは言えないでしょうが、みんなの意見をまとめると必ず出てくる保険会社の名前がありました(外資系です)。結果的に、この保険会社は契約者にとって良い保険会社とは言えないと思うのですが如何でしょうか。
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保険会社を選ぶ時に大切なこと
保険会社を選ぶ時は、契約者への対応も大事ですが、それ以上に相手側への対応も大事なのです、そうでないともめないでいいのに揉めることになります。いつまでも示談出来ずに、長引きます。
事故対応の良い保険会社というのは、自分にとってだけでなく相手側にとっても良い保険会社の事を言います。
保険会社を選ばれる時は、そういう口コミを参考にすることも大事だと思います。あと直接車屋さんの営業マンに聞けば、ダメな保険会社を一つ二つ挙げてくれるでしょう。こういう情報は狭い世界ですのですぐ回ってしまいます。
ただ、たまたま保険会社の担当者に、能力的な問題があっただけかもしれませんので、一概に決めつけることは出来ませんが、昔よりもめることが多くなっているのは確かなので、やはり保険会社の体質が今までと違うというのが正解でしょう。
保険会社を選ばれる時は、こういう事も頭の片隅に置いて選んでください。保険会社に全幅の信頼を寄せるのは間違っています。
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