ホンダs660に隠された本当のスペック、それはエモーショナルスペック

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現代に蘇ったビートの後継、ホンダ・S660(エスロクロクマル)。

2015年カー・オブ・ザ・イヤー2位に輝いたこのミニマムオープン2シーターは一体何が魅力なのか?どうしてみんなの心を熱くさせるのか?そんなホンダ・S660について独自の切り口で迫りたいと思います。


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S660は本当はみんなが乗ってみたいスポーツカーNo.1

ホンダ・S660は日本の軽自動車枠という特殊なカテゴリーから生まれた小さな宝物です。

カー・オブ・ザ・イヤーの頂点こそマツダ・ロードスターに譲りましたが、この車の魅力は投票なんかじゃ表せないほど個性的なものです。

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まず一目で分かるそのスタイリング。軽なのにオープンカーでミドシップ。私は初めてS660を見たとき、軽という縛りの中でよくぞあれだけのワクワクカンを詰め込んだものだと感心しました。

往年の名車ビートを髣髴とさせるホンダらしいミッドシップのスタイリングでありながら今の車ファンたちを納得させるエッジの効いたシャープ感。しかしオタク感は最小に抑えつつ誰もが振り向く面白車に昇華しました。

 

私は弱冠26歳でありながらS660の若き開発責任者である椋本 陵さんにスポーツで大きな功績を残した者に贈られる紫綬褒章を贈呈するべきだと思っています。なんせS660はピュアスポーツなんですから。

実際、モータージャーナリスト達や自動車出版業界の人達の多くはS660を支持しています。S660はビートと同様、日本の車のスポーツカー史に間違いなく残る車と言えるでしょう。

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S660の魅力とは

S660はある分かりやすい魅力があります。それは誰にでもある感情、特にいたずら心をくすぐるという魅力です。男は小さいころ、多くの人が遊園地のゴーカートに乗りたがったはずです。まだ免許も取れない年齢ですから本物の車は乗れなくても、ゴーカートだったら自らハンドルを操作できます。

これは男の子にとって衝撃ですよね。自分の思うがままに進む小さな車。そうです。生まれて初めて動物的なスピード欲と支配欲が満たされた瞬間なのです。それは凄く刺激的でハイリスクで心臓が高鳴ったに違いありません。車って、そんなドキドキを男に与えてくれるんですね。

 

S660は軽自動車ですから小さいです。そして大きな車よりも本能的に生命の危機を感じます。人は極限の状態やハイリスクな状況下では脳内で快楽物質ドーパミンが出てしまう生き物です。スズキ・カプチーノ、ダイハツ・コペンなんかも同じです。

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その刺激がより激しければ激しいほど、ドーパミンの量は増しあなたを爽快な世界に連れて行きます。そうです。S660の凄いところは何もターボエンジンとか足回りとかではなく(もちろんS660は超優秀で走りを高める上では大事な要素ですが)その無理やりなパッケージングにあったんです。

まさにエモーショナルスペック。「おお!面白そう!乗ってみて~!!」と無条件に思わせる感覚が全てと言えるクルマです。

S660から漂うのは小さくてピーキーで不便で危険だからこそ醸し出すスパイシーな香りです。まるで不便を楽しめ!とでも言われているようです(屋根は取り外し式って・・・笑)

 

ゴーカートだって絶対的なスピードは遅いです。でもむき出しのコックピットに荒々しいメカが男をヤル気にさせるのです。

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S660が変える日本のモーターワールド

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ビートの発売が終了してから20年の月日が流れました。今でも天気の良い神奈川県三浦半島や、箱根峠では大切に維持されているピカピカの赤や黄色のビート達がバイクのようなエキゾーストノートを響かせ、元気よく走っています。

そしてビートに乗るオーナーさんたちはみな楽しそうで、まるで子供のような顔をしています。恐らく遊び心いっぱいな方が多いのではないでしょうか?

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そしてその後を継ぐのはS660です。今から20年後、同じようによく晴れた景色の良い観光地にはどこからともなく現れたS660が元気に走っている姿を見ることができるでしょう。幸せそうなオーナーさんと一緒に。

 

そもそもS660計画スタート時、椋本陵ラージプロジェクトリーダーが目指した開発コンセプトは「ゆるスポーツ」だったそうです。つまりS660は当初走る楽しさだけを肩肘張らずに具現化したラフに楽しむみんなのスポーツカーという位置付けだったんですね。

ところが職人集団ホンダですからそうもいかなくて「うちで出すスポーツと名の付くクルマにゆるさなんていらない!!」とばかり他のエンジニアたちがS660をカッチリスポーツに仕上げてしまいました。(笑)この辺り、いかにもホンダらしいですね。

そうしてオープンカーのくせにバリバリの中身を持った本気クルマが誕生したのです。良いか悪いかは分かりませんが、おそらく先代のビートもそうした背景があったはずです。だからこそビートの作りは丁寧で限界こそありますが結果的に長持ちし、未だにオーナーさんたちに愛され楽しまれる道楽の一つに昇華できたのですね。

 

ホンダS660のような車を見ていると日本もまだまだ捨てたもんじゃないなと思わされます。このクールジャパンから生まれたSUSHI(寿司)のようなスモールスポーツを、海外の自動車ファンたちはどういった目で見ているのでしょうか?

「おお、フジヤマ、ゲイシャ、S660!」・・・なんて日がいつか来るのかもしれませんね。笑

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それまで私たちは、こうした車を創りだしたメーカーを支持し、ラブコールを送り続けましょう。買わなくても好きだという気持ちさえあればメーカーはそれを市場調査で汲み取り、シンボルとしていつまでも作ってくれます。

売れる大半の車はミニバンでも、男は心の底でS660やロードスターのような車に憧れています。車メーカーはその夢をいつまでも壊さないでいて欲しいと思います。

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